こんにちは!
本日は不定詞の続きです。
前回は不定詞の導入回として、名詞・形容詞・副詞とは何かについて説明しました。→前回のブログはこちら
今日は不定詞の名詞的用法について説明します!
【不定詞の名詞的用法】
不定詞の名詞的用法はどんな時に使うかというと、例えば。。
日本語で、「私は英語を話す」は”I speak English”ですよね。
では、「私は英語を話したい」と言いたい時はどうでしょうか。
こういう時、日本語では「話す」を「話したい」と語尾を変えるだけで大丈夫ですが。。
英語では文法上「話す事」を「したい」という形になります。
I want to speak English.
(S)(V) (O)
私は英語を話したい。(私は「英語を話すこと」をしたい)
動詞は「〜したい」の意味をもつ”want”です。
何が「したい」のか?を説明するのが目的語(O)です。
ここでは“to speak English”、「英語を話す事」が目的語です。
つまり上記の英文は「私は(I)/したい(want)/英語を話す事を(to speak English)」となるわけです。
上の例文の”to speak English”のように「To+動詞の原型」で、「〜すること」という名詞句を作るのが「不定詞の名詞的用法」です。
この”to speak English”というのは「名詞句」です。
前回のブログで説明した「名詞」と同じはたらきです。
名詞は「人」「物」などを表す言葉で、主語(S)・目的語(O)・補語(C)になれますね。
上の例では不定詞が名詞句をつくり、目的語(O)になっています。
※名詞句の「句」というのは、いくつかの単語が集まって一つの品詞になるものです。
ここではto/speak/Englishが集まって、、
“to speak English”という一つの名詞のはたらきをする「名詞句」になっています。
【主語(S)・目的語(O)・補語(C)になる不定詞の名詞的用法】
さて、先ほどの例では不定詞が目的語(O)として文の中ではたらいていましたが、
主語(S)や補語(C)になる例も見ていきましょう。
<主語(S)になる>
まずは不定詞が主語(S)になる例を見ていきましょう。
To play music is all of my life.
・・(S) (V) (C)
音楽を演奏することが私の人生の全てです
To eat delicious foods makes me happy.
・・・・(S) (V) (O) (C)
美味しいものを食べると幸せになります
(「美味しいものを食べること」が私を幸せにします)
<補語(C)になる>
次は補語(C)になる例です。
補語は主にbe動詞などの後ろに置かれて(S)=(C)になるのが特徴でしたね。
My hobby is to study history.
・(S) (V) (C)
私の趣味は歴史を学ぶことです。
さて、次は不定詞の作り方です。
次回「形容詞的用法」「副詞的用法」もやりますが、用法が違っても不定詞の作り方は全て一緒です。
時制が変わるときや助動詞を使うときはどうなるのでしょうか。
【不定詞の作り方】
不定詞は「to+動詞の原型」で作ることができます。
ここで注意するのは、toの後ろは必ず原型になることです。
I like to play soccer.
(S)(V) (O)
私はサッカーをすることが好きだ
じゃあ過去形にしたいときはどうしましょうか。
(V)の動詞を過去形にすれば良いのです。
I liked to play soccer.
(S)(V) (O)
私はサッカーをすることが好きだった
過去形だけでなく、時制を変えたいときは、不定詞の部分ではなくて(V)の部分を変えます。
たとえば、現在完了形の経験用法だったら以下のような感じです。
I have experienced to eat Hachi-no-ko.
(S) (V) (O)
私は蜂の子を食べたことがある。
(私は「蜂の子を食べること」を経験したことがある)
助動詞の文も同じように、不定詞部分はいじりません。
疑問文や否定文も(V)の部分を変えて、不定詞の部分はいじりません。
Does he like to play soccer?
・・(S)(V) (O)
彼はサッカーをするのが好きですか?
(彼は「サッカーをすること」が好きですか?)
次回以降、不定詞の形容詞的用法と副詞的用法について説明していきます!
それではまた!