月別アーカイブ: 2024年3月

こういう生徒さんはちょっと困った・・・というパターン

それは「他責」です。

 

もちろん、こちらもお金を取りますので

「金払ったんだから、さぁ、私の英語を伸ばしてよ!」

って気持ちはすごくよくわかるのですが・・・

 

これって、歯医者さんに通う患者さんと似たところがあります。

口腔ケアの8−9割は、自分の責任なんですよ

 

厳しいことを言うようですが、結局、英語も何かの薬を飲めば自動で思っていることを英語で言えるようになる

なんて技術がまだない以上

英語学習は、学習者の皆さんがご自身でやってもらうしかないのです。

 

金払ったんだからなんとかしてよ!

という方は、もちろん私たちは大人向けにお教えしてきたので、少数でしたが、その方達に不思議と共通するのが

こっちのアドバイスもほとんど聞かないのです。

 

私個人の方針として、本人が嫌なことは押し付けない。

頑張っていることを否定しない(それ意味ないよ、など言わない。そこは上から一刀両断するのではなく、ちゃんと話し合う)

 

そうやって積極的にご本人が取り組む学習を長い目でサポートして差し上げる。

生徒さんには、こちらのサービスを「上手く利用」して欲しいんです。

 

私は酒飲みですし、だいぶいい加減な人間ですが、英語学習に関してだけは自分も取り組みましたし、クラス授業ではなくほとんどマンツーマン、少人数クラスで21年間教えてきました。

埼玉生まれ埼玉育ち、留学も30超えて1年だけ、という割には通訳の仕事などもしていますし、今でも英語の学習をコツコツ続けていて英語はまぁ、そこそこには上手い方といって良いと思います。

自身が学習する、という覚悟がある方にとっては、きっと「使える」やつだと思います。

 

私たちは「叱らない」をモットーにしています。

というと、よくクスッと笑われますが、いや、英語好きで熱心な先生って、意外と生徒さんを厳しく叱ったしまうんですよ。

 

私はそういうのが嫌いなのですが、ただ、学んでもらう側にも、他責にせず自分が能動的に学ぶんだ、という姿勢がないとこれでは中々上手くいかないものです。

英会話は、本当に98%一人の時の伸びる

そういうものなのです。

 

外国人と話していれば自然とうまくなる、という方法だと膨大な時間がかかります。

子供ですら、まともに話し始めるのって、10歳くらいからではないでしょうか?

 

能動的に学ぶという姿勢で、是非とも我々を「うまく利用」してください。

 

TOEICってやってもしゃべれないじゃん!に対する反論

TOEICってしゃべれないじゃないですか。

と何度言われたかわかりません。でもですね…

 

TOEICって700-800点取ってやっと「基礎が完成」

だからしゃべれないのであって、TOEIC500点くらいしか取れないけど英語話すのはめちゃ上手い!なんて人見たことないですね。

 

また、TOEICは私の話したい英語じゃない,ってのも良く聞きますが、invoice, discuss, water faucet, hallway, fill out とかって、何かのジャンルに特化した語というよりも、日常生活に出てくる英単語なのでは?

 

多分ビジネスの英語、というイメージからそう想像してるんだろうけど、そもそもビジネス英語なんてあるのか?と少し疑問にも思ってます。

結局「話せれば」ビジネス出来るわけだし、細かいニュアンスなんかよりもっと大事なのは「attitude(態度)」

 

たとえば、That’s too bad はちょっと軽い、とはいえ心から相手の悪い状況を悼む表情、しぐさ、声のトーンでいえば,それを失礼だなんて思う人はほとんどいないでしょう。

 

むしろちゃんとしたビジネス英語は、TOEICで高得点取って「基礎ができてから」学んだ方が効率良くないでしょうか?

僕なんかいまだに To whom it may concern 、ググらないと自信ないですし、基礎もできていない時にそんな長ったらしい英語やwouldだのcouldだの使いこなせるとは思いません。

 

TOEIC?文法でしょ?と言われることもあります。

でも文法問題はたったの15%。

 

TOEICは「速読力の基礎」がつけられるテストです。

速読力,めっちゃ大事ですよ。リスニングも読めないものは聞こえないですし。

 

初心者があれだけの量の英語を2時間聞いて読んで、設問に8割答えられるようになったら、そりゃ間違いなく「あ、英語なんとかできるかも」って光明見えますよ。

しかもやってみると,意外と誰でも出来るものです。

 

そうなったら、もっと正確さを追求したり、動画見たり新聞読んだり外国人の恋人作ったり、が有効になってきます。

ネイティブと会話し始めるのも、こうやってある程度上達してからが良い、という外国語上級者のアドバイスもしばしば目にします。

 

つまり、TOEIC高得点は、キッズリターンでいうところの「まだ始まってもいねーよ」

これから楽しくやれるのです。

 

もちろんTOEICだけが基礎をつける道ではないけども、どの道基礎がないといつまでも語学は苦痛なんだし、そう思えば履歴書にも書けるし、毎月やってるのでTOEICをまずは半年から一年くらいでなんとかしてしまうのが良い、と僕は思います。

60超えた父でも1年で海外研修、英語でコンサルができるようになった方法

父はパン屋であり、従業員もそこそこ抱え、カリフォルニアレーズン協会など海外のコンサルタント(商品開発や運営など)もしていました。

 

若い頃から努力家で、英字新聞が一番安上がりで、効果のある学習法だ、と聞くと辞書を引きながらほぼ毎朝かかさずに読む。

そんな父でしたが、ところが、実際の英語力はどうか?

というと、なかなか上がらず、といったところでした。

 

2012年、1年のアメリカ留学から帰ってきて、どうせ暇なら、英語を教えてみないか?

と言われ、週に3回ほど、集中的に英語を教えました。

 

そうして、1年ほどで、海外の案件も一人だけで通訳なしで問題なくできるようになったのです。

 

まずお伝えしないといけないのは、ものすごくペラペラになった、というわけではありません。

そもそも私(パン屋の英会話教室Leon 校長 横山礼恩)自体、もう21年英語を教え、12年前にはアメリカ留学もし、通訳などもやってはいますが

だからと言って、ネイティブと間違われるほどしゃべれる、というわけではないのです。

 

大人になってから外国語をやるときに大事なポイントは

「大人になってしまったら、ネイティブになることはない」

これはとっても大切なことです。

 

例えば、他の言語を学んだとして、そこまで完璧を目指すでしょうか?

ちょっとしゃべれたら、絶対に褒められるはずです。

それで満足するのに、こと英語になると何故かみんな、自分への点数が辛くなりネイティブレベルを目指したくなってしまうのです。

 

もう一度言いますが、どんなに頑張ってもネイティブレベルにはなれません。

でも、英語で意思疎通ができて、仕事もできれば、そのあと楽しく飲みに行ったりできますし

このレベルには十分になれます。

 

父も1年ほどでそのレベルに達しました(実質僕が週3で教えたのは3ヶ月ほど、あとは10日に一度ほど、英語で会話したり学習法に少しアドバイスするくらいでした)

 

じゃぁ、何をやったら、何十年も独学で英字新聞をコツコツやっても一向に上手くならなかった英語が上達したのか?

 

「英語の基礎文法」

 

これに尽きます。

 

英語は語順の言語なので、それを間違うと驚くくらいに通じないのです。

とはいえ、ここは集中すれば3ヶ月もあれば十分マスターできます。

 

ゆるゆるやっても半年

一年あれば、めちゃくちゃ余裕です。

 

こちらに語順に関する英文法(会話のために必要最低限にまで削った英文法)をまとめてあるので、良かったらクリックして読み流してみてください。

 

何事も、基礎がないといつまでも、つまづいたままです。

 

外国語を「しゃべれるようになる」には(これって大事ですよね?点数だけ取れてしゃべれないのは辛い)

 

「その言語が何を言っているのか理解する」

ことの繰り返しでしかありません。

 

それだけ?って思うかもしれませんが、本当に、要はこれをたくさんやるだけです。

ところが、その「理解する」が、基礎文法が怪しいままだと、いつまでも単語からなんとなく類推するだけで、正確に「理解する」ことができないのです。

 

文章が長くなると特にお手上げです。

 

私自身、英語が苦手で大学受験を3浪もしましたが、やっと念願の早大に合格できたきっかけは、間違いなく

「語順に関する英文法」

をちゃんと学んだからです。

 

そこから、暗号の羅列にしか見えなかった英語が、ちゃんとクリアに形となって見えてくるようになりました。

大人になってから、英会話に取り組むならば、まずは「語順に関する英文法」をやってしまうことを強くお勧めします。