不定詞導入回 〜名詞・形容詞・副詞とは何か〜


こんにちは、Shotaです!

本日も文法について説明しますね!

今回・次回のテーマは不定詞です。
学校では「To不定詞」などと呼んでいたと思います。

形は簡単です。「To+動詞の原型」 これだけです。
なので不定詞の文を作ること自体はそんなに難しくありません。

ただ、不定詞には名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法の3つがあります。
To不定詞の部分がそれぞれ「名詞」「形容詞」「副詞」の役割をするわけです。

不定詞が苦手な方は、「名詞」「形容詞」「副詞」がそもそも何かわかっていない方がほとんどです。
なので不定詞の導入回として、今回は「名詞」「形容詞」「副詞」について説明します!

 


【名詞】

名詞といえば、apple, cat, pen, letter,などの物質やI, He, They, John, Mike, Mr. Trumpなどの代名詞などが出てくると思います。

これらは主語S、目的語O、補語Cになれます。

I like cats.
(S) (V) (O)

He is John.
(S) (V) (C)

上の例で言ったら、太字のI, cats, He, Johnが名詞ですね。
“like”や”is”は”動詞”です。

さて、名詞はわかりやすいと思いますが、形容詞と副詞ってなんとなくピンとこない方が多いと思います。
形容詞と副詞は「修飾語」です。何か他の言葉にくっついて効力を発揮します。

 


【形容詞】

形容詞は2つの用法があります。

1、名詞を修飾する
2、SVCのCになる

まず1の「名詞を修飾する」形容詞です。

<名詞を修飾する形容詞>

He has a nice watch.
(S) (V)   (O)
彼は良い時計を持っている。

上の例では形容詞niceが名詞watchを修飾し、「ただの時計」ではなく「良い時計」となっています。
beautiful mountain” なら「ただの山」ではなく「美しい山」
tall man” なら「ただの男」ではなく「背の高い男」 といった具合です。

次に「SVCのCになる」形容詞です。

<SVCのCになる形容詞>

She is beautiful.
(S) (V) (C)
彼女は美しい

上の例のように、この用法では主語の性質を表します。
さっきの名詞を修飾する際の例”He has a nice watch”も、この用法で書き換えることができます。

His watch is nice.
・・(S)  (V) (C)
彼の時計は良い。

 


【副詞】

副詞はこれだけ覚えてください。
「副詞は名詞以外を修飾する」これだけです。

名詞以外ってなんだよ、はっきりしろよと思うかもしれません。
例を挙げると、名詞以外とは「動詞」「形容詞」「副詞」「文や節全体」などです。
ほんとに名詞以外何でも修飾します。つまりマルチプレイヤーですね。

品詞分解するときは、副詞は( )で囲みます。

She is (so) beautiful. 彼女はとても美しい。
(S) (V)    (C)

“beautiful”という形容詞を副詞”so”が修飾し「とても美しい」という意味になっています。

Thank you (very much). 誠にありがとうございます。
(V)  (O)

Thankは”Thank 人”で「誰々に感謝する」という動詞です。
副詞句”very much”「とても」が動詞”thank”「感謝する」を修飾し、「あなたにとても感謝します」という意味になります。

 


次回は不定詞の「名詞的」「形容詞的」「副詞的」のついた各用法について説明します!

それでは皆様、良い週末を!