父はパン屋であり、従業員もそこそこ抱え、カリフォルニアレーズン協会など海外のコンサルタント(商品開発や運営など)もしていました。
若い頃から努力家で、英字新聞が一番安上がりで、効果のある学習法だ、と聞くと辞書を引きながらほぼ毎朝かかさずに読む。
そんな父でしたが、ところが、実際の英語力はどうか?
というと、なかなか上がらず、といったところでした。
2012年、1年のアメリカ留学から帰ってきて、どうせ暇なら、英語を教えてみないか?
と言われ、週に3回ほど、集中的に英語を教えました。
そうして、1年ほどで、海外の案件も一人だけで通訳なしで問題なくできるようになったのです。
まずお伝えしないといけないのは、ものすごくペラペラになった、というわけではありません。
そもそも私(パン屋の英会話教室Leon 校長 横山礼恩)自体、もう21年英語を教え、12年前にはアメリカ留学もし、通訳などもやってはいますが
だからと言って、ネイティブと間違われるほどしゃべれる、というわけではないのです。
大人になってから外国語をやるときに大事なポイントは
「大人になってしまったら、ネイティブになることはない」
これはとっても大切なことです。
例えば、他の言語を学んだとして、そこまで完璧を目指すでしょうか?
ちょっとしゃべれたら、絶対に褒められるはずです。
それで満足するのに、こと英語になると何故かみんな、自分への点数が辛くなりネイティブレベルを目指したくなってしまうのです。
もう一度言いますが、どんなに頑張ってもネイティブレベルにはなれません。
でも、英語で意思疎通ができて、仕事もできれば、そのあと楽しく飲みに行ったりできますし
このレベルには十分になれます。
父も1年ほどでそのレベルに達しました(実質僕が週3で教えたのは3ヶ月ほど、あとは10日に一度ほど、英語で会話したり学習法に少しアドバイスするくらいでした)
じゃぁ、何をやったら、何十年も独学で英字新聞をコツコツやっても一向に上手くならなかった英語が上達したのか?
「英語の基礎文法」
これに尽きます。
英語は語順の言語なので、それを間違うと驚くくらいに通じないのです。
とはいえ、ここは集中すれば3ヶ月もあれば十分マスターできます。
ゆるゆるやっても半年
一年あれば、めちゃくちゃ余裕です。
こちらに語順に関する英文法(会話のために必要最低限にまで削った英文法)をまとめてあるので、良かったらクリックして読み流してみてください。
何事も、基礎がないといつまでも、つまづいたままです。
外国語を「しゃべれるようになる」には(これって大事ですよね?点数だけ取れてしゃべれないのは辛い)
「その言語が何を言っているのか理解する」
ことの繰り返しでしかありません。
それだけ?って思うかもしれませんが、本当に、要はこれをたくさんやるだけです。
ところが、その「理解する」が、基礎文法が怪しいままだと、いつまでも単語からなんとなく類推するだけで、正確に「理解する」ことができないのです。
文章が長くなると特にお手上げです。
私自身、英語が苦手で大学受験を3浪もしましたが、やっと念願の早大に合格できたきっかけは、間違いなく
「語順に関する英文法」
をちゃんと学んだからです。
そこから、暗号の羅列にしか見えなかった英語が、ちゃんとクリアに形となって見えてくるようになりました。
大人になってから、英会話に取り組むならば、まずは「語順に関する英文法」をやってしまうことを強くお勧めします。