月別アーカイブ: 2022年3月

【英検1級合格への道: 筆記「英作文問題」の攻略】

こんにちは、岩田です。

今年1月に英検1級の1次試験を受けて、落ちました。しかし、6月にふたたび行われる試験に向けてがんばろうと思います。

1次試験は下記の問題構成となっています。


大問1 短文の空所補充問題(語彙問題)
大問2 長文の空所補充問題
大問3 長文の内容一致問題(大問1〜3の配点850点)
そして大問4が「英作文問題」(配点850点)
あとはリスニング問題(配点850点)

一次試験の合格点は2550点満点中2028点以上。なので、大問1〜3のリーディング、英作文、リスニングそれぞれで676点ずつとれば、合格点の2028点をとることができます。

ところで、上記の問題構成からわかるように「英作文」の比率が高いです。

その「英作文」問題は以下の通り。

・Write an essay on the given TOPIC
・Give THREE reasons to support your answer
・Structure: Introduction, main body, and conclusion
・Suggested length: 200-240 words

TOPIC
Will societies with low birthrates face a crisis in the future?

・与えられたテーマについてエッセイを書きなさい
・あなたの答えを支持する三つの理由を挙げなさい
・構成:導入、本論、結論
・推奨される長さ:200〜240語

私の「英作文」の点数は正答率72%の644点でした。

ここで、合格圏内の676点以上とれなかったことが私の敗因のひとつで、次回の6月の試験では700点を目指していきたいと思います。

そこで、学習書『英検1級 面接大特訓』を参考に、英作文は本書に書かれていた下記の英文表現を定型にしようと思います。

●Introduction 導入
There have been a lot of discussions and debates about
what role Japan has to play as a member of the international community.
I think that Japan should play a bigger part in international affairs for the following three reasons.

●Main body 本論
First,—.
Second,—.
And finally,—.

●Conclusion 結論
In conclusion, for the three reasons mentioned above, A, B and C, I believe that
Japan should play a bigger role in international affairs.

「導入」と「結論」は凝らずに、ほぼこのままの形で、「本論」部分の作成を力を入れる、と。本論部分をつくる勉強は前述した『英検1級 面接大特訓』と『英検1級 最短合格! 英作文問題完全制覇』を前回同様使っていきます。

本日は岩田がお送りしました。

【『TOEIC L&Rテスト 精選模試【総合】』の特典音声「Part 2の設問と正解だけの応答音声」がいい】

こんばんは、岩田です。

TOEIC L&Rの本番を今週末にひかえ、何度も繰り返し復習しているのが前回も紹介した『TOEIC L&Rテスト 精選模試【総合】』。本書はテスト2回分200問が収録されています。

で、本書はMP3形式で公式サイトから音声をダウンロードできるようになっているのですが、その中で、「Part 2の設問と正解だけの応答音声」だけを収録した特典音声があって、これがかなり直前対策として使えます。

ちなみにPart 2は「応答問題」で、「問いかけ、または発言に対する応答として最も適切なものを、読み上げられる(A)〜(C)の中から1つ選ぶ」、といった問題です。

もちろん通常の音声では、不正解の選択肢も読み上げられるのですが、この特典音声では、「問いかけ、または発言と、その答えとなる選択肢の応対」のみが収録されていて、これを聴き続けることによって、Part 2特有の「ひねくれた正解パターン」がわかってくるようになります。

このひねくれた正解パターンというのは、問いかけに対して、ストレートに答えてくれない問題です。
例えば、本書のTEST 1 問14の

「When will Dr. Kenner fly in from London? ケナー博士はいつロンドンから到着しますか?」
※「fly in 飛行機で到着する」

正解は「(B)Within the next few days あと数日以内に」

が「when」に対して、「within the next few days」が解答のストレートに時を答えている問題で、

次の問15の

「Should we take a taxi to the rasraurant, or can we walk from here? レストランまでタクシーに乗ったほうがいいでしょうか、それともここから歩いて行けますか?」

正解は「(C)It’s only a few blocks away ほんの数ブロック先ですよ」

の「It’s only a few blocks away」だから、「タクシーではなく「歩いて行きましょう」と間接的に答えている問題がひねくれた正解パターンです。

で、これをリズムよく、得点音声の「設問と正解だけの応答音声」を聴いていくと、「こういうひねくれたパターンがあるのか」とよりポイントがつかめるようになります。

例えば、他のひねくれたパターンは、

TEST 1 問18
「Who’s participating in the computer workshop? コンピュータのワークショップに参加するのはだれですか?」

正解は「(C)Here’s the sign-up list これが申込リストです」
※「sign-up 登録、申込」

問23
「Excuse me, where I can find the sports editor’s office? すみません、スポーツ担当編集者のオフィスはどこにありますか?」

正解は「(A)This is my first day working here 私は今日が勤務初日なのです」

問26
「When is the next phase of the research set to begin? 研究の次の段階はいつ始まることになっていますか?」
※「be set to… …することになっている」

正解は「(C)We haven’t secured our funding 資金が確保できていません」
※「secure… …を確保する」

問29
「What location was chosen for the company retreat? 社員旅行にはどの場所が選ばれましたか?」
※「company retreat 社員旅行」

正解は「(C)Didn’t you read the memo this morning? 今朝の社内通知を読まなかったのですか?」
※「memo 社内通知」

「問23」では「勤務初日だから知らない」とか、「問26」では「資金が確保できてないから今決めるのはムリ」とかまできちんと答えてくれよ!! と思ったり。

「問29」では「社内通知を読め」ではなく、知っているんだろうから場所を答えてくれよ!!(笑)とか思ってしまうんですが、でも、これらのひねくれた問題にいかに答えられるかが、Part 2で高得点をとれるかどうかの分岐点ですので、この特典音声を何度も聴いて傾向をつかんでおくことで、だいぶ本番に備えることができると思います。

なので、ぜひこちらの音声も使って勉強されることをオススメします。

本日は岩田がお送りしました。

【『TOEIC L&Rテスト 精選模試【総合】』を使った効果的な勉強法】

こんにちは、岩田です。

TOEICのオススメの学習書のひとつが、『TOEIC L&Rテスト 精選模試【総合】』です。本書はテスト2回分200問が収録されています。

で、こういった学習書で「どんな感じに勉強すればいいの?」となると思うんですが、これはシンプルに「本書に書かれた通りの勉強法で取り組む」のが一番いいと思います。ほとんどの学習書で、「本書の効果的な学習法」みたいなページがあって、しっかり書かれていますが、でもこれをそのまま実行している人はほとんどいないのでは? と思います。

本書にはこのように書かれています。

1.模試を解く

2.答え合わせ
正答した問題も含めて解説を読み、正解の根拠や言い換え表現などを確認する。

3.本文・スクリプトの確認
和訳と語注を参考に、本文・スクリプト全体の内容を確認し、意味のわからない部分がないようにする。

4.音声の確認(リスニング)
スクリプトを見ながら音声を聞き、「文字」と「音」の情報を一致させる。単語同士の音のつながり、語尾の音の脱落など、実際にどのように発音されるかに注意。

5.音読トレーニング
音声をお手本に、スクリプトを声に出して読み、英語のリズムを体に染み込ませる。慣れてきたら、リーディングの問題文の音読にも挑戦する。音声と同じスピードでスムーズに読めるようになるまで何度も繰り返す。

6.解き直し
一度解いた問題を「1週間後→1カ月後→試験直前」など、日を空けて何度も解き直す。どの問題も迷わず正解できるようになるまで繰り返すことが大切。答えを覚えてしまっている場合は、なぜ正解になるのかを頭の中で解凍する

「2.答え合わせ」では、本文の「dispatch one of my drivers」が選択肢では「send out a driver」と言い換えられている、とひとつひとつ確認するのが大事です。

「4.音声の確認(リスニング)」では、「英語の音が変化する下記のルール」を意識しながら取り組んだり。

1.短縮(you’re→ヤー)
2.連結(un umbrella→アナンブレラ)
3.脱落(right door→ライ(ト)ドア)
4.同化(Can I→キャナイ)
5.弱形(a price→(小さい「ア」)プライス
6.「ら行」化(better→ベラー)
⁡—

「5.音読トレーニング」は、これまた本書に書かれている「Part 3・4のトレーニング」方法が役に立ちます。

・スクリプトを見ながら会話・トークの音声を1文ずつ聞き、リピートする
→スクリプトを見ながら、音声と同時に声に出す(オーバーラッピング)
→スクリプトを見ながら、音声が聞こえた直後に少し遅れて声に出す(シャドーイング)
※何も見ずにすべてシャドーイングできるようになるまで練習

この特に「シャドーイング」をおこなって、しかも「何も見ずにすべてシャドーイングできるようになるまで練習」するのが、私がリスニングで一番飛躍できた練習法でした。これは本当に負荷がかかりますが、この練習法が必ず伸びると断言できます。なので、「何冊も学習書をやるより、この1冊に絞って、上記の練習法通りに徹底的にやる」、このやり方をオススメします。

本日は岩田がお送りしました。

【TOEIC L&Rの「アビリティーズメジャード・項目別正答率」の見方】

こんばんは、岩田です。

TOEICを受けると、テスト結果である「Official Score Certificate(公式認定証)」が郵送で届くのですが、この用紙で、今後の復習対策で見るべきは、「ABILITIES MEASURED(アビリティーズメジャード・項目別正答率)」の個所です。

リスニングとリーディングセクションの項目ごとにどのくらい自分がとれたかがパーセンテージで表示され、これをチェックすると自分がどこが弱点なのかがわかります。

ただ、各項目がどのPartを指しているのかが書いていないので、わからないんですよね。なので、下に各項目がどのPartにあたるのかまとめてみました。
さらに弱点も。


「ABILITIES MEASURED(アビリティーズメジャード・項目別正答率)」の見方

●Listening
・項目1
「短い会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる」
→Part1, Part2(の答えが明記されておらず推測が必要な問題の正解率)
→遠回しな言い方を瞬時に把握するのが苦手

・項目2
「長めの会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる」
→Part3, Part4(の推測が必要な問題の正解率)
→長めの会話の概要をつかんだり、遠回しな言い方を瞬時に把握するのが苦手

・項目3
「短い会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細に理解できる」
→Part1, Part2(のストレートに答えが書いてある問題の正解率)
→正解の根拠をピンポイントに聞き取るのが苦手

・項目4
「長めの会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細に理解できる」
→Part3, Part4(のストレートに答えが書いてある問題の正解率)
→長めの文を集中して正解の根拠をピンポイントに聞き取るのが苦手

・項目5
「フレーズや文から話し手の目的や暗示されている意味が理解できる」
→Part1〜Part4(の推測が必要な問題 ※セリフから推測させる問題含む)
→遠回しな言い方を瞬時に把握するのが苦手

●Reading
・項目1
「文書の中の情報をもとに推測できる」
→Part7(の推測が必要な問題の正解率)
→文書の大意・テーマを把握するのが苦手

・項目2
「文書の中の具体的な情報を見つけて理解できる」
→Part7(のストレートに答えが書いてある問題の正解率)
→長い文章の中で、正解の根拠をピンポイントに拾うのが苦手

・項目3
「ひとつの文書の中でまたは複数の文書間で散りばめられた情報を関連付けることができる」
→Part6, Part7(のストレートに答えが書いてあるけれど複数個所を照らし合わせる必要がある問題・推測が必要な問題の正解率 ※文挿入問題含む)
→Part7の複数個所を照らし合わせるのが苦手

・項目4
「語彙が理解できる」
→Part5〜Part7(※Part7の語彙言い換え問題も含まれている)
→語彙不足

・項目5
「文法が理解できる」
→Part5, 6
→文法力不足

これを照らし合わせることによって、「自分は語彙力がまだ足りないんだな」「Part6とPart7の複数個所を照らし合わせる必要がある問題が苦手なんだな」とわかり、そこを強化するための勉強を行うことができるようになります。ぜひ、参考にしてみてください。

本日は岩田がお送りしました。