こんばんは、岩田です。
TOEIC L&Rで、超初心者レベルから600点を目標とする方にとってのいい本はないかと探していた時に出会ったのがこれです。
『ゼロからのTOEIC L&Rテスト 600点全パート講義(和久健司・著/the japan times出版)』
(2020年3月5日 初版発行)
「本書は、初めてTOEIC L&Rテストを受ける人や、スコアが伸び悩んでいる人向けに、スコア600を最短距離で取るための構成になっています」
と謳っていて、本当にそのためのテクニックが紹介されていてよいです。
たとえば、Part 2の「応答問題」では、「質問に出てきた同じ音・似た音の単語が選択肢に入っていたら、それはひっかけ」など。
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What time does the “bank” open?
(A) He isn’t a “banker.”
(B) Yes, I went to the ATM.
(C) Maybe 9 A.M.
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質問の「bank」の似た音の「banker」が入っている(A)はひっかけなので不正解。
また、「連想される単語を使っているものもひっかけ」と。
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What time does the “bank” open?
(A) He isn’t a banker.
(B) Yes, I went to the “ATM.”
(C) Maybe 9 A.M.
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「bank 銀行」から連想される「ATM」というワードが入っている時点でひっかけなので不正解と。
この方法だと、消去法で答えの(C)を導き出せます。
もちろん、こういった問題に答えるテクニックのみならず、「そもそもTOEICとは何ぞや」、「TOEICの申し込み方法と試験日の流れ」、といった解説も丁寧に紹介されています。
で、本書の何が特にいいかというと、「Part 1は長い時間をかけて極めても、その効果は最大6問なので、対策しなくてよし」とか、「Part 7は、600点を狙うのであれば、終わらなくてもOKです」などど、と、600点という目標達成のために切るところは切っているところです。
ここは私もまさに同意見で、600点を取る段階では、全部を解こうとして、時間をかければ解けていたPart 5などの問題を取りこぼす方がもったいないです。ならば、Part 7の最後の方の問題を犠牲にしても、取れるところを確実に取ったほうがいいです。
たとえ、 Part 7の終わりの方の問題が20問くらいできないとしても、それまでの問題が完全に解けていたら900点近く取れます。実際、私が時間内に余裕をもって解けるようになったのは、950点を超えてからです。
本書はとにかく600点突破を目標としている方々にオススメです。
本日は岩田がお送りしました。