月別アーカイブ: 2022年1月

【ゼロからTOEIC L&R 600点を狙うのにオススメの本】

こんばんは、岩田です。

TOEIC L&Rで、超初心者レベルから600点を目標とする方にとってのいい本はないかと探していた時に出会ったのがこれです。

『ゼロからのTOEIC L&Rテスト 600点全パート講義(和久健司・著/the japan times出版)』
(2020年3月5日 初版発行)

「本書は、初めてTOEIC L&Rテストを受ける人や、スコアが伸び悩んでいる人向けに、スコア600を最短距離で取るための構成になっています」
と謳っていて、本当にそのためのテクニックが紹介されていてよいです。

たとえば、Part 2の「応答問題」では、「質問に出てきた同じ音・似た音の単語が選択肢に入っていたら、それはひっかけ」など。

What time does the “bank” open?
(A) He isn’t a “banker.”
(B) Yes, I went to the ATM.
(C) Maybe 9 A.M.

質問の「bank」の似た音の「banker」が入っている(A)はひっかけなので不正解。

また、「連想される単語を使っているものもひっかけ」と。

What time does the “bank” open?
(A) He isn’t a banker.
(B) Yes, I went to the “ATM.”
(C) Maybe 9 A.M.

「bank 銀行」から連想される「ATM」というワードが入っている時点でひっかけなので不正解と。

この方法だと、消去法で答えの(C)を導き出せます。

もちろん、こういった問題に答えるテクニックのみならず、「そもそもTOEICとは何ぞや」、「TOEICの申し込み方法と試験日の流れ」、といった解説も丁寧に紹介されています。

で、本書の何が特にいいかというと、「Part 1は長い時間をかけて極めても、その効果は最大6問なので、対策しなくてよし」とか、「Part 7は、600点を狙うのであれば、終わらなくてもOKです」などど、と、600点という目標達成のために切るところは切っているところです。

ここは私もまさに同意見で、600点を取る段階では、全部を解こうとして、時間をかければ解けていたPart 5などの問題を取りこぼす方がもったいないです。ならば、Part 7の最後の方の問題を犠牲にしても、取れるところを確実に取ったほうがいいです。

たとえ、 Part 7の終わりの方の問題が20問くらいできないとしても、それまでの問題が完全に解けていたら900点近く取れます。実際、私が時間内に余裕をもって解けるようになったのは、950点を超えてからです。

本書はとにかく600点突破を目標としている方々にオススメです。

本日は岩田がお送りしました。

【人工知能が英語の発音矯正してくれるアプリ『ELSA Speak(エルサスピーク)』をふたたびはじめる】

こんばんは、岩田です。

以前も紹介したことがあるのですが、ふたたび『ELSA Speak(エルサスピーク)』のお話を。

『ELSA Speak(エルサスピーク)』

『ELSA Speak』とは、「AI(人工知能)」がユーザーの英語の発音を聞き取って問題点を分析してくれる米国サンフランシスコ発のアプリです。

「ELSA」とは「English Learning Speech Assistant」のこと。

1単語の発音から会話スタイルのフレーズまで、ネイティブスピーカーの発音を聞いた後に、スマホのマイクに自分の英語を吹き込むと、AIコーチが、ユーザーの「発音」「強勢アクセント」「イントネーション」「滑らかさ」を軸にスコアを算出。さらには、改善するためのアドバイスを提供してくれます。

この『ELSA Speak』のいいところは、まず、初回起動時に簡単な発音の査定テストを受けます。そこで、自身の発音力が測定され、個々人に最適な難易度のレッスンメニューを作成してくれるところ。

そして、毎日決まった時間に通知が来て、10分程度のレッスンを行うよう、うながしてくれます。

さらには、マイクに吹き込んだ単語や英文は細かく色分け表示されて、どの部分が正しく発音できて、どの部分がイマイチだったのかがひと目でわかるようになっています。

マイクに吹き込んだ自分の音声は自動的に録音されて、その音声を聞けるところもグッド!!

『ELSA Speak』は有料で、料金は、今現在は年間会員4,720円、3カ月会員1,950円となっています。

ただ、今年の2月から7月にかけてやり続けていたのですが、そのままになってしまっていて……。しかし、やはり発音がうまくなりたいのと、英検の勉強にもいいかなとふたたびやり始めました。年間会員を購入して。

で、今までやってきた感想として、やはりこれだけでは発音改善は厳しいということです。元々の発声が正しくないと、いつまでたっても同じ個所を間違えることになります(私がそうでした)。

そこで私がやったのは、英語発音矯正のための本で勉強するといったことです。

何冊か試してみていいなと思ったのが、『英語舌のつくり方』(野中泉・著)です。

本書は、「かぎりなくネイティブの発音に近づけるためのテクニック」が紹介されていて、解説もとってもわかりやすいです。これで弱点を補いつつ、『ELSA Speak』を続けていったところ、現在発音レベルが88%までいくようになりました。

『ELSA Speak』は一週間のフリートライアルも利用できるので、書籍『英語舌のつくり方』とともにぜひお試ししてみてください。

本日は岩田がお送りしました。

【『はじめての TOEIC L&R テスト 全パート総合対策』の増補改訂版登場! 旧書との違い】

こんにちは、岩田です。

何度かご紹介していますが、TOEIC L&R の初心者用の本を物色していて「これしかない!!」と思っているのがこの本です。

『はじめての TOEIC L&R テスト 全パート総合対策(塚田幸光・著/アスク出版)』

本書のターゲットは、「はじめて受験する人」「600点クリアを目指す人」「何から勉強をはじめていいのかかわからない人」のための本と謳われています。

本書が素晴らしいのは、「攻略テクニック」はもちろんなのですが、「TOEICってそもそも何?」から、TOEICの申込方法、試験日当日の会場の様子などの「受験ガイド」がこと細やかに書かれていることです。

細かい時間配分も書かれていて、しかも内容がごちゃごちゃしていなくて読みやすいです。

さらに、各パート別の「攻略テクニック」が、例えばPart 1では写真のどこを見るかのポイントであったり、これまた丁寧に書かれています。

で注目なのは、去年の12月に本書の「増補改訂版」が登場したことです。

『増補改訂版 はじめての TOEIC L&R テスト 全パート総合対策 完全模試付(塚田幸光・著/アスク出版)』(写真左側)

本書いわく、旧書から変わったのは以下の点です。

●動画でもTOEICの解き方が身につく!
すべての《攻略問題》に対し、無料のオンライン《講義動画》をつけました(計27本)。QRコードから簡単にアクセスできます。
攻略ポイントの復習だけでなく、解き方の流れや、プラスアルファの情報まで、実際の講義のようにわかりやすく解説しています。

●完全模試で、本番に備える!
最新傾向に即した本番形式の《完全模試》200問を別冊に追加しました。
解説は、オンラインでスマホやパソコンから見られます。
なんと、200問全問に《音声解説》もつけています!

●わかりやすい解説でデザインで、やる気アップ!
みなさんが取り組みやすいように、さらに丁寧な解説を心がけ、加筆修正しました。また、紙面デザインもさらに見やすく生まれ変わりました。

●英語力も底上げできる!
リスニング・リーディング力を強化できるコラムを充実させました。
TOEICだけでなく、英語力の基礎力もアップできますよ。

これはかなりの変化です。
この「200問」分があらたに付いたことや、何よりも著者の塚田氏による講義動画が加えられたところが大きいです(200問分の模試の個所は音声解説)。講義動画は設問の解説に加え、ワンポイントアドバイスもあったりして、よりお買い得になったと思います。

あと、細かい変化だと、より頻出フレーズ数やコラムも増えています。また、現在の受験時間が書かれていることや(TOEIC試験は、従来は午後の1回、13時からの試験でしたが、新型コロナウイルスの影響により、受験人数を分散させるために、「午前の部」「午後の部」と、2回に分けてテストが実施されています)、受験料が去年の10月より値上げしたのですが、それも反映されていたり、と。

この増補改訂版は、すでに持っている人にもオススメしたいです。

本日は岩田がお送りしました。