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ざっくり英文法 23

23, 関係詞

 

今回は関係詞について説明します。関係詞を使うと、ある名詞に対して入れ子の形で情報を付加、つまり修飾することができます。はい、「名詞」に対して「修飾」というと、カンの良い方はお分かりですね。「形容詞」です。しかも関係詞を使うと「形容詞」という形で、修飾ができます。節とはSVを含むかたまりのことでしたね。

 

また、関係詞には3種類あり、「主格」「目的格」「所有格」の3つがあります。

 

【主格】

 

 

The cat [which has blown fur] is sleeping (by the windows).

(S)      (S)   (V)     (O)         (V)

茶色の毛をした猫が、窓際で昼寝をしている。

 

ややこしいので、メインの文のSVOCは黒、関係詞節の中のSVOCは赤で表すことにします。関係詞節は形容詞節なので、[ ]でくくります。

 

主格の関係詞は、人の場合は”who”、ものの場合は”which”もしくは”that”を使います。(動物は後者です)関係詞節[ ]は、関係詞節の直前の名詞(ここではthe cat)を修飾します。関係詞節の直前の名詞は「先行詞」と呼ばれているもので、以後はそのように呼びます。

 

先行詞”The cat”に対して、後ろから「どういう猫なのか」を説明しているのが[ ]内の関係詞節です。ここでは、「茶色の毛をした猫」という表現になっています。

 

「主格」の「主」は「主語」の「主」です。関係詞節[which has blown fur]を見ると、(S)のところに関係詞whichが入っています。先行詞”the cat”の代理が関係詞”which”ですので、関係代名詞を先行詞と交換してみるとわかりやすいと思います。

 

[The cat has blown fur]

(S)    (V)     (O)

 

つまり、関係代名詞(=先行詞)が、関係詞節の中で「主語S」としてはたらくのが「主格」です。

 

 

 

【目的格】

 

The cereal [which I eat (for breakfast) (every morning)] is All Bran.

(S)        (O) (S)(V)                                       (V)   (C)

私が毎朝朝食に食べるシリアルは、オールブランです。

 

目的格の関係詞は、人の場合は”whom”、ものの場合は”which”もしくは”that”を使います。ここでは「どんなシリアルなのか」を関係詞節が説明しています。

 

「目的格」の「目的」は「目的語」の「目的」です。関係詞節 [which I eat for breakfast every morning]を見ると、目的語(O)のところに関係詞whichが入っています。これが関係代名詞の目的格です。

 

ピンとこない方は、先行詞を関係代名詞と交換してみるとわかりやすいと思います。

 

[The cereal I eat (for breakfast) (every morning)]

(O)    (S)(V)

目的語Oが先頭にくると文としてはおかしいので、SVの後ろにもってきます。

 

[I eat the cereal (for breakfast) (every morning)]

(S) (V)    (O)

関係代名詞(=先行詞)が、[ ]内で目的語になっているのがわかります。

 

あと、目的格の関係代名詞は省略が可能です。

 

 

He is the man [everybody likes].  みんな彼が好きだ。

(S) (V)    (C)       (S)        (V)

 

上記の例でも、先行詞”the man”を関係詞節の中に入れてみると

[everybody likes the man]

(S)     (V)    (O)

 

となり、関係詞節の中で目的語として働いているのがわかります。まとめると、関係代名詞(=先行詞)が関係詞節の中で「主語S」としてはたらくのが主格、目的語Oとしてはたらくのが目的格です。きちんと違いについて理解しましょう!

【主格と目的格を一発で見分ける方法】

1: The woman who is talking to Mike is my sister.

2: The girl Tom is crazy about is Jane.

 

まず、関係詞節がどこかを考えます。関係詞があればそこからですし、省略されている場合は名詞が2つ続いているところを探して、[ ]でくくります。

 

1: The woman [who is talking to Mike] is my sister.

2: The girl [Tom loves] is Jane.

 

関係詞節[ ]内を見たときに、主語Sが欠けているか、目的語Oが欠けているか考えます。Sが欠けている場合は関係代名詞がSのはたらきをするので主格、Oが欠けている場合は関係代名詞がOの役割をするので目的格です!さて、1,2はどのようになるのか、考えてみてください。(ついでに品詞分解と訳もしてみましょう)

 

【所有格】

前回までにやった「主格」「目的格」はそれぞれ「主語」「目的語」として関係詞節の中ではたらいていました。今回の「所有格」はどちらでもないです。例を挙げて説明します。

 

I have a friend [whose brother is a professional baseball player].

(S) (V)     (O)           (S)        (V)               (C)

私には、兄弟がプロ野球選手の友達がいる。

 

まず、所有格の関係代名詞は先行詞が人でも物でも”whose”のみで、省略できません。

”whose ~”で、「先行詞の~」という意味になります。つまり、「所有格」は、「先行詞と関係性のあるもの」について説明するための用法です。今回の先行詞は”a friend”ですが、その友達自身のことではなく、「その友達に関係がある誰か」や「その友達に関係がある何か」について説明するときに、所有格が使われます。所有格の関係代名詞の後ろは、主格や目的格と違い、何も欠けない完璧な文になります。

 

さて、下の関係代名詞の文を品詞分解&和訳して、それぞれ「主格」「目的格」「所有格」のどれになるのか考えてみましょう!

 

(1) Is there still anything that love can do?

(2) Suneo is a friend of mine whose father has his own company.

(3) “Akira 100%” is a comedian who wears nothing but has a tray to hide his crotch.

【関係副詞】

関係副詞はwhere/when/how/whyなどを使って先行詞を修飾します。

これも所有格と同じで、関係副詞の後ろは何も欠けない完璧な文になります。

 

This is the theme park [where we (first) dated].

(S)  (V)     (C)                  (S)          (V)

このテーマパークは私たちが初めてデートした場所です。

 

I can’t forget the moment [when I was bitten (by a dog)].

(S) (助)  (V)        (O)              (S)   (V)

犬にかまれた瞬間を忘れることができません。

 

This is the reason [why I love you].

(S)  (V)     (C)          (S) (V) (O)

これがあなたを愛している理由です。

 

また、関係副詞の先行詞は省略できます。

This is why I love you.

でもオッケーです。

 

【カンマ付き関係代名詞】

 

Ryoma Sakamoto is a historical person (in Japan), [who made the negotiation of peace

(S)      (V)         (C)                               (V)           (O)

(between Satsuma and Choshu)].

 

坂本龍馬は日本の歴史上の人物で、彼は薩摩と長州の間で平和交渉をしました。

 

カンマが付いている時は、「OOで~」といった感じで、なんというか、「Aで、それでBです」と訳せば大丈夫です。まんまand”でつないでいる感じです。

 

あとは前置詞+関係代名詞なんかもありますね。

ただ関係代名詞の項が、もはや相当な長さになっているので省きます。

If you would like to know about it, please ask me directly!

ではまた次回!

 

ざっくり英文法 22

22, 分詞・分詞構文

 

前回皆様に動名詞について説明しました。

おさらいしますと、「動詞のing形を使って名詞の役割を持たせる」のが動名詞でした。

 

さて、今までわかりやすいように「動詞のing形」と表現してきましたが、専門用語でいうと、これは「現在分詞」と呼ばれているものです。この現在分詞と、以前受動態などでやりました動詞の「過去分詞」を使って、「形容詞」や「副詞」の役割を持たせることができるのが、分詞・分詞構文です。

 

ですので、まず形容詞・副詞についてざっくり復習します。

形容詞:①「名詞」を修飾 ②補語Cになる

副詞:「名詞以外」を修飾

 

でしたね。それでは本編に参りましょう。

 

【形容詞の役割になる分詞】

☆現在分詞

 

 

I can see some [walking] people.  何人か歩いている人が見えます。

(S) (助) (V)     (O)

 

名詞peopleを現在分詞walkingが修飾し、「歩いている人」となっています。このように現在分詞を付けることで、「~している」「~する」という意味を加えることができます。

もし現在分詞の後ろにさらに文が続く場合、名詞の後ろから修飾します。

分詞一語なら前から、分詞を含むかたまりが一語以上なら後ろから修飾するわけです。

 

 

The girl [playing the piano] is Ann. ピアノを弾いている少女がアンです。

(S)                 (V)  (C)

 

ちょっと難しい例を載せますので、品詞分解・和訳をしてみましょう。

どこがどこを修飾しているのか、意識してみてください。

 

I saw a lot of dead men eating living people! They are zombies!

(S) (V)                      (O)                       (S)  (V)   (C)

 

☆過去分詞

上の現在分詞では、「~している」「~する」という意味を加えることができましたが、過去分詞では「~される」という意味を加えることができます。

 

 

Open the [sealed] door, brave man. 封印されし扉をひらくのだ、勇者よ。

(V)         (O)              (O)

 

Sealは「封印する」という意味の動詞です。これを過去分詞にして名詞doorに付けると、「封印された扉」となります。(日常生活でおおよそ使うことがない例文ばかりですいません)これも同じく2語以上になる場合は、後ろから修飾します。

 

 

You need the legend sword (to open the door [sealed by Satan].)

(S)   (V)         (O)

魔王に封印されし扉を開くためには、伝説の剣が必要じゃ。

 

※上の例ではTo不定詞が使われていますが、どの品詞の用法かわかりますでしょうか。

分からない方は時間のある時にTo不定詞の項を復習しましょう。

 

 

【分詞構文】

分詞構文は現在分詞と過去分詞を使って「副詞」の役割をする用法です。副詞は「名詞以外」何でも修飾できるんでしたね。いろいろな意味を取るので、臨機応変に訳していくことが大事です。

 

☆~しながら

 

He (slowly) sat (at the piano), (rolling up his sleeves).

(S)       (V)

彼は袖をまくりながら、おもむろにピアノのシートに座った。

 

“rolling up his sleeves”の部分が現在分詞の副詞句になって、メインの節” He slowly sat at the piano.”を修飾しています。副詞句の部分は主語がないですが、メインの節の主語がそのまま適応されます。(この場合はHe)

 

ちなみに例文は、ドラマとかで、「いつもはさえないメガネの兄ちゃん(geek)が、実はめっちゃピアノが上手かった」みたいなやつをイメージしています。

 

 

☆When ~な時

 

(Looking out of the window), I found her [walking (with a man)].

(S) (V)   (O)

窓から外を見た時、男と歩いている彼女を見つけた。

 

これも” Looking out of the window”が「~するとき」という意味を取り、メインの節を修飾しています。

 

 

 

☆if もし~なら

 

(Not getting up (by 6am)), youll be late (for the meeting).

(S)(助) (V) (C)

もし朝6時までに起きないなら、ミーティングに遅れるでしょう。

 

このように分詞構文の否定するときはNot ~ingの形にします。

 

 

 

☆And ~して、そして~する  ☆Because ~なので

 

(Dumped (by her)), Im (so) heartbroken.

(S)(V)      (C)

彼女に振られて、心がぽっきり折れてしまいました。

 

分詞構文には「Because ~なので」の意味もありますが、上の例はAndでもいけるし、Becauseで訳しても行けますね。

「彼女に振られたので、心がぽっきり折れてしまいました。」

 

また、ここでメインの節の主語「私」は「ふられた」という受け身の立場なので、過去分詞が使われています。

 

☆過去の分詞構文 / 分詞構文の主語が違う場合

 

(My father having left (from us) (ten years ago)), I have grown up (in a fatherless family).

(S)    (V)

10年前父が出ていったので、私は母子家庭で育ちました。

 

分詞構文の部分がメインの節より過去を表す場合「having 過去分詞」の形にします。

分詞構文の主語がメインの節と違う場合、主語をそのまま分詞構文の先頭に置きます。

 

長くなりましたが、分詞・分詞構文は以上です。

次回は関係詞です。

次回も長くなります。

ざっくり英文法入門 21

21, 動名詞

 

さて今回は動名詞ですが、前回の不定詞の「名詞的用法」とほぼ一緒です。「動詞」のing形を使って「名詞」の役割を持たせるから「動名詞」なわけです。そのまんまですね。

 

せっかくなので、前回の不定詞の名詞的用法の例文をそのままもってきましょう。

 

To play music is my life. 音楽を演奏することが我が人生だ。

(S)     (V)   (C)

 

これを動名詞で表現すると、以下のようになります。

 

Playing music is my life. 音楽を演奏することが我が人生だ。

(S)     (V)   (C)

 

不定詞では「To+動詞の原形」を使っていましたが、ここでは動名詞では動詞のing形を使って名詞の役割を持たせることができます。

 

注意点としては、動名詞は名詞的な用法しかありません。不定詞の形容詞的用法や副詞的用法にあたるものはないです。ここは勘違いしないようにしてください。※ただ、次回に学ぶ「分詞」には動詞のing形を使って形容詞や副詞の役割をする用法があります。

 

さてさて、動名詞というと不定詞にない重要な使い方があります。それが、「前置詞の後ろに置く」用法です。例を見てみましょう。

 

He is good (at cooking Japanese food). 彼は和食を作るのが上手だ。

(S) (V)  (C)

 

上記例のように前置詞(上記例ではat)の後ろに名詞句を置きたい時は、To不定詞は置けないです。” He is good at to cook Japanese food.” は×ということですね。

 

さて動名詞に関しては以上です!

次はみんな苦手な分詞・分詞構文です。

 

 

 

ざっくり英文法入門 20

20, To不定詞

 

To不定詞ですね。なんで不定詞という名前なのかについて言いますと、身も蓋もない言い方ですが、不定だからです。何が不定かといいますと、機能・用法がです。

 

作り方は「to+動詞の原形」という至極シンプルなものですが、それで「名詞」「形容詞」「副詞」のそれぞれ3種類の品詞としての機能があります。

 

なので、不定詞を学ぶ上でまず、「名詞」「形容詞」「副詞」について説明します。

 

【名詞/形容詞/副詞とはなんぞや】

☆名詞

名詞といえば、apple, cat, pen, letter,などの物質やI, He, They, John, Mike, Mr. Trumpなどの代名詞などが出てくると思います。これらは主語S、目的語O、補語Cになれます。

 

I like cats.    He is John.    左の例で言ったら、I, cats, He, Johnが名詞ですね。

(S) (V)  (O)      (S) (V)  (C)

 

さて、名詞はわかりやすいと思いますが、形容詞と副詞ってなんとなくピンとこない方が多いと思います。形容詞と副詞は「修飾語」です。何か他の言葉にくっついて効力を発揮します。

 

☆形容詞

修飾語としての形容詞はこれだけ覚えてください。

形容詞は名詞を修飾する」これだけです。

 

He has a nice watch. 彼は良い時計を持っている。

(S)  (V)      (O)

 

上の例では形容詞niceが名詞watchを修飾し、「ただの時計」ではなく「良い」時計

となっています。

“beautiful mountain” なら「ただの山」ではなく「美しい」山

“tall man” なら「ただの男」ではなく「背の高い」男 といった具合です。

 

※形容詞には補語Cになる用法(叙述用法)もありますが、関係がないためここでは説明しません。Be動詞の項で説明していますので確認したい方はそちらをどうぞ。

 

☆副詞

副詞はこれだけ覚えてください。

副詞は名詞以外を修飾する」これだけです。

 

名詞以外ってなんだよ、はっきりしろよとお思いでしょう。

例を挙げると、名詞以外とは「動詞」「形容詞」「副詞」「文や節全体」などです。

ほんとに名詞以外何でも修飾します。つまりマルチプレイヤーですね。

SVO( )の項で説明しましたが、品詞分解するときは( )で囲みます。

 

She is (so) beautiful. 彼女はとても美しい。

(S)  (V)        (C)

 

“beautiful”という形容詞を副詞”so”が修飾し「とても美しい」という意味になっています。

 

Thank you (very much). 誠にありがとうございます。

(V)   (O)

 

Thankは”Thank 人”で「誰々に感謝する」という動詞です。

副詞句”very much”「とても」が動詞”thank”「感謝する」を修飾し、「あなたにとても感謝します」という意味になります。

 

さて、前置きが長くなってしまいましたが、不定詞の各用法について見ていきましょう。

 

【不定詞の名詞的用法】

 

名詞的用法では、To不定詞がS、O、Cのどこかに入り、「~すること」という意味を取ります。まず主語Sになるパターンを説明します。

 

To play music is my life. 音楽を演奏することが我が人生だ。

(S)     (V)   (C)

 

上の例では、主語SにTo不定詞が入り「音楽を演奏すること」という意味になります。

 

また、主語SがTo不定詞になる場合、長くなりすぎることがあります。たとえば…

 

To win the triple crown in major league baseball is (extremely) hard.

(S)                           (V)               (C)

メジャーリーグで三冠王を獲得するのは、めちゃくちゃ難しい。

 

主語が長いですね~。こういう頭でっかちな文は、英語ではあまり好まれません。そういう時に、長い主語の代わりにItを置くことがあります。

 

It is (extremely) hard/ to win the triple crown in major league baseball.

(S) (V)               (C)

 

主語Sは仮主語Itを置いて、実際の内容はto以下で説明する方式ですね。

これも名詞用法のよくある例です。

上の例でいいますと、「メジャーリーグで三冠王を取ること」って、英語でしゃべろうとすると全然出てこないですよね。なので、「”それ”はめちゃ難しい」だけ先に言って、「それ」の内容は後から説明するイメージですね。

 

I want to eat pizza. ピザ食べたい。

(S)  (V)     (O)

 

上の例では目的語OがTo不定詞になり、「ピザを食べること」をしたいという意味になっています。※”want to V”全体をVとする考え方もあります。

 

次は補語Cになるパターンです。

 

My hobby is to cook south Indian curry. 私の趣味は南インドカレーを作ることです。

(S)   (V)            (C)

 

「南インドカレーを作ること」が名詞の役割になっています。

 

ここまで、S、O、Cになる名詞的用法を見てきました。次は形容詞的用法です。

 

【不定詞の形容詞的用法】

形容詞は名詞を修飾する」これを思い出して下さい。

形容詞的用法ではTo不定詞が直前の名詞を修飾し、「~するための」という意味になります。品詞分解する際、形容詞は[ ]でくくります。

 

I don’t have words [to say]. 私には言う言葉がない

(S)        (V)   (O)

 

上の例では、To不定詞[to say]が名詞”words”を修飾し「言うための言葉⇒言う言葉」という意味合いになっています。あまりにもショックな出来事があって言葉が出ない時、こういう状況になりますよね。

 

Would you like something [to drink]?  何かお飲み物はいかがですか?

(助)   (S)  (V)    (O)

 

“Would you like ~?” は「~はいかがですか?」という定番の表現です。

To不定詞[to drink]が名詞”something”を修飾し「何か飲むためのもの⇒何か飲み物」という意味合いになっています。

 

さて、次は副詞的用法です。

 

【不定詞の副詞的用法】

副詞について「副詞は名詞以外を修飾する」と説明しました。なので副詞的用法の不定詞も、名詞以外を修飾します。また、その意味も多くあるので、臨機応変に訳していきましょう。

 

☆目的 ~するために

Im studying English (hard) (to pass the exam).

(S)   (V)         (O)

私は試験に合格するために一生懸命英語を勉強しています。

 

To不定詞以降は、「試験に合格するため」となり、これが動詞の「勉強している」を修飾して、「試験に合格するために勉強しています。」となっています。

 

☆感情の原因 ~なので ~で

 

Im happy (to hear that).  それを聞いて嬉しいです。

(S) (V)  (C)

 

これはTo不定詞の「それを聞いて」が形容詞happyを修飾していますね。

実は皆さんがよく使うあのフレーズもこの類です。

 

Its nice (to meet you). お会いできて光栄です。

(S)(V) (C)                       ※普段はIt’sは省略していることが多いです。

 

不定詞の副詞的用法では他にもいくつか用法がありますが、よく会話で使われるのは上の2つの用法だと思います。さて、次は名詞的用法の不定詞と同じように使うことができる、「動名詞」について説明します。

 

ざっくり英文法入門 19

19, 完了形

 

さて、本項では完了形を扱います。

完了形には「経験・継続・完了・結果」の4つの用法があります。

正直多いですね。あと完了形ってニュアンスが難しいです。

 

現在形や過去形のような時制と違って、過去から現在の流れを汲んだ上での表現なので、少し混乱してしまうかもしれません。

できるだけ優しく説明できるよう頑張ります。

 

【①経験 ~したことがある / 肯定文・否定文・疑問文の作り方】

 

I have been (to Atami). 私は熱海に行ったことがあります。

(S)   (V)

まず、完了形の作り方ですが、動詞の部分をhave(has)+過去分詞にします。

これは他の意味の完了形も一緒です。

経験の完了形は、過去から今までの間に「~したことがある」という経験の有無について表します。

 

ついでに完了形の否定文と疑問文の作り方も見ていきましょう。

 

☆完了形の否定文

have(has)の後ろにnotを入れます。

I haven’t been (to Atami). 熱海に行ったことがありません。

(S)      (V)

 

notの代わりにneverを使うと「“一度も“~したことがない」という意味合いになります。

Ive (never) been (to Atami). 一度も熱海に行ったことがありません。

(S)      (V)            ※I’veはI haveの略です

 

☆完了形の疑問文

疑問文は、have(has)と主語の位置が入れ替わります。

Have you been (to Atami)? 熱海に行ったことはありますか?

(S)   (V)

 

 

また、下の例のようにeverを入れると、「今までに~したことある?」といった感じで意味が強調されます。

 

Have you (ever) been (to Atami)? 今までに熱海に行ったことはありますか?

(S)           (V)

 

否定文・疑問文の作り方は他の意味でも同じです。

 

 

【②継続 ずっと~している】

 

He has collected toy cars (for over ten years). 彼は10年以上ミニカーを集めています。

(S)       (V)         (O)

 

継続用法は、ある一定の期間にわたり「ずっと~をしている」という、継続の意味を表します。疑問文にする際は、疑問詞合わせ技のHow longを使って、「どのくらいの期間~をしているの?」という文を作ることもできます。

 

How long/ has he collected toy cars? 彼はどれくらいの間ミニカーを集めていますか?

(S)    (V)      (O)

 

 

【完了 (ちょうど)今~した / (もう)すでに~した】

完了用法では、現在(今)に物事が完了したという意味を取ります。

 

Ive (just) received the e-mail (from him). ちょうど彼からのメールを受け取りました。

(S)         (V)            (O)

 

これは「たった今起こったこと」を表します。justを伴うことが多いです。

ただ、これって普通の過去形と何が違うの?と思いませんか?

 

I (just) received the e-mail (from him). 先ほど彼からのメールを受け取りました。

(S)       (V)            (O)

 

justは日本語では「ちょうど・今」という感じですが、英語では「ほんのちょっと前・先ほど」(a short time age)を表すので、過去形でも使えます。

 

正直言いますと、訳がほぼ一緒なのを見てもお分かりの通り、ほとんど意味は一緒です。

ただニュアンスに微妙な違いがあります。現在完了は「彼からのメールを待っていて、ちょうど先ほど届いた(届く行為が完了した)」というニュアンスがあります。過去形では「メールが先ほど届いた」というニュアンスだけです。

 

つまり、過去形が過去の一点で「~した」を表すのに対し、現在完了形は「過去から継続した○○が、現在に完了した」というニュアンスがあるのです。

 

alreadyを伴うと、「もうすでに~した」という意味合いになります。

※予想より早いというニュアンスを含みます。

 

Ive (already) received the e-mail (from him). もう彼からのメールを受け取りました。

(S)         (V)              (O)

 

「もう~しましたか?」という疑問文の時は、alreadyのかわりにyetを使うこともできます。

 

Have you received the e-mail (from him) (yet)? もう彼からのメールを受け取りましたか?

(S)     (V)        (O)

 

 

【結果 ~してしまった。今も~】

 

Ayabe has gone to America. 綾部はアメリカに行ってしまった。

(S)       (V)        (O)

 

結果用法では、「~してしまい今も~な状態」を表します。上の例ですと、「過去に綾部さんはアメリカに行ってしまい、現在もいまだアメリカにいる」状態を表します。

 

ただの過去形と比べてみましょう。

 

Ayabe went to America. 綾部はアメリカに行った。

(S)      (V)      (O)

 

 

ただの過去形では、「過去に綾部さんはアメリカに行った」ことのみ表しており、現在もいまだアメリカにいるかどうかについては触れられていません。

 

現在完了形の用法ですが、意味はたくさんありますが、すべて(過去から続いている)現在にフォーカスした用法です。以下にまとめます。

 

経験:過去から現在の間の経験

継続:過去から現在まで~を継続している

完了:過去から継続して~だが、現在に完了

結果:過去に~してしまい、現在も~の状態

 

過去や現在の一点を表す用法ではないのでややこしいですが、たくさん音読して慣れていきましょう。

ざっくり英文法入門 18

18, 5文型

 

ここではSVOCで表される5つの文型について説明します。

まず5文型には以下の5つがあります。

5つもあんのかよと思ったそこのあなた、すでに2つはここまでで習得済みです!

なのでそう恐れず、復習がてら気楽に見ていきましょう。

 

第1文型:SV

第2文型:SVC

第3文型:SVO

第4文型:SVOO

第5文型:SVOC

 

品詞分解には必要不可欠な知識で、それぞれ文の骨組みになります。

まずは(1)SV 第一文型について説明します。

 

【第1文型 SV】

 

I live (in Chiba).  私は千葉に住んでいる。

(S) (V)

 

Where/ am I? Who/ am I? ここはどこ?私はだれ?

(V)(S)        (V)(S)

 

このように、主語Sと動詞Vで骨組みができている文型を第1文型と言います。

上の例では場所を表す( )、下の例では疑問詞が付いていますが、文型には関係がないことに注意してください。あくまでもSVOCの4つで文型は決まります。

 

【第2文型 SVC】

実はこの用法はすでにbe動詞の項でやっています。簡単に復習しましょう。

 

She is beautiful. 彼女は美しい。

(S) (V)  (C)

 

このように(S)=(C)となるのが第2文型SVCですね。ただ、be動詞の時にはやっていないのですが、実は一般動詞を使った文でSVCになることがあります。

 

This ramen tastes delicious! このラーメン美味しい!

(S)        (V)   (C)

 

実際これも「(S)ラーメン=(C)美味しい」の関係が成り立っています。

五感を表す動詞、smell(~の匂いがする)/ taste(~な味がする) / look(~に見える) / sound(~に聞こえる) / feel(~な感じがする) を使う時、(S)=(C)の関係ができ、第二文型になります。

 

【第3文型  SVO】

この用法は皆さん一番最初のSVOとSVO( )の項で習得済みですね!

簡単におさらいしましょう。

 

Wicky san speaks English (well). ウィッキーさんは英語が上手い。

(S)        (V)    (O)

 

このように、(V)speakの対象になる物(話すって何を?)の答えになるものが(O)目的語でしたね。

 

また、ちょっと脱線しますがここでついでに命令文について説明しておきます。

 

Say my name!  俺の名を言ってみろ!

(V)    (O)

 

上の例のようにSを省略すると命令的な意味合いを持ちます。(もちろんほかの文型でも作れます)これにpleaseを付ければ柔らかいニュアンスにすることができます。ちなみに上の例はジャンプ黄金期の名作、北斗の拳を代表する小物、ジャギ様の名台詞ですね。

 

 

【第4文型  SVOO】

ここからが皆さん苦手な方も多いかもしれませんね。

第4文型は動詞に対し2つの目的語Oがくっつきます。

 

My father gave me a guitar. 父が私にギターをくれた。

(S)     (V)  (O)   (O)

 

2つのO、”me”と”guitar”はそれぞれ動詞Vに対象となっています。「(1)私に⇒くれた(2)ギターを⇒くれた」と、それぞれが動詞につながっていることがわかると思います。

もう一つ例を見てみましょう。

 

Tell me the truth. (私に)本当の事を教えて。

(V)  (O)   (O)

 

上記のtellやgive、sendなど、第4文型を作る動詞というのはだいたいが「人に~」「ものを~」の形を取ります。

 

【第5文型  SVOC】

さて、第5文型ではまた補語Cが出てきます。第2文型にもでてきましたね。第2文型ではS=Cの関係でしたが、第5文型ではO=Cの関係になります。

 

They call me Jim. 彼らは私をジムと呼びます。

(S)  (V)  (O) (C)

 

この文では「私=ジム」となり、O=Cの関係が成り立っています。

 

さて、第5文型では知覚動詞と使役動詞が有名です。

ちょっと難しい内容なので、ピンとこない方は流し読みだけして飛ばしてください。

Cの部分は後程やる「不定詞」のtoが省略された形です。

 

☆知覚動詞

I heard someone knock the door.  私は誰かがドアをノックするのを聞いた。

(S)  (V)     (O)          (C)

 

知覚動詞はsee / hear / feelなどで、「人が~するのを見る/~するのを聞く/~するのを感じる」というような意味になります。上の例では”someone=knock the door”となり、O=Cの関係が成り立っています。

 

 

☆使役動詞

Please let me check. 確認させてください。

(V) (O)  (C)

 

使役動詞はmake / have / letなどで、人に「~させる」という用法です。

上の例では、「私=確認する」となり、O=Cの関係は成立しています。

 

また、上記例のように、Oの部分に「私」をいれれば、私に~させてくださいというへりくだった表現ができます。私は職業柄お客様と英語で会話するが頻繁にありますが、この表現はよく使います。

 

長くなりましたが5文型は以上です。英語で本やニュースを読んでいて、文章が長くて意味を取れない時などは、一度品詞分解をしてみることをお勧めします。今回学んだ5文型のどれにあたるか考えてみると、理解できることが多々あると思います。

 

ざっくり英文法入門 17

17, 受け身

 

今までの表現は、主語が「~する」という表現でした。

(能動態といいます)これに対し、受け身の表現「~される」という表現があります。

これを受動態といいます。

 

【受動態の文の作り方】

 

This garden is kept (by my grandmother). この庭は私の祖母によって手入れされている。

(S)          (V)

 

このように、動詞Vの部分がbe動詞+過去分詞になります。

また、”by~”で「○○によって~」の部分を担当します。

(by以外の前置詞が来ることもあり。後述します。)

 

 

【動詞の過去分詞形の作り方】

過去分詞の作り方ですが、過去形と同じ場合もありますし、別の場合もあります。これもひとつずつ気長に覚えていくしかないですね。分類をしてみると以下のような感じです。(原型-過去形-過去分詞)

 

(1)不規則に変化する場合

write-wrote-written / do-did-done / be-was(were)-been / see-saw-seen / など

 

(2)過去形と同じ場合

tell-told-told / keep-kept-kept / play-played-played /など

(過去形がd/edが付くタイプはこのタイプ)

 

また、原型-過去形-過去分詞が全て同じ動詞も存在します。

put-put-put / let-let-let / cut-cut-cut /など

 

こつこつ覚えていきましょう。

次は受動態の過去形について説明します。

 

 

 

【受動態の過去形】

これは簡単です。Be動詞の部分を過去形にすればよいのです。

 

This book was written (by her). この本は彼女によって書かれた。

(S)          (V)

 

こんな感じです。

ちなみにこの文を逆に普通の文(能動態)に戻すと、こうなります。

 

She wrote this book. 彼女がこの本を書いた。

(S)   (V)   (O)

 

普通の文(能動態)の目的語Oにあたる部分”this book”が、受動態の文では主語Sになっており、逆に普通の文(能動態)の主語Sにあたる部分”She”は受動態の文では”by her”となっています。これが、受動態と能動態の文の関係です。

 

【受動態の否定文・疑問文】

☆肯定文

He was dumped (by his girlfriend).  彼はガールフレンドに振られた。

(S)      (V)

※dumpは「捨てる」という意味で、受動態にすると捨てられる、つまり「振られる」です。

 

☆否定文

否定文ではbe動詞のうしろにnotを入れます。

 

He wasn’t dumped (by his girlfriend).  彼はガールフレンドに振られていない。

(S)       (V)

 

☆疑問文

疑問文では主語とbe動詞を入れ替えます。

 

Was he dumped (by his girlfriend)?  彼はガールフレンドに振られたの?

(S)   (V)

 

さらに、疑問詞と一緒に使うこともできます。

 

Why/ was he dumped (by his girlfriend)?  なんで彼はガールフレンドに振られたの?

(S)   (V)

 

さて、次にちょっとややこしい受動態の表現を見ていきましょう。

 

【特殊な受動態表現】

~からつくられている(~からできている)という意味を表すmade of / made fromについてはちょっとややこしいので、説明します。

 

(1)This desk is made (of woods). この机は木でできている。

(S)      (V)

 

(2)Wine is made (from grapes). ワインはぶどうからつくられている。

(S)    (V)

 

made ofは「材料・材質が変化していない時」に使います。

(1)の例は主語の”desk”「机」を考えた時に、木でできていることが見た目からわかると思います。なぜならその机には木の木目があって、触れば木の触り心地を感じるでしょう。

つまり、ぱっと見何で作られているかわかる状態なわけですね。

こういう時は”made of ~”を使います。

 

made fromは「材料・材質が変化している時」に使います。

(2)の例では主語の”wine”「ワイン」は、ぱっと見ではぶどうからできているか分からないですよね。紫キャベツのしぼり汁かもしれません。白ワインならさらにわかりづらいです。なぜなら、材料のぶどうが変化し、ワインになっているからです。このようにすでに見た目が変わって、材料・材質が変化しているときはmade fromを使います。

 

上記のように、前置詞の部分がby以外のこともあります。慣用句のようなものも沢山あるので、新しい表現を見つけたらその都度覚えていきましょう。

 

 

ざっくり英文法入門 16

16, 従位接続詞

 

前回の等位接続詞は文、句、語どうしを名前の通り“等しく”つなぐ接続詞でした。

今回の従位接続詞は節どうしをつなぐ接続詞です。

 

 

When I was a high school student, I was playing guitar (in a band).

(S) (V)         (O)             (S)    (V)        (O)

私は高校生の時、バンドでギターを弾いていた。

 

ここで(S)(V)のかたまりが2つあることに注目してください。

それぞれの(S)(V)を含むかたまりのことを「節」と言います。

 

一つ目の節は” When I was a high school student”で、”When”が従位接続詞です。

このような従位接続詞のついた節はサブの節で、従属節といいます。

後ろの節”I was playing guitar in a band”がメインの節で、主節といいます。

 

Whenのついた節はあくまでも「時」に関する付加情報です。

主節の”I was playing guitar in a band”では、過去にバンドでギターを弾いていたことがわかりますが、過去のいつの時期なのか明示していません。

そこを補足するために従位接続詞Whenを使いサブの節をくっつけて、説明しているイメージです。主節はメイン、従属節はおまけです。

 

さて上の例では従属節と主節の間に,(カンマ)が入っていますが、

主節が前の時は,(カンマ)は無くなります。

 

I turned down his offer because I was (so) tired (at that time).

(S)     (V)         (O)              (S) (V)       (C)

その時すごく疲れていたので、彼の申し出を断った。

 

ここでは、従位接続詞because「~なので」が使われています。

よく使われる従位接続詞としては他にif「もし~ならば」があります。

 

 

If you have any questions, please raise your hand.

(S)   (V)      (O)                  (V)     (O)

ご質問があるようでしたら、挙手をお願いいたします。

 

ちょっとややこしいですが、たくさん音読をして感覚をつかみましょう。

ざっくり英文法入門 15

15, 等位接続詞

 

等位接続詞とは文と文、句と句、語と語を等しくつなぐ接続詞です。

主に以下のようなものがあります。

 

A and B(AとB)/ A or B(AまたはB)/ A but B(AしたがB)

 

【文・句・語とは何ぞや】

 

まず、文・句・語がそれぞれ何なのかについて説明します。

Mr. Maric showed wonderful magic (on TV).

(S)         (V)         (O)

Mr.マリックはテレビで素晴らしいマジックを披露した。

 

☆文

上の例文で言うと、”Mr. Maric”から.(ピリオド)までの文全体が「文」です。

1つの文中に動詞が必ず一つ入ります。

 

☆句

「句」は、上の例文の(on TV)の「テレビで」のように2つ以上の単語が組み合わさって一つの品詞の働きをするものです。ここでは動詞showを修飾しているので、副詞句として働いています。

 

☆語

一つ一つの単語のことです。showとかwonderfulとかonなどのそれぞれが「語」です。

 

さて、「等位接続詞とは文と文、句と句、語と語を等しくつなぐ」と説明しました。

例を見ていきましょう。なお、品詞分解する際は〇で囲みます。

 

【文と文をつなぐ】

Mr. Maric showed wonderful magic (on TV). But his joke was not funny.

(S)        (V)         (O)                             (S)     (V)      (C)

Mr.マリックはテレビで素晴らしいマジックを披露したが、ジョークはすべっていた。

 

一つ目の文”Mr. Maric showed wonderful magic on TV.” と二つ目の文“His joke was not funny.”をButがつないでいます。

 

 

【句と句をつなぐ】

You can choose the shift (in the morning) or (at night).

(S)   (助)  (V)       (O)

朝か夜のシフトを選べますよ。

 

(in the morning) と (at night)をorがつないでいますね。

 

 

【語と語をつなぐ】

Would you like coffee or tea? コーヒーか紅茶かいかがですか?

(助)    (S)  (V)   (O)      (O)

 

andでつなぎたい言葉がたくさんあるときは、

最後だけandにしてそれ以外は,(カンマ)で区切ります。

 

Justin Bieber is rich, cool, handsome and popular.

(S)     (V) (C)   (C)       (C)             (C)

ジャスティンビーバーは金持ちで、クールで、ハンサムで人気があります。

 

以下のように動詞と動詞をつなぐこともできます。

この場合文中に動詞が二つ以上になることもあります。

以下の例ではwentとateをandがつないでいます。

 

I went to Matsuya (yesterday) and ate a bowl of the Premium Gyumeshi.

(S)   (V)       (O)                      (V)              (O)

私は昨日松屋に行ってプレミアム牛めしを食べた。

 

 

等位接続詞についてざっくりと説明しました。

次回は従位接続詞です。

等位接続詞が文や句、語を「等しく」繋ぐのに対し、従位接続詞は主従を付けて繋ぎます。

 

 

 

 

 

ざっくり英文法入門 14

14, 過去進行形

 

過去進行形は、過去のある時点で「~していた」という意味を表します。

作り方も簡単で、現在進行形のBe動詞の部分を過去形に変えるだけで作れます。

 

He was having lunch (at 2pm). 彼は午後2時にお昼ご飯を食べていた。

(S)     (V)       (O)

 

否定文と疑問文の作り方も一緒です。

 

☆否定文

Be動詞の後ろにnotを入れる。

He wasn’t having lunch (at 2pm). 彼は午後2時にお昼ご飯を食べていなかった。

(S)     (V)         (O)

 

☆疑問文

主語とBe動詞を入れ替える。

Was he having lunch (at 2pm)? 彼は午後2時にお昼ご飯を食べていましたか?

(S)   (V)   (O)

 

上の「彼は午後2時にお昼ご飯を食べていましたか?」って質問、人生ですることあるのでしょうか?探偵ぐらいしか使わなそうですね。今この項を書いていて思いましたが、過去進行形の疑問文って探偵っぽいですね。ということで以下の例文を書いてみました。練習として、品詞分解と訳をして、役になり切って読んでみてください

 

Detective: Can I ask you a question, Maeda san?   *Detective: 探偵

Maeda san: Sure.

Detective: What were you doing at noon yesterday?

Maeda san: I… I was playing guitar in my room.

Detective: Were you playing it alone?

Maeda san: Yes, I was. Everybody in this floor was listening to the sound of my guitar. That means I have an alibi.     * alibi: アリバイ

Detective: Well… But no one was seeing you, right?

Maeda san: Do you doubt me!? I didn’t kill him!

 

みたいな。過去進行形を覚えたら海外で探偵に疑われても安心ですね(笑)