ざっくり英文法入門 12


12, 過去形

 

さて、前回までの助動詞、長かったですね~。お疲れ様です。

今回は過去形について学びます。

シンプルに、過去に「~した」と表現したい時の方法ですね。

 

 

【一般動詞の過去形】

まずひとつ例をあげましょう。

 

I watched the war movie (yesterday). 私は昨日、戦争映画を観た。

(S)   (V)           (O)

 

動詞”watch”の後ろに”ed”が付いてwatchedになっていますね。

これが一般動詞の過去形です。

一般動詞の過去形の作り方にはルールがあります。

 

下にそのルールを記載しますが、ちらっと流し読みで大丈夫です。

ルールそのものを暗記する必要は皆無です。

 

(1)語尾がeの時は語尾にdだけをつける use⇒used

(2)語尾が「子音字+y」の時は語尾のyをiにかえてedを付ける study⇒studied

(3)語尾が「短母音+子音字」の時は語尾の子音字を重ねてed stop⇒stopped

(4)その他の場合は、語尾にedをつけるwatch⇒watched

(5)その他の不規則な変化は変化に決まりが無いため、都度覚える go⇒went / do⇒didなど

 

長いですね。不規則に変化するものも多いので、要するに都度覚えればいいのです。

こういうルールをちまちま覚えているより、その時間で音読したほうが絶対に効果的です。

 

さて、現在形では主語が三人称単数の時、動詞にはsが付きましたが、過去形の場合は主語が三人称単数でもそれ以外でも動詞は変わりません。

 

三人称単数以外:We played soccer last Sunday. 私たちは日曜日にサッカーをした。

三人称単数:He played soccer last Sunday. 彼は日曜日にサッカーをした。

 

楽でいいですね。

 

否定文と疑問文の作り方は以下の通りです。

動詞が原型になることに気を付けてください。

 

☆否定文

動詞の前にdidin’t (did not)を入れ、動詞は原型にする。

I didn’t watch the war movie (yesterday). 私は昨日、戦争映画を観なかった。

(S)         (V)           (O)

 

☆疑問文

文頭にDidを入れ、動詞は原型にする。

Did you watch the war movie (yesterday)? あなたは昨日、戦争映画を観ましたか?

(S)   (V)          (O)

 

 

【Be動詞の過去形】

 

一般動詞の過去形は動詞変化が多彩で大変ですが、Be動詞は楽勝です。

以下の変化だけ覚えましょう。

 

am, is⇒was

are⇒were

 

あとは肯定文・否定文・疑問文の例を挙げます。

 

☆肯定文

He was a professional guitarist. 彼はプロのギタリストだった。

(S)  (V)            (C)

 

 

☆否定文

過去形のBe動詞の後ろにnotを入れる。(省略形:was not⇒wasn’t / were not⇒weren’t)

He wasn’t a professional guitarist. 彼はプロのギタリストではなかった。

(S)  (V)            (C)

 

 

☆疑問文

主語と過去形のBe動詞を入れ替える。

Was he a professional guitarist? 彼はプロのギタリストでしたか?

(V)  (S)            (C)

 

これだけです。いやーBe動詞は楽でいいですね!

 

一通りルールを理解したら、品詞分解や音読をしまくりましょう。先ほども書きましたが、ルールそのものを暗記する必要は皆無です。大事なのは実際に手を動かし、声を出してルールを体得することです。