13, 現在進行形
現在進行形は、「(現在)~している」という、現在進行中の状況を表現する方法です。
作り方は、動詞の部分を「be動詞+動詞のing形」にすることで作れます。
She is reading a book. 彼女は本を読んでいる。
(S) (V) (O)
☆動詞のing形(「現在分詞」といいます)の作り方
(1) 動詞の原形にそのまま ing を付けるread⇒reading play⇒playing
(2) 子音字+eで終わる動詞は、eを取ってingを付ける make⇒making use⇒using
(3) 短母音+子音で終わる語は最後の子音を重ねてからingを付ける
run⇒running swim⇒swimming
不規則変化はしないのが楽でいいですね。
さて、否定文と疑問文の作りかたもサクッとみていきましょう。
☆否定文
Be動詞の後ろにnotを入れる。
She isn’t reading a book. 彼女は本を読んでいない。
(S) (V) (O)
☆疑問文
主語とBe動詞を入れ替える。
Is she reading a book? 彼女は本を読んでいますか?
(S) (V) (O)
これだけです。作り方は簡単ですね。
【現在形との違い】
現在形と現在進行形の文の違いについて説明します。
現在形:He plays soccer. 彼はサッカーをします。
現在進行形:He is playing soccer. 彼はサッカーをしています。
上の現在形の文では、彼が普段からサッカーをするという「習慣」について表しています。ですので上の文は下のように書き換えられます。
He plays soccer. ⇒ He is a soccer player.
彼はサッカーをします。 彼はサッカー選手です。
「普段からサッカーをする」ということは、アマチュアかプロかサッカー部かなどは置いておいて、とにかくサッカー選手だということになりますよね。ですので右の文に書き換えが可能なのです。
しかし現在進行形の、”He is playing soccer.”という文は、現在彼がサッカーをしているかどうかに焦点が当たっています。この文は”He is a soccer player.”には書き換えられません。現在進行形の文では普段からサッカーをするかはわからないからです。遊びや、体育の授業でやっている場合も考えられます。
現在形は「普段の習慣」、現在進行形は「今進行中のこと」ということになります。
【近い未来の現在進行形】
また、現在進行形には、近い未来を表す使い方もあります。例を挙げます。
I’m coming back (soon). すぐに戻ります。
(S) (V)
I’m leaving. そろそろ帰ります。
(S) (V)
I’m going to grocery store. (今から)食品店に行きます。
(S) (V) (O)
「すぐに」「そろそろ」という近い未来を表しています。
「~するところです」というニュアンスが近いと思います。
さて、次回は過去進行形についてです。
作り方は現在進行形とほとんど変わらないので、本項と一緒に読んでいただけるとわかりやすいと思います。