【意外と知らない hold の使い方】


【意外と知らない hold の使い方】
基礎動詞 hold のコアイメージは
「少しの間おさえる」
ここから、 hold のいろいろな使い方が見えてきます。
hold on!
→ on は接触のイメージなので、今の状態に接触したまま、少しの間おさえて
→ 「ちょっと待って!」
hold your breath
→ 息を少しの間おさえて → 「息を止めて(レントゲン撮るときや、ヨガの時など)」
He holds the Zen-nichi champion belt.
→ 記録の場合はまた変わる可能性があるので、hold をよく使います。彼は全日チャンピオンベルトを持っている。記録保持者をなんとかホルダー(holder)といったりしますよね。
have は、あるものが「所属」しているコアイメージです。
持つ = haveと直訳していませんか?
でも、「ペンを右手に持ってください」は、ずっと持つのではなく、今、手に持っ
てくれ(少しの間おさえる)ですよね?
なので、Hold a pen in your right hand の方がしっくりきます。
アイデアがある場合も、holdを使うと「ちょっとアイデアがある」という感じになります。
I hold α good idea.
あとは、ミーティングやパーティーをこっちが開くときも hold を使います。おさえておく、といったイメージですね。
hold a meeting / hold a party
____
では、以下の hold を使った英文、どう訳せるでしょうか?
コアをイメージしてちょっと考えてみてください。意外と知らなかったのでは?
1、Hold your tongue.
2、This huge mag holds 1.5 litter of beer.
3、How long this weather hold?
____
1、口を慎め!(少しの間、言葉をおさえろ)
2、この大ジョッキは1.5リットルのビールが入る(それくらいの量を、一時的におさえておける)
3、この天気はどれくらいもつんだろう(少しの間おさえられる)
このように、「慎む、入る、もつ」と辞書に訳語がたくさん出ていても、コアのイメージをおさえると楽になりますよね。
私ビール飲むとよく、
I can’t hold on any longer!
もう我慢できない!・・・(トイレが)
そうそう、今日、有楽町線乗って池袋で降りたら、まさにこんなのがエスカレーターのベルトに書いてありました。
hold じゃなくて、ずっとおさえていたら怪我しますし後ろの人にも迷惑ですよね。