日別アーカイブ: 2020年11月6日

関係代名詞3 thatとwhat


こんにちは!

 

前々回に、関係代名詞の「主格」「目的格」を説明しました。

 

簡単にまとめると以下の通りです。

[主格の関係代名詞]
先行詞が人:who
先行詞が物:which

[目的格の関係代名詞]
先行詞が人:whom (who)
先行詞が物:which

 

実は、主格と目的格の場合、上記以外にthatwhatが使えます。

本日は関係代名詞のthatとwhatを説明します。

 


【関係代名詞のthat】

 

関係代名詞のthatはとても簡単です。
主格・目的格ともに人/物で使う関係代名詞が違っていましたが(who(m)/which)、thatは先行詞が人・物、両方に使えます。

 

***主格の場合***

 

以下は主格の関係代名詞でthatを使った例です。
先行詞が物なので、thatはそのままwhichに置き換え可能です。

I booked the restaurant [that had two stars (in the Michelin Guide)].
(S) (V)   (O)     [(V) (O)]

「ミシュランガイドで2つ星を獲得したレストランを予約した」

 

次に、先行詞が人の例です。
以下の文章は、thatはそのままwhoに置き換え可能です。

The police officer arrested the man [that stole a wallet (from an old woman)].
・・・(S)    (V)   (O)    [(V) (O)]

「警察はお婆さんの財布を盗んだ男を逮捕した」

 

***目的格の場合***

目的格の場合も同じく、先行詞が人でも物でもwhom/whichをthatに置き換えできます。また、省略可能です(口語では省略することの方が多いです)

 

This is the toy robot [(that) my son like].
(S) (V) (C)       [(S) (V)]

「これは息子が好きなおもちゃのロボットです」

 

Ill tell you anything [(that) I know].
(S/助)(V)(O)  (O)    [(S)(V)]

「私が知っていることならなんでも言います」

 

that or who(whom)/whichのどちらをを使うかですが、who(whom)/whichの方がフォーマルなニュアンスが出ますので、ビジネスなど、お固い文書のライティングの際はwho(whom)/whichを使うと良いと思います。

 


【関係代名詞のwhat】

主格、目的格ともにwhatを関係代名詞として使えます。
“what”は”the thing(s) that”として置き換え可能です。
what一語で先行詞を含んでいますので、ぱっと見先行詞は欠けた文章になります。

 

***主格の場合***

What [makes me happy] is delicious foods.
(S) [(V) (O) (C)] (V)  (C)

「私を幸せな気分にさせてくれるのは、美味しい食べ物です」

What [makes me happy] = The thing [that makes me happy] と読み替え可能です。

 

***目的格の場合***

This book is (exactly) what [I was looking for]. Thank you.
(S)  (V)    (C) [(S) (V)]

「この本はまさに私が探していた本です。ありがとう」

What [I was looking for] = The thing [that I was looking for] と読み替え可能です。

 

What [we should do] is sending a correct shipment (to the customer) (as soon) (as possible).
(S) [(S) (助) (V)](V)    (C)

「我々がすべきことは、正しい荷物をできるだけ早く顧客に送ることだ」

What [we should do] = The thing [that we should do] と読み替え可能です。

 


今日は関係代名詞のthatとwhatについて説明しました。

両方とも主格と目的格のみで、所有格のwhoseの代わりに使うことはできないので、注意してくださいね。

それではまた来週!