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こんにちは!
前々回に、関係代名詞の「主格」「目的格」を説明しました。
簡単にまとめると以下の通りです。
[主格の関係代名詞]
先行詞が人:who
先行詞が物:which
[目的格の関係代名詞]
先行詞が人:whom (who)
先行詞が物:which
実は、主格と目的格の場合、上記以外にthatやwhatが使えます。
本日は関係代名詞のthatとwhatを説明します。
【関係代名詞のthat】
関係代名詞のthatはとても簡単です。
主格・目的格ともに人/物で使う関係代名詞が違っていましたが(who(m)/which)、thatは先行詞が人・物、両方に使えます。
***主格の場合***
以下は主格の関係代名詞でthatを使った例です。
先行詞が物なので、thatはそのままwhichに置き換え可能です。
I booked the restaurant [that had two stars (in the Michelin Guide)].
(S) (V) (O) [(V) (O)]
「ミシュランガイドで2つ星を獲得したレストランを予約した」
次に、先行詞が人の例です。
以下の文章は、thatはそのままwhoに置き換え可能です。
The police officer arrested the man [that stole a wallet (from an old woman)].
・・・(S) (V) (O) [(V) (O)]
「警察はお婆さんの財布を盗んだ男を逮捕した」
***目的格の場合***
目的格の場合も同じく、先行詞が人でも物でもwhom/whichをthatに置き換えできます。また、省略可能です(口語では省略することの方が多いです)
This is the toy robot [(that) my son like].
(S) (V) (C) [(S) (V)]
「これは息子が好きなおもちゃのロボットです」
・I‘ll tell you anything [(that) I know].
(S/助)(V)(O) (O) [(S)(V)]
「私が知っていることならなんでも言います」
that or who(whom)/whichのどちらをを使うかですが、who(whom)/whichの方がフォーマルなニュアンスが出ますので、ビジネスなど、お固い文書のライティングの際はwho(whom)/whichを使うと良いと思います。
【関係代名詞のwhat】
主格、目的格ともにwhatを関係代名詞として使えます。
“what”は”the thing(s) that”として置き換え可能です。
what一語で先行詞を含んでいますので、ぱっと見先行詞は欠けた文章になります。
***主格の場合***
What [makes me happy] is delicious foods.
・(S) [(V) (O) (C)] (V) (C)
「私を幸せな気分にさせてくれるのは、美味しい食べ物です」
What [makes me happy] = The thing [that makes me happy] と読み替え可能です。
***目的格の場合***
This book is (exactly) what [I was looking for]. Thank you.
・(S) (V) (C) [(S) (V)]
「この本はまさに私が探していた本です。ありがとう」
What [I was looking for] = The thing [that I was looking for] と読み替え可能です。
What [we should do] is sending a correct shipment (to the customer) (as soon) (as possible).
(S) [(S) (助) (V)](V) (C)
「我々がすべきことは、正しい荷物をできるだけ早く顧客に送ることだ」
What [we should do] = The thing [that we should do] と読み替え可能です。
今日は関係代名詞のthatとwhatについて説明しました。
両方とも主格と目的格のみで、所有格のwhoseの代わりに使うことはできないので、注意してくださいね。
それではまた来週!