日別アーカイブ: 2020年11月28日

関係副詞1 関係副詞の基本 / WhereとWhen


こんにちは!

 

数回にわたり、関係代名詞について説明しました。
今日からは関係副詞について説明します。

 


【関係副詞とは何か / WhereとWhen】

 

関係副詞はWhen/Where/Why/Howなどを使って、関係代名詞と同じく先行詞を修飾する形容詞節を作ります。

 

先行詞がある場合もありますが、省略されてしまって無い場合もあります。
今回はWhereとWhenの例を見てみましょう。

 

This is the house [where I lived (until last year)].
(S) (V) (C)     [(S)(V)]

「これが私が去年まで住んでいた家です」

 

このように、関係副詞節が先行詞”the house”を修飾して「私が住んでいた家」となっています。

 

関係副詞は、「副詞」とついていますが、節全体で形容詞節を作ります。
これは、関係副詞節(従属節)内で、元々副詞だったものが関係副詞になっているからです。

上の”where”の例で言うと、元々は”there“だったと考えると分かりやすいです。
“I lived there until last year”の副詞”there”を関係副詞”where”の形にして、従属節の文頭に出しているので、関係副詞と言う名前なんですね。

なので、名前は関係副詞ですが、関係副詞が作る節は「形容詞節」で、先行詞を修飾します。

 

※上記の文は以下の2つに分割できると考えると分かりやすいかも。

1:This is the house.
2:I lived there until last year.

there = the house

 

Whenの例も見てみましょう。

 

I (never) forget the moment [when he scored a goal (in the final game)].
(S)   (V)   (O)     [(S) (V) (O)]

「彼が決勝でゴールを決めた瞬間を決して忘れない」

 

関係副詞whenは、従属節の中で”then”とおくと分かりやすいです。
“He scored a goal then in the final game”と考え、”then”を”when”に置き換えて節の頭に出すことで、先行詞を修飾しています。

 


【関係代名詞との違い】

 

関係代名詞節では、主格の場合は主語が、目的格の場合は目的語が無いため、不完全な文になっていました。

 

[主格]
I want to go to the restaurant which was rated as 5 stars in the guide book.
→whichの後ろの主語(S)がない

「ガイドブックで5つ星の評価をされているレストランに行きたい」

 

[目的格]
The sushi which I ate in Japan was the best ever.
→whichの後ろの目的語(O)がない

「日本で食べたお寿司がこれまでで一番美味しかった」

 

しかし、関係副詞の文ではSVOCの骨格にあたる部分は消えずに残り、完全な文になることに注意してください。

 

The Japanese restaurant where I ate sushi was the best ever.
→whereの後ろは”I ate sushi”と、SVOの完全な文が出来ている

「私がお寿司を食べた日本食レストランは、これまでで一番美味しかった」

 


今日は関係副詞について説明しました。

次回は他の関係副詞について説明します。

それではまた来週!