ざっくり英文法入門 7


7, 3人称単数

 

3人称単数について詳しく説明します。

これも意外と英語を話すときに難しいところですね。

3人称単数にあたる主語の文では、動詞の形が変わります。

 

 

【3人称単数とは何ぞや】

 

まず、3人称単数とは何かについて説明します。

3人称単数は”主語SがI, You以外で単数のもの”です。

 

もっとわかりやすく言うと、以下の二つに分類できます。

ルール1: 主語SがIもしくはYouではない。

ルール2: ルール1を満たしたうえで、単数のもの。

 

例をあげます。

【ルール1】を満たす主語をざっと挙げてみます。

IとYou以外の名詞なら何でもOKです。

 

We, He, They, Ken, The cat, My father, My parents, These dogs, His bag, Two students, Tom and Jerry, My grandfather’s house, などなど、挙げれば無限にあります。

 

これを【ルール2】に当てはめてみます。

ここから単数でないもの(つまり複数のもの)を除外します。

We, They, My parents, These dogs, Two students, Tom and Jerryは複数なので除外します。

(parentsは両親(母親&父親)を表すので複数です)

残りが3人称単数にあたる主語になります。

 

3人称単数(I,You以外で単数のもの)

He, Ken, The cat, My father, His bag, My grandfather’s house,

 

さて、3人称単数が何なのかわかったら、3人称単数の時に動詞がどう変わるか説明します。

 

 

 

【Be動詞の場合】

Be動詞の時は前の項で説明しましたが、ざっと復習しましょう。

主語が3人称単数の時⇒isを使います。

主語がIのとき⇒amを使います。

主語がYouまたは複数の時⇒areを使います。

 

【一般動詞の場合】

ここからがメインです。

主語が3人称単数の場合、一般動詞の肯定文(普通の文)の動詞にはsが付きます。

例をあげます。

 

My mother likes Korean dramas. 私の母は韓国ドラマが好きです。

(S)       (V)       (O)

 

正直面倒くさいですね。でも否定文、疑問文になるとまたややこしいです。

主語が3人称単数の場合、一般動詞の否定文/疑問文では動詞にsは付きません。

そのかわり、doがdoesに変わります。

 

【否定文】

My mother doesn’t like Korean dramas. 私の母は韓国ドラマが好きではありません。

(S)               (V)       (O)

 

【疑問文】

Does your mother like Korean dramas? あなたのお母さんは韓国ドラマが好きですか?

(S)        (V)       (O)

 

まとめると、3人称単数の一般動詞の文では

肯定文の場合⇒動詞にsを付ける。

否定文/疑問文の場合⇒doをdoesに変える。動詞にsは付けない。となります。

 

はっきり言って、英語を話すときにこれを厳守するのは難しいです。

じゃあどうすればいいのかということなのですが、「気にしない」これが大事です。

完璧な英語を話そうとして、黙りこくってしまうより、間違っていてもアクティブに話すことが大事です。水の中で手足を動かさないと泳げるようにならないのと一緒です!

 

最後に動詞のsの付け方のルールについて補足説明します。

【補足:動詞のsの付け方】

 

・そのままsをつける。  like⇒likes, play⇒plays, make⇒makes, get⇒gets

 

・動詞が “-s, -z, -x, -sh, -ch” の場合 “es” をつける。(そのままつけると言いにくいので)

wash⇒washes, fix⇒fixes, watch⇒watchesなど

 

・不規則に変化する。 ※do⇒does, have⇒has を覚えておけばOK!

 

・動詞の終わりが子音字(a,i,u,e,o以外)+yの場合、“y” を “i” に変えて “es”を付ける。

study⇒studies, try⇒tries, cry⇒cries, carry⇒carries