4, 疑問詞
前回やった疑問文は、いわゆるClosed Questionというもので、Yes/Noで答えてほしいときの質問です。疑問詞を使うとOpen Questionという疑問文が作れます。Open Questionの疑問文は「いつ」「どこで」「だれが」「なぜ」「いくら」「どのくらい」「どっちの」のように、具体的な内容を答えてほしいときに使います。例を挙げてみます。
作り方はシンプルで、Closed Questionの疑問文の文頭に疑問詞を置くだけです。
答えるときは具体的に聞かれた内容を答えます。
品詞分解するときは、下線は引かず、疑問詞の後ろを/で区切ります。
When/ do you practice soccer? あなたはいつサッカーをしますか?
(S) (V) (O)
I practice it (after school). 放課後に練習します。
(S) (V) (O)
こんな感じですね。
ちなみに回答の際にsoccerがitに変わっています。
英語では前の文に出てきた単語を繰り返さないように、it(それ)などに置き換えます。
これを代名詞(前に出てきた名詞の代理なので「代名詞」)といいます。
【疑問詞の種類】
疑問詞は以下のようなものがあります。
When(いつ)Where(どこで)Who(誰が)Why(なぜ)Which(どちらの)What(何)
How(どのように)
いくつか例を挙げるので、品詞分解してみてください。
品詞分解できたら、声に出して読んでみてください。
Where do you play guitar? どこでギターを弾きますか?
I play it at the studio. スタジオで弾きます。
Why do you like natto? なぜ納豆が好きなんですか?
I like the smell of it. 匂いが好きです。
How do you get to school? どうやって学校に行きますか?
I get there by bus. バスで行きます。
What do you want? 何が欲しいですか?
I want new iPhone. 新型iPhoneが欲しいです。
【疑問詞主語】
さて、疑問詞を品詞分解する際は/で区切ると言いましたが、一部例外があります。それが疑問詞主語Whoです。疑問詞Whoは/で区切らず、主語になります。たとえば…
Who calls Mr. Blown? 誰がブラウンさんに電話しますか?
(S) (V) (O)
I do. 私がやります。
(S) (V)
動詞callにsが付いていますが、これは後々やる三人称単数というものです。
とりあえず今は、疑問詞主語のときは動詞にsが付くとざっくり覚えておいてください。
また、Whoの後ろも通常の疑問文と違い、VとOが続きます。
要するに、Whoは「誰」を聞く疑問詞なので、尋ねるときに文中の主語の部分が欠落してしまうのです。そんなわけで、文の中で疑問詞が主語として働くのですね。
【合わせ技の疑問詞】
疑問詞には合わせ技が各種存在します。
What kind of / What ○○ / Which○○ / How often / How much / How manyなどです。
これも例をあげましょう。
What kind of music/ do you like? どんな種類の音楽が好きですか?
(S) (V)
I like rock music. ロックが好きです。
(S)(V) (O)
といった感じで、通常の疑問詞と同じように品詞分解ができます。
以下に例文をいくつかのせるので、品詞分解と音読をしてみましょう。
What subject do you like? なんの教科が好きですか?
I like math. 数学が好きです。
Which do you prefer, cats or dogs? 犬か猫、どちらが好みですか?
I prefer cats. 猫派です
How often do you work out? どのくらいの頻度で筋トレしますか?
I do it 3 days a week. 週3でします。
さて疑問詞は以上になります。
これが使いこなせるようになると、英語での会話がグッと弾みます。
音読をして、使いこなせるように頑張りましょう!