日別アーカイブ: 2020年6月20日

5文型(1)第1文型SVと第3文型SVO

こんにちは、Shotaです!

ついに野球のシーズンが始まり、日常に戻りつつある感じがしますね!
油断せずに手洗いうがい、マスクをしっかりしましょう。

さて、今日からは5文型について説明します。
これ、学校の英語で急に出現して???となった方も多いのではないのでしょうか。こんなやつです。

第1文型:SV
第2文型:SVC
第3文型:SVO
第4文型:SVOO
第5文型:SVOC

今日はこの中の第1文型と第3文型を説明します。(第2文型は次回)


【第1文型;SV】

Sは主語、Vは動詞です。「SがVする」という形のシンプルな文型です。

He walks (every morning).
(S) (V)
彼は毎朝散歩をする。

上の文では、SVだけで文の骨格が成り立っています。
カッコ内の”every morning”は修飾語なので必ずしも必要ではありません。
つまり無くてもいいのです。
“He walks”「彼は歩く」だけでも文としては成り立ちます。

しかし、SVの部分は骨格部分なので無くすわけにはいきませんし、順番も変えられません。


【なんで文型なんていうものを学ばなくてはいけないのか】

これはよく自分も学生時代に思っていたことです。

英語は語順の言語と言われるほど語順に厳しいのです。
逆に日本語はそこまで語順に厳しくないので、語順に対して意識をすることがあまりないでしょう。なので日本人が英語を学ぶときはまず、5文型の考え方を身につける必要があるわけです。

例えば上の例文の日本語、「彼は毎朝散歩をする」ですが「毎朝散歩するんですよ彼」でも通じますよね。

でも英語で”Every morning walks he”は通じないです。
おそらく「何言ってんの?頭大丈夫?」って感じになるでしょう。
なので骨格部分の語順を規定した「文型」という考え方が必要なわけです。


【第3文型;SVO】
第2を飛ばして第3文型です。
さっきのSVの後にO(目的語)がつきます。
例を挙げてみましょう。

He walks his dog (every morning).
(S)  (V)  (O)
彼は毎朝犬を散歩させます。

このように第3文型では動詞の後ろに、動詞の動作の対象になる「目的語」が入ります。


【自動詞と他動詞】

さっき第1文型で説明した例文と第3文型で説明した文を並べてみます。

*第1文型
He walks (every morning).
(S)  (V)
彼は毎朝散歩をする。

*第3文型
He walks his dog (every morning).
(S)  (V)  (O)
彼は毎朝犬を散歩させます。

SVの文では、動詞”walk”は主語”He”が「散歩する」という意味で働いています。
SVOの文では、動詞”walk”は主語”He”が目的語”his dog”を「散歩させる」という意味で働いています。

同じwalkでも、それぞれ違う働きをしているのがわかるでしょう。
答えを言ってしまうと、SVの文のwalkは「自動詞」で、SVOの文のwalkは「他動詞」です。自動詞のwalkは「散歩する」で他動詞のwalkは「〜を散歩させる」という意味になります。

自動詞は「主語」が「〜する」という形で使われます。

I slept (well) (last night).
(S)(V)
(私は)昨晩よく眠れました。

つまり第1文型SVの文の動詞Vは「自動詞」なのです。

それに対して第3文型SVOの文の動詞Vは「他動詞」です。
他動詞は「主語S」が「目的語O」を「動詞V」するという形で使われます。

I play baseball (with my friends) (after school).
(S)(V) (O)
私は放課後、友達と一緒に野球をする。

第1文型では動詞は目的語をとらない「自動詞」第3文型では目的語を取る「他動詞」です。覚えておきましょう!


【前置詞を置けば自動詞も目的語を取ることができる】

ちなみに自動詞は「自動詞+前置詞」の形で目的語をとることができますが、文型上はこの形も第1文型です。

He (just) arrived (at Narita airport.)
(S)    (V)
彼はちょうど成田空港についた。

これと同じ意味の文を第3文型で表すと、以下のようになります。

He (just) reached Narita airport
(S)   (V)   (O)
彼はちょうど成田空港についた。

arriveもreachも「到着する」という意味の動詞ですが、
“arrive”は自動詞で”reach”は他動詞です。
なのでarriveには前置詞atが必要なのですね。


今日は第1文型と第3文型について説明しました。
次回は第2文型を説明します。

それではまた!