日別アーカイブ: 2020年8月28日

動名詞その2 動名詞・不定詞どちらかしか置けない動詞


こんにちは!

毎日暑いですね。。

前回は動名詞とは何かについて説明しました。
動名詞その1

動名詞は動詞をing形に変えることで、名詞句を作ることができました。
つまり、不定詞の名詞的用法と書き換えることができるのです。

でも実は、不定詞・動名詞のどちらかしか置けない時があります。

今日はその辺りを説明します。


【動名詞の復習】

まずは簡単に、動名詞の復習です。
以下の文は上が動名詞、下が不定詞の名詞的用法ですが、同じ意味です。

[ギターを弾くことは私の生きがいだ]

Playing guitar is my life.
・・・/(S) (V) (C)

To play guitar is my life.
・・・/(S) (V) (C)

上の、動詞をing形にして「〜すること」という名詞句を作るのが動名詞です。
これは下の文のように「To+動詞の原型」の不定詞に書き換えることもできます。

 

でも文章によっては、単純に書き換えるのができないことも多いです。
上の2つの文章では主語(S)に動名詞や不定詞がきていますが、それらが目的語(O)の場所に置かれるときは注意が必要です。

 

たとえば、以下のような例です。

I enjoyed playing soccer (with my friends).
(S)(V)    (O)

 

動詞”enjoy”は目的語(O)に動名詞しか置けません。
なので、上記の文は不定詞に書き換えることはできません。

つまり右の文は❌です” I enjoyed to play soccer with my friends.”

 

こんな感じで、目的語(O)に不定詞/動名詞のどちらかしか置けない動詞というのがあります。

 


【動名詞しか置けない動詞の特徴】

動名詞しか置けない動詞の特徴は、「現実的」「過去的」「名詞的」「消極的」というイメージです。
たとえば上の先ほどのenjoyは「〜して楽しい」「〜して楽しかった」という過去のイメージですね。

 

他の例を挙げます。

以下のfinishも「過去の行動」が「完了」「終了」したという感じなので動名詞ですね。

I’ve finished submitting the document.
(S) (V)      (O)

書類の提出が完了しました。

 

上記のfinishと同様で、“give up”も「諦めてそこでおしまい」なので動名詞を置きます。

Why/ did you give up studying English?
・・・・(S) (V)     (O)

どうして英語の勉強あきらめちゃったの?

 

他には「避ける」avoid、「否定する」denyなども、動名詞を置きます。

We should avoid gathering (not to get infected).
(S) (助)  (V)  (O)

感染しないために、集まるのを避けるべきだ。

 


【不定詞しか置けない動詞の特徴】

一方不定詞しか置けない動詞は、「未来的」「願望的」「動詞的」「積極的」なものが多いです。

以下のwantやhopeは「〜したい」という願望ですね。

I want to eat sushi.
(S)(V)  (O)

お寿司食べたい

I hope to study abroad.
(S)(V)   (O)

留学したいです

 

他には約束のpromiseや。。

He promised not to lie (never again).
(S) (V)    (O)

彼は二度と嘘をつかないことを約束した。

 

賛成したり反対したりする、agreeやrefuseなどがあります。

She agreed to join our team.
(S)  (V)   (O)

彼女は私たちのチームに参加することに同意しました

 


 

本日は不定詞や動名詞の一歩進んだ使い分けを説明しました。

今日ここで紹介した以外にも、不定詞・動名詞どちらかしか目的語に取れない動詞はたくさん存在しているので、気になる方は調べてみてください。

それではまた来週!