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こんにちは!
今回で第5回目の関係代名詞回ですね。
テーマは「前置詞+関係代名詞」です。
“in which”とかそういうやつですね。
苦手な方もいると思うので、できる限り噛み砕いて説明します。
【前置詞+関係代名詞とは】
まず、前置詞+関係代名詞の例文を見てみましょう。
例1
This is the house in which Kenji Miyazawa lived.
(≒In the house, Kenji Miyazawa lived)
「これが、宮沢賢治が住んでいた家です」
関係代名詞whichの前に、前置詞inが入っています。
whichの代わりに先行詞”the house”を入れて読むと分かりやすいと思います。
上記の例文は、inを前に持ってくることなく、liveの後ろにおいてもOKです。
○ This is the house which Kenji Miyazawa lived in.
では、前置詞を関係代名詞の前に出す文と、そうでない文で何が違うのでしょうか。
一言で言うと、前置詞を前に出す文の方が「改まった」「フォーマルな」言い方になります。
固い文書を読む時にもよく出てきますので、覚えておきましょう。
非制限用法の例も挙げておきます。
例2
I watched Takeshi Kitano’s award-winning movie, in which the director himself appeared.
「北野武監督の受賞作を観ましたが、その作品には監督本人が出演しています」
【前置詞+関係代名詞の注意点】
関係代名詞の前に前置詞を持ってくる場合、注意すべきことが2つあります。
(1)関係代名詞の省略ができない
目的格の関係代名詞はよく省略されるのですが、「前置詞+関係代名詞」の場合、関係代名詞を省略できません。
The company for which I had been working three years got bankrupt.
(× The company for I had been working three years got bankrupt.は不可)
「私が3年間働いていた会社は倒産しました。」
前置詞を後置する場合は省略可能です。
○ The company I had been working for three years got bankrupt.
(2)句動詞として結びつきの強い「自動詞+前置詞」は前に出せない
「laugh at」や「go through」など、動詞と前置詞の結びつきが強い句動詞は、分解できません。そのため、後置します。
He is the man whom we cannot do without for the work.
(× He is the man without whom we cannot do for the work.は不可)
「彼はこの仕事に欠かせない男です」
※do without〜「〜なしで済ませる」 これも分解できません
今日は「前置詞+関係代名詞」について説明しました。
フォーマルなライティングのためにも是非とも習得したいですね。
それではまた!