大人になったら、聞くだけで英語マスターしようとしちゃダメ!


子供と大人ではマスターの方法が違うそうです。

言語に関して。

 

年いったらもう英語は無理なのか?

というと、こんな言葉があります。

 

Older is faster, younger is better

 

英語習得に関する有名な言葉ですが、

ここで注目したいのが

そりゃぁ若い方が良いんだけども、の前。

 

「年くってる方が早い!」

 

これは希望を与える!

 

しかも、バイリンガルとなるとボケないらしい上に

ボケても進行が遅いらしい!

ということで、これは希望だ!という記事を昔書きました。

 

しかし、今日は、年くってる方が早い!を別の角度から掘り下げてみようと思います。

 

なんで、年くってる方が早いのか?

それは、認知能力が発達してるから、論理的思考能力が云々。。。

と言われていますが、

「要は、頭が良いから(子供より)」

ということです。

 

頭が子供より良いので、

子供よりも早く、言語の骨子をとらえたり

語彙や学習法なども理解して習得してしまえるのです。

 

じゃぁ、子供はどうやってるのか?

 

「子供は聞いたこと、見たことをスポンジのように吸収している」

 

時間はかかりますが、その分

ごちゃごちゃした理屈(文法とかスペルとか)はわからないけど

「聞いてるだけ、遊んでるだけで」

どんどんスポンジのように、生の英語を吸収してしまい

完全なネイティブと同じか、近くなることができるのです。

 

これが大きな違いです。

 

そして、ここが本日お伝えしたいことなのですが・・・

 

大人は子供より頭が成長した分

「子供のようにInputするだけでスポンジのように吸収してしまえる能力」

は、もう

無くなってしまっているのです!

 

逆を言えば・・・

「大人は、頭でしっかりと英文を理解しないことには、吸収できない」

ということなんです。

そういう頭になってしまっているのです。

 

これはかなり重要です。

 

大人になってしまったら、

「文法的にしっかりと英文を認知しないことには」

いつまでたっても、

英語はな〜んとなく、いつまでも曖昧にしか理解できない

と覚悟をキメた方が良いです。

(シャブをキメるんじゃありませんよ)

 

以上は外国語習得の上での「理屈」ですが

これはまさに現場にいてもとても感じることです。

 

中上級者で中学文法が曖昧な方に会ったことがありませんし(あっちで育った人除く)

逆に、発音もいいし、海外経験もあって外人の友人もいるのに

「なんか、いつまでもイマイチ・・・」

という方は

「ほとんどが中学英文法がちゃんと理解できていない」

ものです。

 

大人になってから英語をやりたいと思ったら

最初の数ヶ月はむしろ

「中学文法に全てを捧げる」

くらいで良いと僕は思っています。

 

むしろ、そっちの方が断然近道です。

 

ちょっと厳しい言い方をすれば、

近道というよりも・・・

 

「中学文法が曖昧なうちは、絶対に英語はしゃべれない」

大人になったら、本当にそうです。

 

Inputをスポンジのように、

どんどん吸収できる能力はもう無くなってしまったので、

聞いてるだけでは、絶対に英語をしゃべれるようにはなれないのです。

もう、そういう時代は終わったんです。

 

でも悲観することはありません!

Older is faster!

我々大人の頭を持ってすれば、

思ったよりも中学英語って簡単です。

3ヶ月で本気出せばマスターできます。

 

なんか、英語がイマイチなんだよなぁ、やってるのに・・・

という方、もしくは

自分は完全に英語が初心者

と自信を持って言える方は、信じてください

 

「絶対に、中学文法からやった方が近道です」

 

週末のICEEに向けて、断酒しているので

私の頭は今とてもクリアーです。

間違いありません!笑

 

Leon