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【『公式TOEIC Listening&Reading 問題集 8』を使い倒す編:「TEST 1 Part 3 会話問題」その2】

こんにちは岩田です。

最新の『公式TOEIC Listening&Reading 問題集 8』

シリーズでこの最新問題集8に登場する問題の、「ここだけはおさえたいポイント」を解説しています。

本日はTEST1のPart 3「会話問題」。

前回と同じ、「Question 32 through 34」を再び取り上げます。

前回お伝えしたPart 3対策の最大のポイントは、


会話文の音声が流れる前に質問を先読みする!(選択肢は余裕があれば読む)

です。

能動的に先に質問内容を頭に入れてから、音声を待ちかまえることによって、本文内容を記憶保持する負担がやわらげられます。

次のポイントは、


質問は簡単な文にして内容を覚えておく

です。

「Question 32 through 34」でいうと、

32. Where does the woman most likely work?
女性はどこで働いていると考えられますか。→女、どこで働く?

33. What benefit does the woman tell the man about?
女性はどんな特典について男性に伝えていますか。→女は男にどんな特典を伝える?

34. What does the woman ask the man to provide?
女性は男性に何を提供するよう求めていますか。→女は男に何を求める?

と内容を簡略化することによって、より質問を覚えたまま、本文のリスニングに集中することができます。

そして、大事なことは、


本文と質問の順序は基本、一致する

です。

設問1の質問の解答の根拠は基本、本文のはじめの方、設問2は中盤、設問3は終盤にあり(あくまでも「基本」ですが)、設問1の解答の根拠が本文の会話の最後に出てくることはあまりありません。

そして、本日新たにお伝えするポイントは、


基本、設問の主語が、答えの根拠を言う

というものです。

例えば、

「33. 女性はどんな特典について男性に伝えていますか」

は、「女性」が主語で、「男性にどんな特典を伝えているか?」なので、「女性のセリフに正解の根拠があるのでは?」と考えることができます。

実際、女性のセリフを見てみると、


W: Sure. Members receive benefits such as invitations for early admission to new exhibits and lectures by local artists.
もちろんです。会員さまは、新しい展示会や地元芸術家による講演会への先行入場招待などの特典を受けることができます。

と、特典について述べています。これで、33の選択肢の正解「(C)Invitations to special events 特別なイベントへの招待」を導き出せます。

「34. 女性は男性に何を提供するよう求めていますか」

も、「女性」が、「男性に求めている」ので、これまた「女性のセリフに正解の根拠があるのでは?」と考えることができます。女性の次のセリフを聞くと、


W: Yes, students receive ten percent off a regular membership. I’ll just need to see your student ID.
はい、学生の方々は通常の会員価格からの10パーセント引きを受けることができます。学生証を拝見するだけで済みます。

と、「学生証を拝見するだけで済みます」と正解の根拠を述べており、34の選択肢の正解の「(A)Some identification 身元証明書」が導き出せます。

ただし、「32. 女性はどこで働いていると考えられますか」は、「女性」が主語ですが、内容が「どこで働いていると考えられますか」で、これは全体の流れから正解を導き出すパターンです。女性のセリフに正解の根拠があるとは限りません。

実際、これに関しては、相手の男性のセリフに答えの根拠が述べられています。


M: Hello. I’m considering buying an annual membership to this art museum. Can you tell me about the benefits that members receive?
こんにちは、こちらの美術館の年間会員資格を購入しようかと思っています。会員が受けられる特典について私に教えてもらえますか。

と、最初の男性のセリフで、32の選択肢の正解「(B)At a museum 美術館で」が導き出せます。

特に、「『主語』が『伝える』や『求める』などのアクション動詞をともなうケースでは、基本、主語が正解の根拠を述べる」ということをチェックです。もちろん例外はありますが、この基本をまず押さえておくことが大事です。

これによって、「女性のセリフを集中して聞けばいいんだ」と事前に準備ができて、より効率的に解答を導き出すことができます。

本日は岩田がお送りしました。

【『公式TOEIC Listening&Reading 問題集 8』を使い倒す編:「TEST 1 Part 3 会話問題」その1】

こんばんは岩田です。

最新の『公式TOEIC Listening&Reading 問題集 8』

シリーズでこの最新問題集8に登場する問題の、「ここだけはおさえたいポイント」を解説しています。前回はTEST 1のPart 2「写応答問題」。

本日はTEST1のPart 3「会話問題」。

「会話問題」は、2人、もしくは3人の会話に対して3つの設問があり、それぞれ4つの選択肢の中から解答します。
13の会話があります(× 3つの設問=39問)。

2人の会話はほぼほぼ男女ですが、3人だと「男男女 or 女女男」となり、同性の声が加わりますので、聞き取りが苦手な方にとっては難易度が上がります。

Part 3対策の最大のポイントは、


会話文の音声が流れる前に質問を先読みする!(選択肢は余裕があれば読む)

です。

能動的に先に質問内容を頭に入れてから、音声を待ちかまえることによって、本文内容を記憶保持する負担がやわらげられます。

さらに次のポイントは、


質問は簡単な文にして内容を覚えておく

です。

例えば、本書から引用してみると、

「TEST 1 Question 32 through 34 refer to the following conversation」

32. Where does the woman most likely work?
女性はどこで働いていると考えられますか。→女、どこで働く?

33. What benefit does the woman tell the man about?
女性はどんな特典について男性に伝えていますか。→女は男にどんな特典を伝える?

34. What does the woman ask the man to provide?
女性は男性に何を提供するよう求めていますか。→女は男に何を求める?

と内容を簡略化することによって、より質問を覚えたまま、本文のリスニングに集中することができます。

そして、大事なことは、


本文と質問の順序は基本、一致する

です。

設問1の質問の解答の根拠は基本、本文のはじめの方、設問2は中盤、設問3は終盤にあり(あくまでも「基本」ですが)、設問1の解答の根拠が本文の会話の最後に出てくることはあまりありません。

これをもとに、「Question 32 through 34」の会話文を見ていきます。


M: Hello. I’m considering buying an annual membership to this art museum. Can you tell me about the benefits that members receive?
こんにちは、こちらの美術館の年間会員資格を購入しようかと思っています。会員が受けられる特典について私に教えてもらえますか。

最初の男性のセリフで「32 女、どこで働く?」の正解の根拠「this art museum」が登場しています。
話し手は男性。そうすると、話し相手は2人の会話の場合、ほぼ、女性なので、
この時点で、32の選択肢の正解「(B)At a museum 美術館で」が導き出せます。

そして、次の質問、「33 女は男にどんな特典を伝える?」を思い出すと、この男性のセリフの中に「Can you tell me about the benefits? 特典について私に教えてもらえますか」とキーワードの「特典」が出てきます。
なので、次の女性のセリフに正解の根拠があることがわかります。


W: Sure. Members receive benefits such as invitations for early admission to new exhibits and lectures by local artists.
もちろんです。会員さまは、新しい展示会や地元芸術家による講演会への先行入場招待などの特典を受けることができます。

この時点で、33の選択肢の正解「(C)Invitations to special events 特別なイベントへの招待」を導き出せます。「special events」が「new exhibits and lectures by local artists」を指しています。

そして、さらに先の会話文を聞いてみると、


M: Oh, that sounds good. I’m a student at a Westmont University. Is there a special rate for studends?
ああ、それはいいですね。私はWestmont大学の学生です。学生向けの特別料金はありますか。

W: Yes, students receive ten percent off a regular membership. I’ll just need to see your student ID.
はい、学生の方々は通常の会員価格からの10パーセント引きを受けることができます。学生証を拝見するだけで済みます。

最後の質問、「34 女は男に何を求める?」は、女性のセリフの「I’ll just need to see your student ID」から、正解の「(A)Some identification 身元証明書」が導き出せます。

と、このように本文と質問の順序は基本、一致するので、これを意識することによって、設問1を解いたら、設問1のことは忘れることができ、設問2と設問3の解答の根拠を聞くことに集中できます。

本日は岩田がお送りしました。

【『公式TOEIC Listening&Reading 問題集 8』を使い倒す編:「TEST 1 Part 2 応答問題」】

こんばんは岩田です。

去年の10月に発売された『公式TOEIC Listening&Reading 問題集 8』

1から8まで、いずれもテスト2回分(計400問)が収録。

前回より、この最新問題集8に登場する問題の、「ここだけはおさえたいポイント」を解説しています。前回はTEST 1のPart 1「写真描写問題」。

本日はTEST1のPart 2「応答問題」。

その前にPart2「応答問題」とは、まず質問などの短いセリフが放送され、続いてその発言に対する応答が3つ放送されます。その3つの中から、受け答えとして正しいものを選ぶという問題です。

問題用紙には「Mark your answer on your answer sheet」としか書かれていません。そしてこのPart 2のみ3択問題となっています、ほかのPartは4択。問題数は25問。

『はじめての TOEIC L&R テスト 全パート総合対策』(塚田幸光・著/アスク出版)によると、

「Part 2の出題パターンは、『疑問詞で始まる質問』が最も多く、25問中10問程度を占める」と。

疑問詞は「Who、What、Where、Why、How」といったものです。

質問はこんな感じです。

When will the meeting start?
会議はいつ始まるのですか?

Where is the nearest bank?
一番近い銀行はどこですか?

なので、最初のステップが、「疑問詞スタートの場合、ここを正確に聞き取り、解答する」ことです。しかも、疑問詞で始まる問題の場合、「疑問詞だけ」を聞き取れても、答えられる問題は多いです。

公式問題集の「問7」の問題を見てみると、
Which floor has the largest conference room?
どの階に最も広い会議室がありますか?

→答えは「(A)The seventh floor 7階です」

この問題も「which floor」だけを聞き取れれば正解できます。

こういった「どの階?」→「7階に」とストレートに答えてくれる問題については、確実に得点したいところです。

そして、TOEICにはこのようにストレートに答えてくれない問題も存在し、そういう問題に対応できる力が高得点をとるために必要です。

本日は「ストレートに答えてくれない」問題を取り上げます。


問18
Who needs to sign the budget approval form?
誰が予算承認書に署名する必要がありますか?

答え→「(B)I just sent it to Moriko ちょうどそれをNorikoに送ったところです」

※ちょっとひねった問題です。「誰が署名する必要があるか?」に対して、「Noriko」とは直接答えずに、「Norikoに送ったところだ」と答えて、署名すべき人物を遠回しに伝えている(B)が正解になります。

問19
Where are the cleaning supplies kept?
清掃用品はどこに保管されていますか?

答え→「(B)I’ll be happy to show you 喜んであなたをご案内しますよ」

※「どこに保管されている?」に対して、「In a storage room 保管室に」などとストレートに答えずに、「保管場所への案内」を申し出ている(B)が正解となる。

問21
When is my article going to be published?
私の記事はいつ掲載される予定ですか?

答え→「(A)Your editor’s out of town this week あなたの編集担当者は今週、町から離れているのです」

※これは難問です。「いつ掲載されるか?」と尋ねているのに対して、「In next week 来週のうちに」などとストレートに答えずに、「記事の担当者が不在のため、掲載時期がいつか回答することができない」ことを示唆している(A)が正解となります。

問26
Where should we advertise for more volunteers?
どこに追加ボランティア募集の広告を出せばいいですか?

答え→「(C)The positions have all been lifted その枠は全て埋まっています」

※「どこに広告を出す?」の「どこ?」に対して場所を答えずに、「ボランティア枠は全て埋まっているので、追加で募集をかける必要がない」ことを示唆している(C)が正解。

問29
How often are the storage tanks inspected?
貯蔵タンクはどのくらいの頻度で点検されますか?

答え→「(A)You can check the records あなたは記録を調べることができますよ」

※「どのくらいの頻度で点検されますか?」と「頻度」を尋ねているのに対して、頻度を答えるのではなく、「あなたは自分で記録を調べることができる」と伝えている(A)が正解。

問31
Who’s going to the post office today?
誰が今日、郵便局に行くことになっていますか?

答え→「(C)Do you have mail to send? 送る郵便局があるのですか?」

※「誰が郵便局に行くことになっているか?」に対して、「誰が」を答えずに、「発送する郵便物があるのか」と聞き返している(C)が正解。

これらはとっさに答えを導き出すのが難しかったりするのですが、そういう時にこそ使ってほしいのが「消去法」です。

上記の「問31」の他の選択肢を見ていくと、

Who’s going to the post office today?
誰が今日、郵便局に行くことになっていますか?

(A)In yesterday’s delivery
(B)Whenever she can
(C)Do you have mail to send?

と、「(A)In yesterday’s delivery 昨日の配達物の中です」「(B)Whenever she can 彼女が行けるときならいつでも」を聞き取れれば、間違いの選択肢であることがわかり、必然的に「(C)Do you have mail to send?」が正解であることが導き出せます。

ぜひ「消去法」とからめて問題を解いていってください。

本日は岩田がお送りしました。

【『公式TOEIC Listening&Reading 問題集 8』を使い倒す編:「TEST 1 Part 1 写真描写問題」】

こんにちは、岩田です。

去年の10月に発売された『公式TOEIC Listening&Reading 問題集 8』

1から8まで、いずれもテスト2回分(計400問)が収録。

公式問題集のメリットは、
1.TOEICの制作元であるETSが手がけている
2.音声も本番と同じ公式スピーカーが担当している
この2点です。

なので、公式問題集で勉強することによって、もちろん最新の傾向と対策をつかむことができるのと、本番スピーカーと同じ音声を聴き続けることによって、各スピーカーたちの音声に慣れることができます。

できれば新しいバージョンがもちろん一番最新の傾向と対策をおさえていると思われるので、いまでいえば「8」を購入して、そして、これ1冊でもいいので、何周も繰り返すことが大事です。解説部分もすべて理解して、不正解の問題の表現も覚えるまで繰り返す。

そんな最新問題集8の、「ここだけはおさえたいポイント」を解説していきます。

まずはTEST 1のPart 1から。

と、その前にPart 1の解き方の攻略ポイントをおさえておきましょう。

Part 1「写真描写問題」とは、1枚の写真に対して、描写する文章が4つずつ読み上げられ、その中から最も適切なものを選択する問題形式です。

攻略ポイント1は、

「ナレーション中に事前に写真を見ておく」

というものです。

試験が始まると、Part 1の問題が始まる前に、

・「リスニングパート(Part 1~4まで)」の説明ナレーション
・Part 1の説明ナレーション
・Part 1の例題ナレーション

の順番で、英文のみの音声を聞くこととなります。
この時間の間に、6問分の写真を事前に見ておくのです。

そして次のポイントは、

「人が写っているか、風景写真かを判断する」

です。

そして、人が写っている写真の場合、

「『1人』か『2人以上』かをチェック」

です。

→1人の写真は
「その人が何をしているところか、1人の動作や状態をチェック」

→2人以上の写真は
「それらの人が何をしているところか、全員に共通する動作や状態、または、グループの中の1人の動作をチェック」

です。

ただし、
「人が写っていても、周辺にあるモノを描写した文が正解になることもあります。

では、ここからはTEST 1のPart 1に登場する大事な単語・表現を見ていきましょう。ここでの解説は、答えを照らし合わせるものではなく、重要と思える単語や表現の解説です。


問2(A)One of the women is holding a
file folder.
女性の1人はファイルフォルダーを持っている。

※「hold… …を手に持つ」の意味を覚える。発音が似ている「fold… …を折る、…を折りたたむ」が間違いの選択肢で登場する場合があるので注意。
また、「hold」には、問4(B)の「The man is holding a door open 男性はドアを押さえて開けたままにしている」の「hold O C OをCのままにしておく」で使われるケースもあるので、ここもチェック

問3(A)Some loaves of bread are piled on a counter.
パンが調理台の上に重ねられている。

※「loaves」は「loaf(パンなどの)1塊」の複数形。これは「bread パン」が不可算名詞であるために、「loaf」が使われています

※「pile… …を積み重ねる」、これは頻出単語です。「be piled」のように受け身で使われることが多く、また、問5(C)に出てくる「Some items have been stacked on a cart 物が台車の上に積み重ねられている」の「be stacked」も同義語なので覚えておきましょう

(C)One of the men is putting on an apron.
男性の1人はエプロンを身につけているところである。

※「put on… …を身につける」は最頻出のひっかけ表現で、「S is putting on…」の場合、「Sが服などをまさに身につけている最中」ではないと正解にならないので注意。「…を着ている」の状態をあらわす「wear…」ならば、男性の1人がエプロンを身につけていれば、「One of the men is wearing an apron」で正解になります

問5(A)A worker is replacing some window panes.
作業員が窓ガラスを交換している。

※「window pane 窓ガラス」の意味を覚える。音声で聞いても瞬時に意味がとれるように

問6(B)The woman is strolling down a garden path.
女性は庭の小道を散歩している。

※「stroll 散歩する、ぶらつく」、「path 小道(=alley)」のようなPart 1によく出てくる単語を覚える

といったように、正解・不正解に関係なく、本書に出てくるすべての表現を覚える姿勢が、より高みを目指すために大事なことです。

次回は「TEST 1 Part 2」の解説をお届けします。

本日は岩田がお送りしました。

【TOEIC満点攻略—『TOEIC L&Rテスト 990点攻略』からPart 2で覚えたい表現】

こんばんは、岩田です。

次のTOEIC L&R試験は4月24日(日)、3週間ちょっとあります。

ここで今回取り組んでいきたいのは、濱崎潤之輔先生の『TOEIC L&Rテスト 990点攻略 改訂版』です。特に990点満点を目指す方々にオススメする書籍です。

本日は本書に登場する、Part 2の「ひねった解答」をピックアップしてみました。

ちなみにPart 2は「応答問題」で、「問いかけ、または発言に対する応答として最も適切なものを、読み上げられる(A)〜(C)の中から1つ選ぶ」、といった問題です。このPart 2だけ4択ではなく3択問題です。

ここでいう「ひねった解答」というのは、質問などに対してストレートに答えてくれない解答のことです。

例えば、『公式問題集8』より、

When will my library book be due?
私の図書館の本はいつが返却期限ですか?

→In three weeks
3週間後です

と「いつ」に対しての問いに、「時」をストレートに答えている問題に対し、


Who’s going to the post office today?
誰が今日、郵便局に行くことになっていますか?

→Do you have mail to send?
送る郵便物があるのですか

と「誰」に対しての問いに、「名前」で答えてくれないのが「ひねった解答」です。

『TOEIC L&Rテスト 990点攻略 改訂版』には、この「ひねった解答」の良問が掲載されています。例をあげてみますと、

How was your flight from Toronto?
トロントからのフライトはいかがでしたか?

→Actually, I was asleep for most of it.
実は、ほとんどの間寝ていました。

「快適だった」とかの返しを期待している中で、こういった返答だと肩透かしをくらいます。

I’m worried renting this device may cause a problem.
この装置を借りて問題が起きないか心配です。

→I don’t think you should be worried about that.
あなたがそのことを心配する必要はないと思います。

「心配ですね」と同意する返しがくると思いきや、「あなたがそのことを心配する必要はない」、なんか冷たい返答に一瞬とまどいます😄

Which means of transportation should I use to get there fastest?
最も早くそこに到着するにはどの交通手段を使うべきですか?

→You’re in a rush, right?
お急ぎなのですね。

これも、「飛行機」とか「電車」を待ち構えていると、肩透かしをくらいます。

Your business cards can be picked up at the HR department.
あなたの名刺は人事部で受け取ることができますよ。

→Oh, they’re ready?
ああ、もう準備ができたのですね。

「知らせてくれてありがとう」といった返しを待ってしまいがちです。

Did sales increase in Canada last year?
昨年、カナダでの売上は増加しましたか?

→To tell the truth, the figures aren’t in yet.
実は、数字がまだ出ていません。

「売上数字がまだ出ていないので、増加したかどうかわからない」と、こちらもひねりのある返答。

Have you got the packet for the event yet?
イベント用の荷物はもう届きましたか?

→I haven’t checked my post today.
今日は郵便物を確認していません。

「郵便物を確認していないから、届いたかどうかわからない」と、これまたひねりのある返答です。

本書でもこういった「素直ではない応答に瞬時に対応できることが990点獲得のポイント」と書かれています。これに対応するには、やはり本書で取り上げているような問題に数多く接して、自分のデータベースにストックをつくっておくことが大事だと思います。

本日は岩田がお送りしました。

【英検1級合格への道: 筆記「英作文問題」の攻略】

こんにちは、岩田です。

今年1月に英検1級の1次試験を受けて、落ちました。しかし、6月にふたたび行われる試験に向けてがんばろうと思います。

1次試験は下記の問題構成となっています。


大問1 短文の空所補充問題(語彙問題)
大問2 長文の空所補充問題
大問3 長文の内容一致問題(大問1〜3の配点850点)
そして大問4が「英作文問題」(配点850点)
あとはリスニング問題(配点850点)

一次試験の合格点は2550点満点中2028点以上。なので、大問1〜3のリーディング、英作文、リスニングそれぞれで676点ずつとれば、合格点の2028点をとることができます。

ところで、上記の問題構成からわかるように「英作文」の比率が高いです。

その「英作文」問題は以下の通り。

・Write an essay on the given TOPIC
・Give THREE reasons to support your answer
・Structure: Introduction, main body, and conclusion
・Suggested length: 200-240 words

TOPIC
Will societies with low birthrates face a crisis in the future?

・与えられたテーマについてエッセイを書きなさい
・あなたの答えを支持する三つの理由を挙げなさい
・構成:導入、本論、結論
・推奨される長さ:200〜240語

私の「英作文」の点数は正答率72%の644点でした。

ここで、合格圏内の676点以上とれなかったことが私の敗因のひとつで、次回の6月の試験では700点を目指していきたいと思います。

そこで、学習書『英検1級 面接大特訓』を参考に、英作文は本書に書かれていた下記の英文表現を定型にしようと思います。

●Introduction 導入
There have been a lot of discussions and debates about
what role Japan has to play as a member of the international community.
I think that Japan should play a bigger part in international affairs for the following three reasons.

●Main body 本論
First,—.
Second,—.
And finally,—.

●Conclusion 結論
In conclusion, for the three reasons mentioned above, A, B and C, I believe that
Japan should play a bigger role in international affairs.

「導入」と「結論」は凝らずに、ほぼこのままの形で、「本論」部分の作成を力を入れる、と。本論部分をつくる勉強は前述した『英検1級 面接大特訓』と『英検1級 最短合格! 英作文問題完全制覇』を前回同様使っていきます。

本日は岩田がお送りしました。

【『TOEIC L&Rテスト 精選模試【総合】』の特典音声「Part 2の設問と正解だけの応答音声」がいい】

こんばんは、岩田です。

TOEIC L&Rの本番を今週末にひかえ、何度も繰り返し復習しているのが前回も紹介した『TOEIC L&Rテスト 精選模試【総合】』。本書はテスト2回分200問が収録されています。

で、本書はMP3形式で公式サイトから音声をダウンロードできるようになっているのですが、その中で、「Part 2の設問と正解だけの応答音声」だけを収録した特典音声があって、これがかなり直前対策として使えます。

ちなみにPart 2は「応答問題」で、「問いかけ、または発言に対する応答として最も適切なものを、読み上げられる(A)〜(C)の中から1つ選ぶ」、といった問題です。

もちろん通常の音声では、不正解の選択肢も読み上げられるのですが、この特典音声では、「問いかけ、または発言と、その答えとなる選択肢の応対」のみが収録されていて、これを聴き続けることによって、Part 2特有の「ひねくれた正解パターン」がわかってくるようになります。

このひねくれた正解パターンというのは、問いかけに対して、ストレートに答えてくれない問題です。
例えば、本書のTEST 1 問14の

「When will Dr. Kenner fly in from London? ケナー博士はいつロンドンから到着しますか?」
※「fly in 飛行機で到着する」

正解は「(B)Within the next few days あと数日以内に」

が「when」に対して、「within the next few days」が解答のストレートに時を答えている問題で、

次の問15の

「Should we take a taxi to the rasraurant, or can we walk from here? レストランまでタクシーに乗ったほうがいいでしょうか、それともここから歩いて行けますか?」

正解は「(C)It’s only a few blocks away ほんの数ブロック先ですよ」

の「It’s only a few blocks away」だから、「タクシーではなく「歩いて行きましょう」と間接的に答えている問題がひねくれた正解パターンです。

で、これをリズムよく、得点音声の「設問と正解だけの応答音声」を聴いていくと、「こういうひねくれたパターンがあるのか」とよりポイントがつかめるようになります。

例えば、他のひねくれたパターンは、

TEST 1 問18
「Who’s participating in the computer workshop? コンピュータのワークショップに参加するのはだれですか?」

正解は「(C)Here’s the sign-up list これが申込リストです」
※「sign-up 登録、申込」

問23
「Excuse me, where I can find the sports editor’s office? すみません、スポーツ担当編集者のオフィスはどこにありますか?」

正解は「(A)This is my first day working here 私は今日が勤務初日なのです」

問26
「When is the next phase of the research set to begin? 研究の次の段階はいつ始まることになっていますか?」
※「be set to… …することになっている」

正解は「(C)We haven’t secured our funding 資金が確保できていません」
※「secure… …を確保する」

問29
「What location was chosen for the company retreat? 社員旅行にはどの場所が選ばれましたか?」
※「company retreat 社員旅行」

正解は「(C)Didn’t you read the memo this morning? 今朝の社内通知を読まなかったのですか?」
※「memo 社内通知」

「問23」では「勤務初日だから知らない」とか、「問26」では「資金が確保できてないから今決めるのはムリ」とかまできちんと答えてくれよ!! と思ったり。

「問29」では「社内通知を読め」ではなく、知っているんだろうから場所を答えてくれよ!!(笑)とか思ってしまうんですが、でも、これらのひねくれた問題にいかに答えられるかが、Part 2で高得点をとれるかどうかの分岐点ですので、この特典音声を何度も聴いて傾向をつかんでおくことで、だいぶ本番に備えることができると思います。

なので、ぜひこちらの音声も使って勉強されることをオススメします。

本日は岩田がお送りしました。

【『TOEIC L&Rテスト 精選模試【総合】』を使った効果的な勉強法】

こんにちは、岩田です。

TOEICのオススメの学習書のひとつが、『TOEIC L&Rテスト 精選模試【総合】』です。本書はテスト2回分200問が収録されています。

で、こういった学習書で「どんな感じに勉強すればいいの?」となると思うんですが、これはシンプルに「本書に書かれた通りの勉強法で取り組む」のが一番いいと思います。ほとんどの学習書で、「本書の効果的な学習法」みたいなページがあって、しっかり書かれていますが、でもこれをそのまま実行している人はほとんどいないのでは? と思います。

本書にはこのように書かれています。

1.模試を解く

2.答え合わせ
正答した問題も含めて解説を読み、正解の根拠や言い換え表現などを確認する。

3.本文・スクリプトの確認
和訳と語注を参考に、本文・スクリプト全体の内容を確認し、意味のわからない部分がないようにする。

4.音声の確認(リスニング)
スクリプトを見ながら音声を聞き、「文字」と「音」の情報を一致させる。単語同士の音のつながり、語尾の音の脱落など、実際にどのように発音されるかに注意。

5.音読トレーニング
音声をお手本に、スクリプトを声に出して読み、英語のリズムを体に染み込ませる。慣れてきたら、リーディングの問題文の音読にも挑戦する。音声と同じスピードでスムーズに読めるようになるまで何度も繰り返す。

6.解き直し
一度解いた問題を「1週間後→1カ月後→試験直前」など、日を空けて何度も解き直す。どの問題も迷わず正解できるようになるまで繰り返すことが大切。答えを覚えてしまっている場合は、なぜ正解になるのかを頭の中で解凍する

「2.答え合わせ」では、本文の「dispatch one of my drivers」が選択肢では「send out a driver」と言い換えられている、とひとつひとつ確認するのが大事です。

「4.音声の確認(リスニング)」では、「英語の音が変化する下記のルール」を意識しながら取り組んだり。

1.短縮(you’re→ヤー)
2.連結(un umbrella→アナンブレラ)
3.脱落(right door→ライ(ト)ドア)
4.同化(Can I→キャナイ)
5.弱形(a price→(小さい「ア」)プライス
6.「ら行」化(better→ベラー)
⁡—

「5.音読トレーニング」は、これまた本書に書かれている「Part 3・4のトレーニング」方法が役に立ちます。

・スクリプトを見ながら会話・トークの音声を1文ずつ聞き、リピートする
→スクリプトを見ながら、音声と同時に声に出す(オーバーラッピング)
→スクリプトを見ながら、音声が聞こえた直後に少し遅れて声に出す(シャドーイング)
※何も見ずにすべてシャドーイングできるようになるまで練習

この特に「シャドーイング」をおこなって、しかも「何も見ずにすべてシャドーイングできるようになるまで練習」するのが、私がリスニングで一番飛躍できた練習法でした。これは本当に負荷がかかりますが、この練習法が必ず伸びると断言できます。なので、「何冊も学習書をやるより、この1冊に絞って、上記の練習法通りに徹底的にやる」、このやり方をオススメします。

本日は岩田がお送りしました。

【TOEIC L&Rの「アビリティーズメジャード・項目別正答率」の見方】

こんばんは、岩田です。

TOEICを受けると、テスト結果である「Official Score Certificate(公式認定証)」が郵送で届くのですが、この用紙で、今後の復習対策で見るべきは、「ABILITIES MEASURED(アビリティーズメジャード・項目別正答率)」の個所です。

リスニングとリーディングセクションの項目ごとにどのくらい自分がとれたかがパーセンテージで表示され、これをチェックすると自分がどこが弱点なのかがわかります。

ただ、各項目がどのPartを指しているのかが書いていないので、わからないんですよね。なので、下に各項目がどのPartにあたるのかまとめてみました。
さらに弱点も。


「ABILITIES MEASURED(アビリティーズメジャード・項目別正答率)」の見方

●Listening
・項目1
「短い会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる」
→Part1, Part2(の答えが明記されておらず推測が必要な問題の正解率)
→遠回しな言い方を瞬時に把握するのが苦手

・項目2
「長めの会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる」
→Part3, Part4(の推測が必要な問題の正解率)
→長めの会話の概要をつかんだり、遠回しな言い方を瞬時に把握するのが苦手

・項目3
「短い会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細に理解できる」
→Part1, Part2(のストレートに答えが書いてある問題の正解率)
→正解の根拠をピンポイントに聞き取るのが苦手

・項目4
「長めの会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細に理解できる」
→Part3, Part4(のストレートに答えが書いてある問題の正解率)
→長めの文を集中して正解の根拠をピンポイントに聞き取るのが苦手

・項目5
「フレーズや文から話し手の目的や暗示されている意味が理解できる」
→Part1〜Part4(の推測が必要な問題 ※セリフから推測させる問題含む)
→遠回しな言い方を瞬時に把握するのが苦手

●Reading
・項目1
「文書の中の情報をもとに推測できる」
→Part7(の推測が必要な問題の正解率)
→文書の大意・テーマを把握するのが苦手

・項目2
「文書の中の具体的な情報を見つけて理解できる」
→Part7(のストレートに答えが書いてある問題の正解率)
→長い文章の中で、正解の根拠をピンポイントに拾うのが苦手

・項目3
「ひとつの文書の中でまたは複数の文書間で散りばめられた情報を関連付けることができる」
→Part6, Part7(のストレートに答えが書いてあるけれど複数個所を照らし合わせる必要がある問題・推測が必要な問題の正解率 ※文挿入問題含む)
→Part7の複数個所を照らし合わせるのが苦手

・項目4
「語彙が理解できる」
→Part5〜Part7(※Part7の語彙言い換え問題も含まれている)
→語彙不足

・項目5
「文法が理解できる」
→Part5, 6
→文法力不足

これを照らし合わせることによって、「自分は語彙力がまだ足りないんだな」「Part6とPart7の複数個所を照らし合わせる必要がある問題が苦手なんだな」とわかり、そこを強化するための勉強を行うことができるようになります。ぜひ、参考にしてみてください。

本日は岩田がお送りしました。

【TOEIC L&R Part 5対策でやっておきたい基本の2冊】

こんばんは、岩田です。

TOEIC L&Rのリーディングセクションの空所穴埋め問題のPart 5・6対策として、オススメする書籍は、

『TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』、通称「でる1000」(TEX加藤・著)

なのですが、これとは別にオススメしたいのが、この2冊です。

●『1駅1題! 新TOEIC L&R TEST 文法特急』(花田徹也・著)
●『新TOEIC L&R TEST 文法特急2 急所アタック編』(花田徹也・著)

加藤優さん著の『新TOEIC TEST 900点特急II 極めるパート』では下記のように書かれています。


900点を突破する上でもっとも大切なのは、「ブレない」(迷わない)こと。TOEICの大半を占める基本問題で、一瞬で答えを見抜く力、他の選択肢に惑わされぬ力です。解答に迷いがないほど、時間的にも精神的にも余裕が生まれ、最後の難関であるPart 7に最大限の時間と集中力を残すことができるようになります。

よって、基礎ができていないうちに高度な語彙や文法問題を練習するのは逆効果です。難問ばかり解いたことで、易しい問題まで難しく考えすぎて、かえってスピードが遅くなってしまった、という方もいらっしゃいます。まずは、頻出パターンが詰まっている花田徹也先生の「文法と特急1・2」で確実に基礎固めをしてください

ここは本当に「その通り!」という感じで、難しい問題ばかりを解いていると、易しい問題で小難しく考えて時間がかかるようになってしまった経験があります。上記2冊は基本を押さえる上で、良質な問題が揃っていて、私は定期的にこの2冊を復習するようにしています。

で、注意なのが、『1駅1題! 新TOEIC L&R TEST 文法特急』の方は増補改訂版が去年発売されております。
『1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急』

旧版は2009年の発売なので11年ぶり!! の改訂ということで、より傾向と対策が反映されています。タイトルは旧版『1駅1題! 新TOEIC L&R TEST 文法特急』→新版『1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急』に名称変更されました(「新」の表記がなくなりました)。

新版と旧版との違いはまた後日レポートします。

そして、『新TOEIC L&R TEST 文法特急2 急所アタック編』の方も2010年発売なので、こちらも増補改訂版を期待します(なので、現在のバージョンのリンクは貼らないでおきます)。

本日は岩田がお送りしました。