26, that名詞節(「~ということ」のthat)とWh名詞節
さて、たくさんあった文法項目も残り1つです!
ここではthatや疑問詞の後ろが名詞節になるパターンについて説明します。
【「~ということ」のthat】
「~ということ」のthatについて説明します。
まずは以下の例文を見てください。
※ここではわかりやすいように、名詞節は<>でくくり、
名詞節内の品詞分解は赤にしてあります。
I know that <he has the key>. 私は彼がカギを持っていることを知っている。
(S) (V) (O) (S) (V) (O)
上記のようにthatの後ろにSVの節が続いています。このSVの節は名詞節で、that以下は「~ということ」という意味になります。ここでは「彼がカギを持っていること」と、that以下がひとくくりにされています。また、このthatは省略もできます。
I hope <he is (still) alive>.
(S) (V) (S) (V) (C)
彼がまだ生きていることを望む。
また、下の例のようにメインの節がSVOOの場合も使えます。
He advised me that <I should break up (with my girlfriend)>.
(S) (V) (O) (O) (S) (助) (V)
彼は私に、彼女と別れたほうがいいとアドバイスした。
※もしTOEICを受ける予定ならば、上記のような「忠告や提案をするときのthat名詞節内の動詞は必ず原型になる」ということも覚えておくといいです。頻出なので。
さて、that以下の名詞節の文が、欠けているところのない完全な文であることに注目してください。下で説明するWh名詞節の場合も名詞節をくくるはたらきがありますが、thatと違うのは名詞節の部分に欠けている部分が出てくることです。
【Wh名詞節】
ここでは、会話の中でよく使われるWh名詞節について説明します。といっても上記の「~ということ」のthatと同じで、What/Who/Howなどの疑問詞以下が名詞節になる文のことです。
Do <what you love>. あなたが好きなことをしなさい。
(V) (O) (S) (V)
さて、Wh名詞節と「~ということ」のthatの違いですが、Wh名詞節の場合、名詞節内を見たときに欠けている部分があることに注目してください。上の例では目的語が欠けています。じつは、考え方としては、以下のように分解できます。
Do the thing [which you love].
(V) (O) (S) (V)
つまり、the thing which(先行詞+関係代名詞)をまとめてwhatにしているわけですね。
この場合は関係代名詞の目的格になるので、Wh以降に目的語が欠けているのです。
先行詞が無くなると「先行詞(名詞)を修飾する」という形にならず、名詞節になります。
以下は関係代名詞の主格を省略し、Wh名詞節になった例です。
Choose <who loves you (more)>. あなたをより愛してくれる人を選びなさい。
(V) (O) (V) (O)
名詞節内に主語Sが無いことに注目してください。分解するとこうなります。
Choose the one [who loves you (more)].
(V) (O) (V) (O)
下の例は「~ということ」のthatとWh名詞節両方使った例です。
<What I want to say> is <he is innocent>.
(S) (S) (V) (O) (V) (S) (V) (C)
私が言いたいことは、彼が無実だということです。
「~ということ」のthatとWh名詞節の違いについて理解できましたか?
非常に使い勝手のいい表現なので、ぜひマスターしましょう!
さて長々と続いてきたこのテキストももうおしまいです。
少しでも皆様の英語学習に役立てば幸いです。
また、理解したら今度は音読の量をこなせばこなすほど上達します。
音読にはぜひ、パン屋の英会話アプリをお使いくださいませ。
ここまでお付き合いいただき、どうもありがとうございました。
jobitaki
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