【もう一度「基本文法」をおさらいしておく】


こんばんは、岩田です。

TOEICの初級者で点数が伸び悩んでいる人に共通するのは、「覚えている単語の数」と「基礎的な文法の理解」が足りないところです。

単語は『金のフレーズ』で補うとして、文法の理解で参考になるのが、『総合英語Evergreen』です。

『総合英語 Evergreen』(いいずな書店)

ただ、これを最初からやるんじゃなくて、「辞書」代わりにして使う、と。例えば、「仮定法過去完了がわからない」と思ったら、そのページを読む感じで。
で、そのとき、参考書じゃなくて、「読み物」として読んでほしいんですよね。簡単な文法書だと、結局、解説をぼやかしているところがあって。
数ある文法書の中で、このEvergreenは、オトナがきちんと読めば意味がわかるよう丁寧に書かれていると思うんですよね。なので本書をオススメしています。

と言いつつも、絶対に読んでもらいたい個所があります。

・最後の見開きページ(英語の基礎文型と表現のまとめ)

・p.10-16 「序章」の「文の成り立ち」

・p.638-651「付録」(「動詞の活用」など)

上記には「名詞・動詞・形容詞・副詞のそもそもの働き」や「第1文型から第5文型」について解説されていて、これらは絶対読んでもらいたいところです。


●名詞・動詞・形容詞・副詞のそもそもの働き
・名詞:「人・モノ・概念」を表す
S(主語)・O(目的語)・C(補語)・前置詞の目的語になる
数えられる名詞と、数えられない名詞がある
数えられる名詞には複数形がある

・動詞:まさに文の心臓部
名詞の動作や状態を表す
後ろに目的語をとらない自動詞と、目的語をとる他動詞がある
主語の人称や、時制などによって形が変わる

・形容詞:名詞に「どんな」をつけ足す言葉
名詞を修飾する
C(補語)になる

・副詞:文を彩る名脇役
名詞以外を修飾する
動詞・形容詞・他の副詞・文全体を修飾する

●文型
※主語は「S(Subject)」、動詞は「 V(Verb)」、
目的語は「O(Object)」、そして補語は「C(Complement)」

第1文型 S+V
第2文型 S+V+C
第3文型 S+V+O
第4文型 S+V+O+O
第5文型 S+V+O+C

第1文型 S+V
He smiled.
The store opens at ten.

第2文型 S+V+C
The movie was funny.
My uncle is an actor.
it is fun to meet new people.

第3文型 S+V+O
We cleaned the classroom.

第4文型 S+V+O+O
I lent Jim ten dollars.
My father bought me a watch.

第5文型 S+V+O+C
They made me angry.
We call him Teddy.
I thought it possible to solve the problem.

そして、今後、英文を読む際には、これら「S・V ・O・C」や文型を意識する、と。中級者の方も、長文などで意外とSVOCがわからないまま読んでいる人が多いです。ぜひ、この3個所を読んで、あとは、問題を解いていて文法的にわからないことがあったら、本書の該当箇所をじっくり読み込む、この姿勢で取り組むことをオススメします。

本日は岩田がお送りしました。