本日、センター試験ですね。
実は、自分はセンターを受けたことはありません。
ないのですが、でも新聞などで塾講師時代は必ず見ていました。
当時のセンターの英語は
1、最初に発音問題
2、文法クイズ
3、長文読解
こういった形でした。大まかにいって。
塾にいるとき、センター試験の指導ももちろんしていましたので、
自分としてはこういう問題はかなり得意で、
ほぼ満点は取れる(ま、一応教えているわけですし・・・)
ところが!
そんなことを10年やってNYに留学して
「まっっっっっっったく喋れなかった!!!!」
わけですね。
聞こえないし、口から英語が全く出てこない。
出てきても
「文法はむちゃくちゃ」
(これが本当に不思議でした。得意だったのに、文法問題)
何が悪かったのか、センター試験を通じて(2010年くらいまでの)
考えてみようと思います。
まず、1の発音問題。
これはもう、全くナンセンスとしか言いようがありません(しゃべるには)
ここの攻略法といえば(何せ、試験は一点の合否の差にものすごい人がひしめいているのです。ここも捨てるわけにはいきません)
「ひたすら、暗記!」
何を暗記するのか、といえば、微妙に発音の違うものを
まとめて、暗記してしまうわけです。
「文字や記号だけ見て!」
「音声と発音練習しない」わけですから
(当時は今ほど簡単にyoutube携帯で聞いたりもできなかった。できたんでしょうが、そこまで一般的でもなかったように思います)
本当にもったいない。
10代なんて、しかも受験なんだから、イヤでも多少はやります。
その時期、一番点を取るには効率的と思われる方法が
「ただの文字と記号の暗記」
であったのが、本当に残念だと思います。
わざわざ音を使ってやるのは、点を取ることに特化するには非効率になるテストでした。
それに一番ダメと思われるのが、
こんな枝葉末節の「正確さ」にこだわるから
余計に喋れなくなるし、そもそも語学においての重要ファクター
「正確さ」 × 「流暢さ」
ここにおいて、「話す」には
「流暢さ」の方が大事なのです。
「流暢さ」に全く重きをおかず、ひたすら「正確さ」のみを追求。
ここに、しょっぱなの設問から英語教育の大きな間違いが見えるように感じます。
といった具合に、
センター試験はしょっぱなの発音問題から
結構痛々しい試験だったのです。
(続く)