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こんにちは!
今日は「関係代名詞」について説明します。
まずは関係代名詞とは何かということを理解しましょう。
【関係代名詞とは / 主格の関係代名詞】
関係代名詞は、名詞を修飾する「形容詞節」です。
The man [who was arrested for theft] was one of my old classmates.
・・(S) (V) (C)
「窃盗で逮捕された男は、私の昔の同級生だった」
上の文で、最初の”the man”という名詞を、後ろの[ ]の関係代名詞節が修飾しています。関係代名詞節があることでただの「男」ではなく「窃盗で逮捕された男」となるわけです。
修飾される名詞のことを「先行詞」と呼びます。
関係代名詞には3つの「格」があり、上の文は「主格」です。
先行詞”the man”が関係詞節の中で主語になるからです。
仮に関係詞節の中に先行詞を当てはめると以下の(1)の文になります。
この文を関係代名詞whoを使って(2)の文に埋め込むことで、上のような関係代名詞の文になるわけですね。
(1)The man was arrested (for theft).
・・(S) (V)
(2)The man was one of my old classmates.
・・(S) (V) (C)
主格の関係代名詞で、先行詞が物や動物の場合は、whichを使います。
The new song [which was created by the rock band] became a million seller.
・・(S) (V) (C)
「そのロックバンドによって制作された新曲はミリオンセラーになった」
主格の関係代名詞は、thatやwhatなどもあるのですが、次回以降に説明します。
【目的格】
先ほどの項の文章は「主格」と説明しましたが、「目的格」というものも存在します。目的格は先行詞が関係詞節の中で目的語になります。
人には”whom”、物と動物は”which”が基本になりますが、省略されることも多いです。
This is the company [which I work for].
(S) (V) (C)
「これが私の働く会社です」
この文章を2文に分解すると、以下のようになります。
(2)が関係代名詞節を文にしたものですが、先行詞”the company”が目的語になっているのがわかると思います。
(1)This is the company
・(S) (V) (C)
(2)I work for the company.
・(S) (V) (O)
先ほどの主格のところで説明した文章も、目的格を使って書き換えることもできます。こっちの方が自然ですね。
The new song [which the rock band created] became a million seller.
・・(S) (V) (C)
「そのロックバンドが制作した新曲はミリオンセラーになった」
人の場合の例を挙げます。
関係代名詞whomを入れても、下のように省略してもOKです。
She is the woman [I’m in love secretly].
(S)/(V) (C)
「彼女は、私が密かに恋焦がれている女性です」
目的格にもthatやwhatを使うことができますが、それはまた次回以降に説明します。
本日は関係代名詞の基本について説明しました。
長丁場になりますが少しづつ理解していきましょう。
それではまた次回!