その5 Canです。~できる。とおぼえていると思いますが、他にもいくつかあります。
(基本)
否定 → cannot、 can’tという形がとれます。
過去形 → could
似たようなやつ → be able to
① ~できる (能力、性質)
I can speak Tagalog! 私はタガログ語が話せるよ!
というように、~できる能力をあらわす場合に使われます。
未来のことを表すときはBe able toを使って、
You will be able to speak Tagalog soon. (すぐにタガログ語しゃべれるようになるよ)
この場合、will canとはできないんですね。というのも、
助動詞は2つ並べてはダメ!
だからです。
② ~していい(許可)
これはフレンドリーな許可です。
You can use my laptop. (私のノートパソコン使っていいよ!)
Can I borrow some money? (お金かしてくれない?)
You can’t stand here.(ここに立ってちゃダメだよ)
こんな具合になります。mayにも許可を表す意味がありましたが(→助動詞MayへGo!)、mayはもっと上に人に頼んだり、上から目線で許可するかんじで、公共の場などで使うニュアンスですね。
canはもっとフレンドリーです。
can’tでこの場合は~してはいけない。実際、NYのブルーノートというJazz clubで僕が言われたのが上の、You can’t stand hereでした。その時は、あなたはここに立つことはできない、と僕の能力を勝手に言われている気がしたものですが、そうじゃなくて、フレンドリーに言ったんですね、係員さんは(笑)
Can I~?はものすごく頻繁に使える助動詞。これは~していい?と自分がしたいとき、逆にあいてに~してほしいときは、Can you~?。これは本当に旅行などであまり英語しゃべれないころよく使いました。
③ ~しうる、~することもある (可能性、推量)
Anybody can make mistakes. (誰だって間違いはおかしうるんだよ)
It can snow in Kochi, too. (高知だって雪がふることあるんだよ)
He could be innocent. (彼は無実かもしれない)
一番上から、これは~しうる、という「潜在的な」可能性を示します。Canにはどこか潜在的なものを表すところがあります。能力であるとか、このように可能性とか。許可も自分のなかに内在している・・・はちょっと強引かもしれませんが、Canが「潜在的な」ものを示すニュアンスと感覚でわかれば、2番めの
It can snow in Kochi, too
も理解しやすいんじゃないでしょうか。実際に、ごくたまに高知でも雪が降るらしいです。横山家のルーツ、なんてことは誰も興味ないでしょうが、さて、最後の文。
理論的にそういうことがありうる、という場合はCan、自分がそうかも、と思っている場合は現在のことでもcouldを使ったりします。これもわかりづらかった。
まだ覚えているのがハーレムのBarで詳しくは忘れましたが、~は~かもしれないなぁ、と友人がいったら、ネイティブの友人が
It could be
と言ったのです。なぜ過去形?できた?
と思いましたが、要は、推測の、しかも自分がそう思っている推測のcouldだったんですね。ありえるね、という意味で言ったわけです。
また、ややAdvancedレベルになりますが、これが疑問文、否定文になると、強い否定、疑惑になります。
車がエンストをお越し、
It can’t be!!
ありえねぇ!
というシーンがBack to the futureにもあります。他にも
Can it be over 50,000 yen? I just sat here!!! (6万なんてありえるか?ただ座っただけじゃないか!)
完全にぼったくられてますね。そんな時に、強い否定、疑惑のCan’tやCanをいつか使ってみてください。ちなみにぼったくりはRip off。I got ripped off at that bar、なんて使い方をします。