ダイエットと英会話の努力の違い

ダイエットと英会話

 

これは2大失敗するもの

 

なのだそうです。

 

だから、本屋さんにはダイエットと英会話の本が所狭しと並んでいるとか。

 

 

この2つに共通するのは、

 

地味な努力の「継続」

 

が必要なことです。

 

 

最近では、この力のことをグリッドといったりするそうですね。

 

何事も成否をわけているのはこのグリッド指数だそうです。

 

確かに、英会話に関してはそうだろうなぁ、と経験上思います。

 

地道に努力し続けられる力。

 

 

しかし、よくみると、英会話とダイエットの努力は少し違います。

 

スタンフォード大学のDr. Kelly Mcgonigalによると、意志力は3つにわかれるそうです。

 

 

I will power(やりたくないことを、やり続ける力)

 

I won’t power (何かを「しない」ということを続ける力)

 

I want power (こうなりたい、という目標を常に頭に置いておく力)

 

 

このカテゴリーにそうならば

 

 

英会話 = I will power

 

ダイエット = I won’t power

 

 

となるでしょう。

 

ダイエットだって運動しないといけないじゃん!

 

というかもしれませんが、ダイエットは基本的に運動は大きなウェイトは占めないそうです。

 

それよりも「食事」が大切で、早い話が「太るものを食べな続ければ痩せる」わけです。

 

 

英会話は違います。

 

何かをしないことを続けるのではなく、

 

「練習し続ける」

 

これが大切です。

 

中々な量をやる「長期プロジェクト」ですから、

 

「やり続ける力」

 

が必要なわけです。

 

 

どっちが簡単か

 

それは人によるのでしょうが、しかし一つ気が付きました。

 

 

ダイエットにはリバウンドがあるけども、英会話にはそれがない!

 

 

ダイエットは結局、80点じゃダメです。90点でもダメだったりします。

 

太っている人は、実は普段はそんなに大食いじゃなかったりするのです。

 

ただ、たまに「どか食い」をして、それで太っている、というパターンが多いと言います。

 

 

その点、英会話はもう今日はいいや!

 

と、全く手をつけない日が全体の10%くらいあったって

 

「全然、問題ありません!」

 

 

人によっては

 

「3ヶ月集中して、1ヶ月休む」

 

を繰り返すのがいい!という方もいます。

 

もちろん、それで全然Okayです。

 

 

ダイエットはそんなことしたら、どんどんリバウンドして早死すらしそうですよね?(笑)

 

 

そう考えたら、ダイエットより英会話の方が簡単なんじゃないか・・・

 

 

そんなことを思いながら、近所の肉汁中華そばという油こってりラーメンを食べてしまった私です。

 

美味しかった!けどね・・・

 

 

Leon

英語はコアが伝わればOK!!

とりあえず、英語は伝わればOK!

 

 

と考えるのは、本当に大切だと思います。

 

授業をしていてよく見かけるのが

 

「えー、と、これって英語でなんていうんだろう・・・?」

 

と、考えこんで会話が止まるパターン。

 

 

しかし、そもそもからして、英語と日本語はだいぶ成り立ちが違っています。

 

例えば、まさに今日あったことなのですが、お酒の話をしていて

 

これは「飲みやすい」

 

と言おうとして、えーっと、飲みやすいって英語で・・・

 

 

英会話は正確さも大切ですが、実は

 

「スムーズさ(流暢さ)のほうがもっと大事」

 

だったりします。

 

 

そもそも、英語は外国語なわけです。

 

日本語で話すような、気のきいた言い回しや細かいニュアンス、なんかはもう諦めるべきです。

 

むしろ、英語を使ってなんとか意味が通じればいい!コアが伝わればOK!

 

そのためには、言いたい細部のほとんどを切り捨ててしまっていいんです。

 

 

この酒は、飲みやすい

 

 

この「日本語から離れて」要はこういったニュアンスが伝わるように言えば良し。

 

おもいっきり、この「日本語」から離れた表現を考えてみましょう。

 

 

例えばこの場合は

 

 

飲みやすいイコール「皆が好き」と考えてもいいんじゃないでしょうか?

 

それとも、もっとぶったぎってもう

 

「美味しいから!」

 

で、いいじゃないですか!

 

 

Everybody likes it!

 

実際、クセがないから「飲みやすい」わけです。

 

クセがないなら、基本的に大衆受けする、皆好きな味なはずです。

 

それかもう

 

It tastes good!

 

 

で、何か問題があるでしょうか?

 

大体のニュアンスは伝わっているし、こんなの会話の上では一瞬のことです。

 

「大体でいいんですよ!」

 

 

僕が常々、

 

「語学にテキトーさは必要」

 

と、生徒の皆さんに力説している所以です。

 

 

Leon

どんなプロでもネイティブにはなれません。

長井鞠子さん、という同時通訳者がいます。

 

たまたまテレビで見て、そのあとJapan Timesで紹介されていて知ったのですが、何よりもすごいと思ったのがご本人、1年留学したとはいえ、基本的には日本で英語を学んだ方だ、ということです。

 

長年英語を勉強していると、ちょっと聞いただけでこの人が母国語として英語をしゃべっているのか、それとも努力して英語を第二言語として身に着けたのか、判断できるようになります。

 

母国語として話している人は発音がやはり違いますし、とても「自然」な表現をします。

 

 

 

ちょっと複雑な気持ちにもなるものですが、でも、こうしてネイティブじゃないのに英語の専門家として立派に第一線で活躍している方がいる、というのは勇気づけられるものです。

 

正直に言う方は、英語のプロでもその著書などで、自分の英語力は低くはないかもしれないけども、やはりネイティブにはなれない、と書いているものです。

 

ずっと、第二言語として外国語に接する人は練習しつづけないといけませんし、それでも

 

「ネイティブにはなれない」

 

ということだと思います。

 

 

 

考えたら、日本にいる外国出身の日本語上級者でも、僕たち日本人が聞けば「外国人のしゃべってる日本語だな」ということはわかりますよね。

 

逆に、この人、日本語が母国語なんだな、という方も聞けばすぐにわかります。それと一緒です。

 

もちろん、それで全然いいんです。

 

 

さて、その長井さんですが、当然、同時通訳として様々な現場にいくわけですが、大変なのは「専門用語」をちゃんと覚えていくことでしょう。

 

それをどうやって「暗記」しているのか、とても興味がありました。で、その方法をテレビでやっていたのです。

 

方法はいたってシンプル。

 

「関係文書を読み漁って、知らない単語、使いそうな単語をかたっぱしから紙にメモ」

 

これだけです。

 

しかも、そのメモのほとんどは「英語のみ」

 

つい、学校の教育のなごりか、英語かいて、日本語かいて、例文、派生語まで書いて、ちゃんと色分けして付箋もはって・・・

 

までやらなくても、せめてきっちり日本語訳や例文くらいは、なんて思うものですが

 

「本当にそのへんの紙にちょこちょこっとメモって、あとはそれを束ねておくだけ」

 

やってみると、これは中々いいことに僕も気が付きました。

 

ですから、最近は書き損じや余計にコピーしてしまった紙の裏に、使えそうな単語、面白いなと思った言い回しをメモ。日本語訳は書きません。

 

で、クリアファイルに無造作にいれて、たまに見返します。

 

これでも語彙は増えていきますし、なによりストレスがないのが良いです!

 

それはそうと、新聞インタビューの中で、長年の同時通訳者として一番苦労したり大変だったことはなんですか?

 

との質問に、長井さんはこう答えていました。

 

「一番大変だったのは英語そのもの。だって自分はネイティブじゃないから」

 

本当に素晴らしい方だな、と改めて感じました。

自信をもって話す!ように見せるには??

実際の英会話では

 

「コミュニケーションの力」

 

がものをいうように思います。

 

極端なことをいってしまえば、英会話力そのものよりも、

 

実はそっちの方が大切とすら感じます。

 

 

例えば、川崎宗則選手をご存知でしょうか?

 

アメリカで活躍している野球選手ですが、自分の下手な英語を逆手にとってあちらでは大人気です。

 

 

彼こそ、高いコミュニケーションの力を持っている方の典型でしょう。

 

 

逆に、典型的な日本の英語の点数高い人、先生なんかは

 

「あちらでは全然人気ない、ダメ」

 

な場合が多いです。

 

 

僕もそういうところがありましたが、

 

中途半端にはしゃべれるのと、それ故の変なひっこみ思案になってしまって

 

いまいち、あちらの人に好かれないのです。

 

 

エンパイアステートビルの最上階の近くで日本の企業がありました。

 

NY留学してすぐにそこへ招かれたことがあるのですが、

 

そこの社長さんの英語はまさしく「ジャパニーズ・イングリッシュ」

 

 

それでも堂々として、明るく楽しげに振る舞っているので、とても人気がありました。

 

大したもんだなぁ、と見ていた記憶があります。

 

 

さて、じゃぁ、今日から明るく楽しそうに振る舞うぞ!!

 

といったところで、意外とそんなにはうまくいかないものです。

 

それでは、どうしたら良いのか?

 

 

2つです。

 

 

1,大きな声で話す

 

2,相手の目を「ガン見」する

 

 

意外と、ただ単に声が小さくて通じていない場合が多いです。

 

しかも、あちらの人は「は?」と聞き返してくること多々

 

わかんなかったけど、まぁ、相手の気持ちを傷つけないように聞き返さないでおこう・・・

 

なんて洒落た気持ちはありませんし、それどころか、かえってそれは失礼!

 

と考えているふしもあります。

 

 

でも、それはあなたの英語力をバカにしているわけではなく、

 

本当にわからないから聞いてるだけなのです。

 

しかも結構

 

「音量が小さくて聞こえなかっただけ!!」

 

という場合が非常に多いです。

 

 

ですから、声を大きく出すようにする。

 

そして、目をジッッッッと見る。

 

彼ら、本当に視線を全くそらしませんよね?笑

 

でも、そうした方がかえって、

 

「意外と親しくなれる」ものです。

 

 

是非、一度ためしてみてください!

 

 

Leon

力をつけたかったら、狭く濃く!

英語はいっくら、意味のわからないものを聞いていても意味ありません。

 

ある、という方もいますが、

 

やっぱり僕は無いと思います。

 

 

もしもそれが本当ならば、

 

ヒップホップが好きで聞きまくっていた人は絶対に英語がペラペラになるはずです。

 

 

なので、英語は

 

「意味のわかっているもの → Input」

 

これがあくまで大原則なのです。

 

 

学習には

 

1、力をつける練習

 

2,慣れる練習

 

この2つがある、と安河内哲也先生もおっしゃっています。

 

 

ところが、この「2」の慣れる練習だって

 

「ある程度意味がわかっていないと → 意味なし!!」

 

 

ですから、初心者は特に「1」のちからをつける練習

 

反復して、知識を使えるように「自動化」しなくてはいけません。

 

 

ですから、ここがポイントです。

 

 

漫然と何かをかたっぱしから聞き流す、チラチラと眺める

 

こういった練習は、かなり効率が悪いと考えて良いです。

 

 

それよりも、よくばらないで

 

「一冊を何度もなんども反復して、暗記するくらいにやる」

 

 

これが本当に正解ですし、実際に生徒さんをみていてもそうした方が着々と力をつけています。

 

 

もう一度。

 

 

浮気をしないで、一冊の本を

 

「暗記するレベルになるくらい、何十回とくりかえす!」

 

これが、特に初級レベルの方には大切です。

 

 

Leon

英→日 直訳はいいけど、日→英 は結構変に・・・

外国語を実際に使うのに必要なことは

 

 

1,正確さ

 

2,スムーズさ

 

 

これが大切です。

 

 

日本の英語教育で意外に見落とされがちなのがこの「スムーズさ」で

 

ぱっと聞いて理解する、思ったことを簡単でいいからぱっという

 

「反射力」

 

がいります。

 

 

いります、というよりも、むしろこの「スピード」のほうが、外国語の会話では重要だったりするのです。

 

スピード > 知識

 

 

つまり、まずは「英語を英語のままで」理解することがとても重要になってきます。

 

 

そのためにも

 

「頭の中から日本語を追い出す」

「日本語の直訳をやめる」

 

ことが、スムーズな英会話の第一歩と言われています。

 

 

実際、頭の中で日本語を浮かべて英訳しながら英会話なんかしてたら3分でもうイヤになるのではないでしょうか?

 

脳にも処理可能なCPUがあるようです。

 

 

 

でも、もう一つ。

 

日本語→英語の直訳をやめたほうが良い、決定的な理由があるのです。

 

 

日本語は基本 

 

「~は、~だ (主語 述語)」

 

でなりたっています。

 

それらを「て、に、を、は」でつないでいくわけですが、

 

 

英語は

 

「~は、~する、~を (主語 動詞 目的語)」

 

 

日本語は語順がそこまで重要ではないので、

 

 

She is beautiful. (彼女は美しい)

 

He likes sushi very much.  (彼は 好き 寿司を とてもとても)

 

I will join your birthday party this Friday. (私は、するだろう、参加する、あなたの誕生日会、今度の金曜)

 

 

英語から日本語の直訳でも、意味はわかりますよね?

 

 

ところが、日本語から英語は結構ダメです。意味するところが変わってしまいます。

 

そもそも、主語を省くことが日本語は多数なので、ここがクセモノです。

 

 

「あそこのドーナツ屋さんは おいしいよ」

 

「僕は ミディアム・レアで(ステーキの注文などで)」

 

 

それぞれ英語に直訳すると

 

That donuts shop is tasty.

 

I am medium-rare

 

 

最初のは、あのドーナツ屋さん自体がおいしい、

 

となってしまい、あんたドーナツ屋さん食べるの?

 

という感じになりますし、その後のは

 

あなた自身が生焼けなミディアムレアになってしまいます。

 

 

じゃぁ、どうしたらいいのか?

 

「日本語から英語の直訳をやめて」

 

~は、~する、~を

 

の語順で簡単でいいから並べてみると「通じる」のです。

 

 

また、「~は」に当たるところは、なるべく生きているものがいいでしょう。

 

 

They have great donuts at that shop.

 

I like medium-rare.

 

 

主語をどれにするのか、発想を転換するのが英語っぽく話すポイントです。

 

 

是非、暇な時に、身の回りのものやことを

 

「~は ~する ~を」

 

の語順にする練習をしてみてください。

 

 

英語はこのあとに、場所やら時間を足していく、これでかなりイケてしまうものです!

 

とにかく、日本語から英語の直訳をやめるのがまず第一歩!!!

 

 

Leon

 

謙遜するとかえって怪訝な顔をされます

先日、Youtubeにあった英語圏向けビジネスマナー講座を英語の練習がてら見ました。

 

名刺の渡し方、受け取り方、そのあとどうしておくべきか、などは日本とほとんど一緒だなぁ

 

と思ったのですが、その中で、握手の仕方、がありました。

 

 

握手は

 

「強くしっかりと握って、肘を支点にして強く振る」

 

これが

 

「自信を持っていて、頼りがいがあり、よって責任感のあるビジネスマンだ」

 

と、相手に感じさせることになるそうです。

 

 

日本は基本的に謙遜する文化だと思います。

 

NY留学時、よくあったのが、楽器をやっている、と告げるついでに

 

「でも、まだまだ全然下手ですけどね」

 

みたいに、特に外国人と話すと緊張するので、つい言ってしまっていました。

 

 

英語もそう。うまいね、と言われれば

 

「イヤイヤイヤイヤイヤ、全然下手で・・・」

 

くらい言ってしまうものですが・・・

 

 

これら、結構怪訝な顔をされました。

 

え?なんで?

 

そして言われる言葉が

 

「Have confident」

 

自信をもちなさいよ。

 

 

あるときに、気がついたのが

 

「これが文化の違いなんだ」

 

 

そもそも「Compliment」といって、褒めるのがあちらのマナーのようです。日常会話で。

 

男まで、アメリカの人は新しい短パンなどを履いているとよく気が付きます。

 

そのショーツ、俺好きだわ!

 

みたいに、刺青だらけの兄ちゃんも気さくに声をかけてきたりします。

 

日本人の僕はつい、

 

「いやいや、ほんの安物っす」

 

と言いたくなりますが、そこは一言

 

 

「Thank you」

 

 

これでいいんです。

 

 

Leon

負荷はかけた方が良いのか?

時短、いかに効率よくやるか。

 

そういったことが今や流行っていて、昔ながらの根性みせろや!

 

みたいなものはもはや時代遅れ感があります。

 

日本の柔道もそれでオリンピックで今回は大活躍できた、と何かで読みました。

 

 

もちろん、今更紙の辞書を使う意味は僕はあまり無いと思います。

 

基本的に単語を調べる時間でもって英会話力が伸びることはない

 

そういう風に思うからです。

 

 

とはいえ、じゃぁ、とにかく楽にすればいいのか?

 

というとそれもどうなのか?

 

 

なんだかんだ、実際の英会話でモノをいうのは

 

「Hearing」

 

ではないでしょうか?

 

 

今まで僕も、何度も

 

 

全く会話に入れない・・・

 

全くはなせない・・・

 

 

といった経験をしてきましたが、よくよく振り返るとそういう、どうにもならないときって

 

相手が「何をいっているのか本当になんにもわからない」時です。

 

 

こっちがしゃべる分には、案外単語の羅列でも、なんとかはなるのです。

 

でも、

 

 

「聞こえないとどうにもなりません」

 

 

で、そのHearing力の強化ですが、

 

 

1,ぼーっと聞き流す

 

2,一応日本語ざっと読んでから聞き流す

 

3,ちゃんと英文みて聞き流す

 

4,細部までしっかりと品詞分解までして、深く理解した上で聞き流す

 

5,音源と一緒に、自分も音読をする

 

6,Shadowing(英文みないで)練習する

 

7,Dictationをしてから、上の作業を繰り返す

 

 

これらを比べてみたとき、数字が上がってくるにしたがって、

 

「非常に負荷がかかって手間もいります」

 

つまり、

 

めんどくさい。

 

 

でも、負荷がかかる分だけ、やはり数字が上がるにしたがって、その理解は格段に深くなります。

 

 

なるのですが、ここがポイント!

 

 

だからって、ずっと「7」の練習だけしてるのも実はイケてない!

 

 

なぜかというと、あまりに大変すぎて

 

「量が沢山できない」

 

からです。

 

 

「量」も大切なんです、英会話って。

 

 

ですから、正解は

 

 

負荷が軽くて沢山できる練習 × 負荷がかかる練習

 

 

を織り交ぜて練習することではないでしょうか?

 

割合に関しては、正直、レベルによると僕は感じています。

 

 

初心者ほど、負荷がかかる練習を多く、レベルが上がるにしたがって、負荷が軽くて沢山できる練習を増やします。

 

 

ですから、レベルがあがるほど、楽でたのしくなってくるものなのです。

 

 

 

じゃぁ、レベルがあがったら、もうちゃんと精読して、ディクテーションしてってやらなくていいのか?

 

というとそういうものでもありません。

 

筋トレも、同じ筋肉でも色々と変えるのがコツだといいます。

 

 

英会話もトレーニング(学問じゃない)ですから、その辺は似ていますね!

 

 

Leon

 

本当に映画が字幕ナシでできるようになるのか?

たまに言われるのが、

 

「先生、ヒップホップとか聞いて全部わかるものなんですか?」

 

 

バカを言っちゃいけません。

 

僕は一応、Toeic950点、リスニングは満点、E-CATテストは98点(100点満点中)ですが、それでもはっきりいって・・・

 

ヒップホップなんか、Yoとかしか聞こえません。

 

 

CNNはすごく集中すればわかります。

 

英語字幕あれば、結構分かります。

 

アナウンサーがしゃべっているので、あれでもかなり分かりやすく、はっきりとしゃべってくれているのです。

 

じゃぁ、

 

「映画は?」

 

 

ものすごく正直にお答えしますが・・・

 

20%もわかっていないと思います。

 

 

アメリカ軍基地でたまに演奏したりするのですが、その時、全員アメリカ人、僕だけ日本人、という状況だと感動的なくらい皆が何を言っているのか、わからない時があります。

 

つまり、

 

「映画が字幕ナシでわからないことには、本当のネイティブに混じって完全に英語でやりあうことは不可能」

 

ということです。

 

 

もっと厳密にいえば、Hearingです。

 

ネイティブレベルのHearing力がないと、ネイティブの中に混じって英会話をするのは非常にキツいと思います。

 

初めてNYに行った時、いきなり洋画の中に放り込まれたような気がしたものです。

 

 

でも、それでいいのか!

 

英会話教室の校長を名乗っていて、これは中々に悔しい。

 

 

ということで、一月ほど前から、

 

「映画を字幕ナシで見られるようになる!」

 

ということを目標に、英会話の練習を個人的に続けています。

 

 

当初やっていたのは、全部わかる、を目標にせず、

 

「日本語字幕、英語字幕をうまく使いながら映画をとにかく見まくる!」

 

というものでした。

 

気をつけたのは「一定の理解度は常に保つようにする」

 

 

題材はプリズン・ブレイク。

 

ヘタすると一日8時間ほど集中してしまったこともあります。

 

もちろん、見て、もどって、確認してまた見る、なんて繰り返していたので、中々話はすすみません。

 

それでも、「楽しいので、全然苦じゃない!」

 

 

そうしてみて、二週間前ほど、またアメリカ軍基地に行く機会があったのですが

 

「かなりの効果を実感できました」

 

また、英語もいつもよりも全然スムーズに出てくることも実感したのですが・・・

 

 

今週はちょっとやり方を変えています。

 

精読に力を入れるようにしたのです。

 

 

結局、何故映画がわからないのか?

 

2つあると気が付きました。

 

 

1,あまりに文字と離れた発音。はっきりと言ってくれていなさすぎる。

 

2,文化的背景などもさることながら、そもそも「知らないボキャブラリー(主にスラング)が多すぎる」

 

 

だから細部が聞き取れていなさすぎるのです。

 

 

やはり、細部をちゃんと調べる、分からなかった単語はメモしておく。

 

 

で、その後がやはりこれです。

 

「Shadowing(文字を見ながらやるOverlappingも含む)」

 

音読です。

 

 

つまり、以下の作業をひたすら繰り返すのです。

 

 

1,字幕なしで1シーン(30秒くらい)をみる

 

2,戻って(Huluは10秒ずつ簡単にもどれます)、字幕で意味を確認

 

3,知らない単語、使えそうな単語はメモ

 

4,戻って、3回Overlapping、2回Shadowing

 

 

僕は3ヶ月、6ヶ月で英語は伸びる!

 

といつも言っています。

 

10月の終わりにはどうなっているのか、来年の1月にはどうなっているのか。

 

とても楽しみです!

 

 

Leon

1日15分を続ける難しさ

今年の1/15に初めての本を出しました。

 

「1日15分で英語が話せるCDブック」

 

英会話に最低限かつ絶対に必要な「基礎」をまとめたもので、その全12回の集中講義も先日終了しました。

 

ここが抜けているといつまでたっても英語はなんとなく喋っている状態から抜け出せません。

 

 

さて、このタイトルからよく言われるのが、

 

「本当に1日15分で英語できるようになるの?」

 

ということです。

 

 

僕は逆に聞きたい!と思うのが、むしろ1日15分、ちゃんとやっている人がどれだけいるのか?

 

練習して下手になることはまずありません。

 

自分にもそういうところは大いにあるのですが(英語学習では比較的ありませんが、笑)、あまりに効率の良いやり方、を求めるあまり

 

「考えているばかりで、結局なんもやってない…」

 

状態に陥ってしまうことがあります。

 

 

その原因は何か?

 

と言えば、やってても

 

「伸びてる気がしない!できるようになる気がしない!」

 

と感じるからではないでしょうか?

 

 

でも、ちょっと待った!

 

定期試験のようにその範囲を前日に丸暗記すれば9割取れる、とかいうものじゃないんです、英会話って。

 

本当にペラペラになりたかったら、それこそ10年はかかる、そう思って間違いないです。

 

僕だって20歳で講師になって30でアメリカに行って、それでもまだまだまだ勉強中、話せるけどもネイティヴに間違いを指摘されることなんかしょっちゅうです。

 

ちょっと気を抜いて日々の練習をサボると、とたんに英語が出てきづらくなってきます。

 

 

 

つまり、

 

「ちょこっとやったからって、効果を速攻で体感できる、なんてことは英会話にはない!」

 

ということなんですね。

 

 

ある程度の時間、同じことをちゃんと

 

「やり続ける」

 

それで、初めて三ヶ月後、六ヶ月後に

 

「昔に比べたら伸びたなぁ」

 

と、成長を実感できるものなんです。

 

 

英語は「長期間かけるプロジェクト」ですから

 

「継続すること」が何よりも大事です。

 

だから、多くの人が英会話習得に失敗するんです。

 

続ける、なんて中々できないですから。

 

 

おそらく、英語学習者、英語やりたいなぁ・・・

 

という方々の9割は

 

「1日15分も英語の練習をしていません」

 

 

いきなり壮大な目標をかかげるのは失敗の元です。

 

9割は1日15分も英語を勉強していないのです。

 

あくまで僕の実感ですが、おそらくそうです。

 

受験生ですら、実は

 

「思ったより皆勉強していない!」

 

ものです。

 

第一志望に落ちる理由の98%は要はやっていないから、でした。

 

 

「すぐに効果を感じられないから難しい!」

 

のですが、でも、

 

「まずは1日15分をやり続けてみる」

 

 

ここが、まだまだ数少ない英会話習得成功者への第一歩だと思います。

 

 

Leon