小説家の内田百閒は、海軍機関学校や法政大学でドイツ語の教師をしていました。そのとき、本物のドイツ人が教師として赴任してきてしまい、
自分はじつはドイツ語が「しゃべれない」
ので、焦った。なんてことを随筆に書いています。
今思っても、あの時代、まずほとんど外国人がいなかったでしょうし、当然YoutubeもMP3もないのです。
相当、外国語を「話せる」ようになるのは大変だったろうなぁ、と思います。
英語を早く習得したかったら、もちろん「勉強」することが大事です。単語や文法も「勉強」してしまったほうが、大人になってから英語をやるならば近道です。
ただ、それらを全てマスターしてから、本を読んだり、映画みたりしよう、というのもまた違うのです。
英語は「道具」です。使わなければ意味がありません。
・・・たって、英語使う機会なんか私ないから、
と言う声が聞こえてきそうですが、いやいや、ネットさえつなげれば今の時代、そこかしこに英語を
「使う」機会は沢山あるはず
です。
英語って、どう使いますか?
聞いて、話して、読んで、書く
わけですよね?それをそのまんまやるのです。
ポイントは、いいですか?
全部わかろうとしない
ことです。僕らはつい、わからない箇所ばかりを気にしてしまいます。そうではなくて、
わかるところを集めて、なんとかする
のです。わかんないとこなんかは、無視です。
毎日の生活のなかで、なんか気になったことを「英語で」検索してみる。辞書みないで、なんとか頑張って全体から意味を「なんとなく」理解する。DVDもせめて英語字幕でみる。携帯の言語設定を英語にする。
なにかしているとき、英語のDVD、Youtubeなどをかけっぱなしにする、電車の中で簡単な英語の本(自分の興味のあるものがBest!)を読む。
ポイントは全部わかろうとしない、ことです。そして、一番は、なんといっても外国人とBarなどで仲良くなることです。
英語をバカにされることもあるでしょうが、そんなの気にしないことです。僕など、一体なんどバカにされたことか!
とにかく、自分の好きなこと、興味のあることを「英語」でする時間を作るのです。出来たら毎日。
これは、すぐには効果を実感しないかもしれませんが、もしも「話せる」ようになりたいのでしたら、一番に持ってくるべきですし、続けているとかなりな効果を感じる日が必ず来ますよ!
Leon