日別アーカイブ: 2016年7月23日

この英文は分かる!には段階があります

お勉強は意味ないのか?

 

多くのテストで高得点の日本人が

 

「しゃべれない!」

 

これで、随分と日本人、および日本の英語教育や勉強法は批判を受けています。

 

 

 

実際に日本人はあまりしゃべり(英語の)が得意じゃないもので、

 

勉強なんかやめちまえ!

 

という声をよく聞きます。

 

僕もそこにはある程度賛成します。

 

もっと、実地に慣れろ!と。

 

 

とはいえ、じゃぁ、完全に遊んでいるだけで、

 

「大人になってから」

 

どれだけうまくなれるのか?

 

 

というと、実はそれだと大したことない!と思っています。

 

 

語学の基本は

 

「理解できるもののInput」

 

です。

 

 

ところが、その「理解できている」にも、実は段階があるんですよね。

 

「深さ」

 

というのか。

 

 

この3つの段階がある、とSLA(第二言語習得論)では言われています。

 

分かりやすく書くと

 

例えば

 

My boss can be very selfish sometimes.

 

 

この文に対して

 

1,ボスってたまにチョーわがままになるときもあるよ

 

という「意味」を表している、ことのみがわかる段階

 

 

2,My boss(主語)can(助動詞)be(動詞)very(副詞・selfishという形容詞を修飾)selfish(補語・形容詞)sometimes(副詞・文全体を修飾)

 

という風に「形」が見えている状態。

 

英語は「語順の言語」なので、これが実は超重要!です。

 

これがわからないから、いつまでも初心者から上へ行けないのです。

 

 

3,このcanが、能力・可能性・許可・のうちの可能性(~しうる)という役割だ!

 

という様に、ある語の「役割・機能」がわかっている状態。

 

 

主にこの3つの段階がある、と言われています。

 

 

文をそのまんま日本語の意味と対比して、Shadowingなどしていても、

 

「なーんか釈然としない・・・」

 

と感じることはありませんか?

 

 

それは、

 

「理解の段階が、だんぜん浅いからだったりします」

 

 

つまり、どういうことか?

 

 

ビジネスで使えるくらい、旅行先でも買い物よりもうちょっと、

 

レストランやBarなんかで仲良くなった外国人と語り合いたい

 

 

そのレベルを目指そう!と思ったら

 

「やっぱり、学校でやるようなお勉強は必要」

 

だと、いうことです。

 

 

ただし、それはあくまで「ある程度」で十分です。

 

集中すれば、数ヶ月で充分に理解できますし、後は使いながらマスターしていくものです。

 

 

Leon