日別アーカイブ: 2015年11月14日

ナニジンと英語を話すのか?

英語はモチベーションが高いと伸びる。

 

という、そんなの当たり前だろう・・・

 

と突っ込みたくなるような研究結果があるのですが、そのモチベーションも2つあるようです。

 

 

1,対象言語の文化、国が好き

 

2,会社の昇進、移転などで英語が「必要」

 

 

どっちがいいというわけでもないようですが、その中の対象言語の文化、国が好き、というところで僕は思ったことがありました。

 

英語を学ぶとしたら、その国の文化、国が好きといったところで、それってアメリカやイギリス、オーストラリアだけなんだろうか?

 

ということです。

 

むしろ思い出せば、NYにいてもそうでしたが、英語を使ってコミュニケーションする相手って、それ以外の国の人が多かったように思います。日本にいれば完全にそうです。

 

英語学習者にとっては、対象言語の国、文化が好きといったところで、いまや英語は世界共通語ということになっているので、そこを考えないといけないといけないと思ったのです。

 

アメリカ人の英語、アメリカ人ネイティブのレベルを目指す、というのは、果たして正しい考え方なのでしょうか?

 

David LettermanのLate showという番組が好きで、ディクテーションしていたことがあります(書き取り)。その時、どうしても聞こえないところがあった。で、ネイティブに聞いたら、

 

システィーン・チャペルと16(シックスティーン)をかけていて、そこがダジャレになっていて会場の皆が笑ってるんだよ

 

と言われたのです。その時、こんなのいくらなんでもアメリカ人じゃないと無理だろう、と思いました。それと同時に、ここは目指さないでもいいんじゃないか、とも感じました。

 

今英語を話す人口の中で、このダジャレが分かる人は、実は少数なのではないでしょうか?

 

英語はあくまでコミュニケーションの「道具」です。だったら、世界中の人が「第二言語」として学んでいる英語、これを目指すべきではないでしょうか。例えば、安河内哲也先生は「国連の中の英語」を目指すべきだとしています。

 

ブラックレインという映画がありました。それの台本をNYにいたころ読んだのですが、アメリカの刑事ですからスラングを沢山使います。日本に来て、それが理解されないところをバカにするシーンがあるのですが、これこそアメリカ人の悪い癖だと思います。

 

英語はあくまで世界の中の一つの言語にすぎませんし、共通語とはいえ、それが自分たちネイティブの英語ではない、ということを分からない人が多いのです(悪気はないのですが)。

 

でも、気にすることはありません。ちゃんと世界中で仕事をしている本当の国際人のアメリカ人はそれをわかっていますので、もしも自分の英語が分からなかったら言って下さい、と謙虚に言います。

 

ビジネスでも使える英語力として、まぁ、Non-Nativeの人と英語で話す分にはもう大丈夫だな。といったレベル、まずは国連の中で使われているような、共通の英語を使いこなせるところを目標におくべきです。

 

また、スラングは間違うとすごくカッコ悪い、というのも僕が発見した法則ですので、かっこつけずに普通の英語をしゃべったほうが絶対正解ですよ!(笑)

 

 

Leon