外国語を実際に使うのに必要なことは
1,正確さ
2,スムーズさ
これが大切です。
日本の英語教育で意外に見落とされがちなのがこの「スムーズさ」で
ぱっと聞いて理解する、思ったことを簡単でいいからぱっという
「反射力」
がいります。
いります、というよりも、むしろこの「スピード」のほうが、外国語の会話では重要だったりするのです。
スピード > 知識
つまり、まずは「英語を英語のままで」理解することがとても重要になってきます。
そのためにも
「頭の中から日本語を追い出す」
「日本語の直訳をやめる」
ことが、スムーズな英会話の第一歩と言われています。
実際、頭の中で日本語を浮かべて英訳しながら英会話なんかしてたら3分でもうイヤになるのではないでしょうか?
脳にも処理可能なCPUがあるようです。
でも、もう一つ。
日本語→英語の直訳をやめたほうが良い、決定的な理由があるのです。
日本語は基本
「~は、~だ (主語 述語)」
でなりたっています。
それらを「て、に、を、は」でつないでいくわけですが、
英語は
「~は、~する、~を (主語 動詞 目的語)」
日本語は語順がそこまで重要ではないので、
She is beautiful. (彼女は美しい)
He likes sushi very much. (彼は 好き 寿司を とてもとても)
I will join your birthday party this Friday. (私は、するだろう、参加する、あなたの誕生日会、今度の金曜)
英語から日本語の直訳でも、意味はわかりますよね?
ところが、日本語から英語は結構ダメです。意味するところが変わってしまいます。
そもそも、主語を省くことが日本語は多数なので、ここがクセモノです。
「あそこのドーナツ屋さんは おいしいよ」
「僕は ミディアム・レアで(ステーキの注文などで)」
それぞれ英語に直訳すると
That donuts shop is tasty.
I am medium-rare
最初のは、あのドーナツ屋さん自体がおいしい、
となってしまい、あんたドーナツ屋さん食べるの?
という感じになりますし、その後のは
あなた自身が生焼けなミディアムレアになってしまいます。
じゃぁ、どうしたらいいのか?
「日本語から英語の直訳をやめて」
~は、~する、~を
の語順で簡単でいいから並べてみると「通じる」のです。
また、「~は」に当たるところは、なるべく生きているものがいいでしょう。
They have great donuts at that shop.
I like medium-rare.
主語をどれにするのか、発想を転換するのが英語っぽく話すポイントです。
是非、暇な時に、身の回りのものやことを
「~は ~する ~を」
の語順にする練習をしてみてください。
英語はこのあとに、場所やら時間を足していく、これでかなりイケてしまうものです!
とにかく、日本語から英語の直訳をやめるのがまず第一歩!!!
Leon