思えば顔が小さい!
という褒め言葉(compliment)をアメリカでは聞いたことがなかった、ばかりか、your face is smallとかyour head is smallとかいうと、むしろあんたってバカよね、というニュアンスにもなりかねないようです。
というよりも、そもそも
「体型についていうのは、僕らの考えている以上に失礼」
なことを僕たちは覚えておいた方が良いでしょう。
何で日本人ってすごい礼儀正しいのに、ニック太ったね!と平気で言うばかりか、My腹の肉をつかんでくるんだ・・・
と憤慨していました。そのせいでニックは年末年始アメリカにちょっと帰るね、と言って未だに帰ってこないのかもしれません・・・
恐らく顔が小さい、があまりほめ言葉でないのは、アメリカ人ほぼ皆顔が小さいからでしょう。マツコデラックス並に太っていても顔が小さい人が沢山いました。
ちなみに、顔が小さい、と言う場合はsmallよりも、narrowを使っていました。
こういうのを「言語の転移」といって、要は母国語が外国語に影響してしまうことをいいます。
「どう思う?」
も、英語にしようとするとつい
「どう」 → 「How」
と考えて、
How do you think?
と言ってしまいがちですが、自然な言い方は
What do you think?
あまり気にしすぎるのもアレですが、直訳から抜けて「自然な(あっちにとって)」表現を少しずつ身に着けていくのも大切だと思います。
自然さは、このような「言葉」もですが、「マナー、文化」もそうです。
あまり体型には言及しない。
ついでながら、ブラックジョークも図らずも本気でブチ切らせてしまうこともあるので、本当に言わない方が無難です。
僕もこの失敗は数回しています・・・