No.9 助動詞 その2
さて、前回は助動詞の基本的な使い方を解説しました。
ちなみに、一つ、かけていたことがあったのですが・・・
助動詞は2つ連続で使ってはいけません。
He will must cook dinner.
などとすることは出来ないんですね。
さて、いくつかある助動詞を個別にこれから何回かに分けて見て行きましょう!
★Must★
Mustは
強い表現です。
人に強く何かを迫る形で、意味としては
1,~しないといけない(義務)
You must attend the meeting. あなたはその会議に出ないといけない。(出る義務がある!)
と、強い義務、しなければいけない、といった意味になります。
これにNotがついて否定になると、今度は
2,~してはいけない!(禁止)
You must not skip next class. 次のクラスはさぼっちゃいけませんよ!
となります。~しないほうがいいよ、といったよりももっと強く禁止する意味となります。
must notは
mustn’t
というように短縮も出来ます。
3、絶対~したほうがいいよ!(強いオススメ)
You must watch the Frozen! 絶対アナと雪の女王はみたほうがいいよ!
これもまた、ただすすめるというよりも、絶対だ!というニュアンスになります。
4,絶対~にちがいない! (強い確信)
You must be rich. あなた絶対に金持ちだよね!
これも強い意味ですね。といった具合にMustは全部強いニュアンスなんですね。ちなみに、このセリフは1955年に1985年からタイムトリップしたMartyが、うちにはテレビ二台あるよ、といって、子供に驚かれるシーンで言われる言葉です。・・・なんのことか、という話ですが、Back to the futureです。
★May★
Mayの過去形はMight、意味としては以下の4つがあります。
1,~してよい (許可)
May I use this laptop? このノートパソコンを使用してもよろしいでしょうか?
Mayはちょっとオフィシャルな感じ、上から目線な感じになります。疑問文になるときは、お客様や目上の人に対して許可をもとめるニュアンスになります。
2,~してはいけません。 (禁止)
You may not smoke here. ここで喫煙してはいけません。
これも図書館や駅などの公共施設などで出される張り紙のようなニュアンスです。Officialな感じの禁止なんですね。Must notはより強く、ダメ!と、命令に近いイメージです。
may notに短縮形はありません。
3,~かもしれない。 (推量)
The typhoon may hit Tokyo tonight. 今夜あたり東京に台風が直撃するかもね。
大体50%くらいの可能性のときに使う・・・そうです(笑)。アメリカ英語ではこの意味で使うときは、現在のことでもmightをつかう傾向がありました。ものの本によると、mightのほうがmayより更に可能性が低いのだ、とか・・・。
ただ、こういうことは本当、色んな人がいろんなこと言いますから(ひとことで英語、といってもものすごい数、そして広さにそれをしゃべる人はいるのです。大阪、東京のような距離ですら、だいぶ日本語は違いますよね)、あまり厳密になる必要はない、というのが僕の教訓です。
4,~しますように。(祈り)
May peace prevail on the earth. 平和が地球を覆い尽くしますように。
これ、どこかで見たことありませんか?白いポールによく昔書いてあったような記憶があります。僕はこの意味がぜんぜんわかりませんでした。Mayが祈りとは知らなかったんですね。
神様へ(上の存在)にお願いする形なんでしょうかね。この場合はMayを一番最初にもってきて、あとは普通にSV、この語順で、~しますように、となるんですね。
普通に、
I hope she may find great husband next time. 次の結婚では彼女が素晴らしい旦那さんを見つけてくれますよう、願っていますよ。
という風にも使います。
意外に忘れていたことなんかもあったんじゃないでしょうか?Willあたりから明日は始めようと思いますが、これまた、結構そうだったんだ!ということがあると思いますよ!
といったところで、See you tomorrow!!
Leon