英語の発音。
これに悩む方は多いと思いますが、基本的に残念なお知らせですが、
「発音が完全にネイティブになることはありません!」
ありませんし、SLA(第二言語習得論)では、それは伸ばすことは不可能、もしくはかなり難しい、という研究結果もあります。
僕のイメージでは、発音はShadowingをある期間続けることで
「だいぶ改善」
することは可能だと思っています。
とはいえ、やはり日本語英語の発音だった人が、めちゃくちゃ流暢になる
というのは1回も見たことがありません。
まず、発音についてですが、
「全然なまってていい!!」
大体からして、こっちが気にするから、相手も気にするのです。
イタリア人やフランス人もめちゃくちゃ訛ってましたし、先日読んだ本では
「ヨーロッパ訛りの英語が、より学識の高さを感じさせた」
なんてことも書いてありました。アメリカ人学者の書いた本です。
そう、アメリカ人だって、訛った英語にどこか魅力を感じたりもしているのです。
とはいえ、Shadowingをするにはスピードが必要(そもそもShadowingはスピードのための練習です)
となると、多少は英文を流暢に読まないといけません。
そのとき、たとえば
Real loser(真の負け犬)
これって、Realの「l」とloserの「l」が2つあるもんで、ちょっと発音に詰まりませんか?
It looks~
の、「t」と「l」
World champion
の「d」と「c」
それぞれの単語と単語の「最後の言葉」と「最初の言葉」
これがどうもつっかかってやりづらい、という感覚が速く読もうとすると感じるものですが、
これ
「前の単語の最後は発音しないでいい!」
のです。
上の3つの例、思い切って、前の単語の最後は発音せずに言ってみてください。
カタカナにあえてすると
リー、ルーザー
イ、ルックス
ワール、チャンピオン
こんな感じにして、後は発音を英語っぽくすると随分、英文を速く読むのが楽になります。
単語の最後が子音(アイウエオ以外)、次の単語の最初が子音
こういった場合は、こうやって読む方がよっぽどそれっぽくなりますよ!
このように、文字と実際の発話が異なっているのが、英語の難しいところの一つです。
Leon