面倒くさいのは実によく分かるのですが、暗記には反復が必須です。
僕が大学受験の時に使った単語帳は、今も覚えています。河合の英単語2001です。
例えば、これを暗記する!
1日20語覚えて、101日で終わらす!と決めたとして3ヶ月と少し。
本当に1日20語ずつどんどん先に進み、1日も休まずにやったとして、101日後。一体どれくらいの単語を覚えているでしょうか?
実は、思った以上に単語力は増えていないのです。101日前にやったこと、50日前にやったこと、いや、3日前にやったことですら結構な頻度で忘れてはいないでしょうか?
忘却曲線、という言葉を聞いたことがあると思います。人はあることを覚えても、時間がたつに連れて次第に忘れてしまうもので、どれくらい忘れるのか、を描いたグラフが人間の忘却曲線です。
完全に忘れてしまう前に、もう一度覚え直す必要があります。それでも、また忘れます。ですから、また覚えないといけません。
何度もなんども繰り返してやらないといけないのです。
・・・ということは以前も書いたと思うのですが、それではどれくらい経ってからもう一度覚えなおせばよいでしょうか?
完全に忘れ去ってからやるのでは効率的ではありませんし、また、数分後にやったって、そりゃぁ覚えているでしょう、そこそこは。ですから、これくらい忘れたころにもう一度やるといい、という指標があればいいですよね?
ある研究では、それは24時間だそうです。厳密に24時間である必要はないので、おおまかに「1日」としておきましょう。
1日たって、もう一度やる、その次の日ももう一度やる。こうすると、次第に初めて見たはずの単語がActive単語になります。
語彙は、
知らない単語 → Non-Active単語(見ればなんとか意味わかる。思い出すのに時間がかかる) → Active単語(一瞬で出てくる単語。Bye byeやThank youなどです)
の順で、本当に使える語彙になっていきます。
このActive単語を増やさないといけないのですから、1日20単語ずつやる!と決めたら、それプラス、前日の復習、前々日の復習もやらないと、頑張った割に全然覚えられない・・・という悲しい結果になってしまいます。
ですから、1日20の新単語をやるならば、1日合計60単語はやることになります。40単語の復習が必要です。
面倒くさい・・・、と言われますが、でも、これが結果として一番効率的です。
効率的ですし、終わらせた時は本当に嬉しいものですよ!
Leon