SLAでは、英語の才能のことを
適正
と言います。適正がある、ない、などと表現されるのです。
おおざっぱに分けると、その適正・・・、だとちょっとわかりづらいので、普通に「才能」といいますが、英語の才能は3種類と言われています。
1,音への才能(発音がいい、耳がいい)
2,文法的に理解する才能
3,暗記する才能
アメリカらしいな、と感じたのが、国の機関が外交官を養成する目的でこれを測るテストを作ったことです。(MLATと呼ばれるものです)
また、IQと語学の才能は重なるのか、という研究もされました。その結果、かなりの部分で重なる、と分かったのですが、完全に一致するわけではないということも認められました。
確かに、こういってはなんですが、全く勉強など出来ないのに、やたら英語がうまい人(特に外国で育ったわけではなく)もいますし、また、他の科目は点数がいいのになぜか英語だけはダメ・・・、という人もいますよね。
こうしてみると、やはり
英語に才能ある、なしはある
のは、確かに事実です。僕の音楽やってる友達、特に歌をうたう人は発音がものすごくいい人が多いです。実際に英語わかってないのに、そういう人はペラペラに見えます。久保田利伸なども、そうだったそうです。
こういった具合に、確かに「才能」はあるのです。特に日本の多くの人は発音にコンプレックスを持っている人も多いと思いますし、また、発音の良い人が必ずしも死ぬほど努力したわけではないのも事実でしょう。こういっちゃなんですが、出来ちゃう、んです。最初から。発音よく。
が、ここからは、僕の経験です。
才能のある人は、案外、ある程度のところで辞めてしまう人が多いです。
そして、その「ある程度」は正直、僕達がみると全然、ある程度、に達していない場合がほとんどです。
逆に多少不器用でも、長々と地道に続けたせいで、時間がたってみれば全然英語うまくなっている、というパターンを僕は何度も見てきました。
慰めで言っているわけではなくて、本当に不思議とそうです。
結局思うのが、英語ってそんなにすぐに出来るようになるものじゃないんですよ。だから、ちょこっと向いてるとか耳がいい、とかいうくらいで一体何ができるのか?というのが正直な感想です。
才能なんか、あまり関係ありません。
それよりも、どれだけ楽しく地道に続けられるか、が本当に英会話学習の成否を分けています。
楽しく、と言いましたが、これこそが「続ける」コツですよ!
Leon