月別アーカイブ: 2015年4月

Aさんが、Toeic目標達成されました!!!

こんにちは!なんですか、この突然の寒さは・・・

 

まるでApril fool’s day、嘘みたいですね!

 

さて、しばらくは英会話学習法で校長Blogですすめていくと言っていましたが、今日はちょっと休止です。

 

というのも、本日、とても嬉しい知らせがありました。

 

二ヶ月、という期間でお仕事のためにToeicの点数を取らないといけない、という教室のAさんから、ついに目標を達成できました!

 

と、ご連絡があったのです。

 

実は今回が二度目の教室に通っての挑戦で、受験などの「テスト」を見てきた自分としては前回、熱心に通っていただいたのに、目標に届いてもらうことができなくてとても心残りに思っていましたし、申し訳なくも感じていました。

 

それを、今回、もう一度、もうこれが最後だ!

 

ということで、3月のToeicテストのために、もう一度教室にかよっていただく、という、僕からしても再度のチャンスを頂いたのです。

 

まず最初に驚いたのは、ご本人は特に何もしていない、と言っていたのに英語力が明らかに伸びていたことでした。

 

実は、Aさんはお忙しいなかでもToeicのテストをとにもかくにも受けに行く、ということだけは続けていらっしゃったのです。Toeicだって毎回となるとそんなに安いものではありません。

 

あらためて、続けること、の大切さを思い知りました。

 

今回は期限が限られていることと、目標から逆算して、とにかくPart5(文法問題)にしぼって集中しました。使った問題集はToeicの公式問題集で、これはどの参考書などを見ても、必ずと言っていいほど完璧にしたほうがいい!とすすめられているものです。Toeicを作っている会社が出しているもので、僕もそう思います。

 

・・・・・・・・・・・・・

 

僕にも100%の自信があったわけじゃありません。正直をいえば、いつもそうです。こう見えて、色々悩んだり迷ったり、考えたり、していないわけじゃないんです。(飲んでる時以外)

 

ですから、昨夜、目標達成できました!感無量です!

 

と、ご連絡頂いた時は本当に嬉しかった!

 

Aさんは何度もなんども受けられて、何度ももうダメなんじゃないか、と思ったこととおもいます。3浪の僕には痛いほどよく分かります。

 

今回もしダメでも、それはそれでもういい。点数は分からないけども、確かに伸びたのを実感できるし、せっかくだし、今度はテストではなく「英会話」を学んでみようか。

 

最後のクラスの時にそうおっしゃられたのをよく覚えています。それはまさに、3浪して明日が最後の受験、という日、歩きながら僕も同じようなことを思っていたのです。これでダメなら、もういいか、確かに勉強前よりできるようになったし、とりあえず俺はやめなかった。やめずに、明日の試験の日をついに迎えたんだから、それでいいじゃないか。ダメなら主婦になって、働く能力の高い奥さんをささえ、温かい家庭を築いていこう・・・

 

できなかったことが出来るようになるのが報酬だ。

 

僕の尊敬する経営コンサルタントの方が、よくおっしゃっていることです。Aさんにとってもそうでしょうけども、僕にとってもそうです。この仕事をしていてよかった、と感じた瞬間でした。

 

 

Leon

 

 

英会話学習法その4 スピードの大切さを学校では全くやらなかった!

さて、このシリーズでは英語ができる!の「できる」とは、実際に英語でペラペラとしゃべれるようになる、外国人と英語でコミュニケーションがとれるようになること、としています。

 

テストでいい点をとるためじゃありません。

 

・・・なんていちいち言わないといけないのは、日本では

 

英語の成績がいいのに、全然しゃべれない!

 

という人があまりに多いからです。

 

かくいう、僕もその一人、と言えるかもしれません。謙遜でなく(?)僕の英語の成績はひどいものだったのですが、3浪までして大学に入った後は今度は教える立場として受験、英語教育に携わっていたのですから、まぁ、英語の成績がいい、と大人になってからは言えると思います。

 

が、NYに30歳で留学して待ち受けていたものは、

 

英語がまっっっっっっったくしゃべれない!

 

ということでした。

 

聞こえないし、英語が口から出てこない!

 

のです。

 

Heのあとはlikes、三人称単数のSなんて、どんな二日酔いだろうがテストに出たら間違わない(中一レベルです)ものすら、

 

しゃべるとなるとできない!

 

のです。何を話しても過去形になってしまう時期もなぜかありました。

 

なんでこんなことになるのか?(ですから、日本で何してた?と言われると歴史の先生をしていた、と言っていました。まさか英語の先生とはいえず、僕の中ではトップレベルの機密事項でした)

 

 

 

 

SLA(第二言語習得論)を学んで知ったのは、外国語をしゃべれるようになるには

 

Accuracy(正確さ)Fluency(流暢さ)

 

が必要だ、ということです。

 

知識スピード

 

と、言い換えることもできるでしょう。

 

日本人はこの「スピード」がなさすぎるのです。これを鍛えてくることをしませんでしたし、また読む書く聞く話す、というコミュニケーションそのものも教室でほとんどやってきませんでした。

 

スピードがつけば、今ある中学レベルの知識で本来ならばなんとかコミュニケーションはできるはずなのです。

 

世界の先進国でインテリまでがこんなに英会話が下手な国はあまりなく、これはどう考えても英語教育が間違っていた、と考えざるをえません。

 

 

 

 

そして、スピードといえば、やはりまずはリスニングです。これをあまりにやらなすぎた。今年のセンター試験を新聞でみましたが、あれは英語パズルです。本気で予算かけて、大量に聞いて、さらにそれに対しての意見を瞬時に英語で吹き込む(ヘッドセットからやります)、そういったToefl形式のテストにできないのか・・・

 

と、ちょっと話がずれましたが、とにかく、

 

スピード

 

をつけないことには、いくら知識を詰め込んだところで英語は話せませんし聞こえません。

 

さぁ、じゃぁ、そのスピードをつけるのに良い練習方法はなんなのでしょうか?

 

1,音読

 

2,大量のComprehensive Input(60%くらいわかるものを、どんどん大量に聞く、読む)

 

 

音読は、文字を読むだけじゃなく、音源を聞いてそれについていく練習、OverlappingShadowingももちろん含みます。詳しくは前日のBlogをどうぞ!

 

地道に繰り返しやっていると、だんだんと英語が前より「スムーズに」出てくることにお気づきになると思います。

 

そう、まさにFluencyを伸ばしているのです。

 

(※ 政府はToeicやToeflをセンターに採用する、なんてニュースを見ました。今のテストの数百倍いいと僕は思います。本当に使える英会話のためには。って、それ以外に英会話があるのか、自分にはよく分かりませんが。)

 

Leon

英会話学習法その3 音読について

さて、前回、英会話のためには「勉強」ではなく、

 

トレーニング

 

が大事だ、ということを書きました。

 

また、英会話でいうところのトレーニングとは

 

音読

 

である、というお話もしました。

 

今日はその「音読」について、具体的にどうするのか書いていきたいと思います。

 

 

 

音読とは

 

100%理解したものを音読しないと意味ありません。意味もわからないのにただ読んでるだけでは、思ったより効果はありませんので注意してください。

 

100%理解 → 音読 

 

これが、基本です。

 

 

ここでいうところの100%理解とは、何を理解するのか?

 

意味と構文

 

の2つです。具体的にいうと、

 

わからない単語Check + SVOCをつける(SVOCをつけて、文を構造的に分ける)

 

そうして、英文の意味を100%理解します。

 

で、そこから音読に入ります。

 

 

 

音読とは、ただ英文を声に出すだけ、ではないんですね。

 

英文を音声で流し、それについていく練習がかかせません(もちろん、声に出して!)。

 

最初は英文を見ながらやると良いでしょう(Overlapping)。

 

慣れてきたら、英文を見ないで挑戦します(Shadowing)。

 

この、

 

音読 → Overlapping → Shadowing

 

これを、

 

めちゃくちゃ繰り返す

 

のです。

 

 

 

やってみると分かりますが、いかにこれが勉強、というよりも

 

トレーニング

 

に近いか、感じていただけるかと思います。

 

100%理解(単語チェック+SVOCつける) → 音読(音読→Overlapping→Shadowing)

 

ぜひ、実際に試してみてください!

 

本当に効果ありますよ!もちろん、沢山繰り返しやってくださいね!

 

 

Leon

英語学習法その2 音読を中心にやる!

英語を勉強している人をよく電車の中でもみかけますが、大体は単語帳を見ていたり文法や長文読解の本を読んでいるように思います。

 

もちろん、電車の中で音読しろ、といっても無理な話なのですが、もしかして家でもそれをやっているんじゃないか?

 

むしろ、それだけをやっているのではないか?

 

と思ってしまうことがあります。

 

机に向かってもくもくと

 

「勉強」

 

しているんじゃないか?と。

 

 

 

ところが、英語は基本的に(会話できるようになりたいならば)机に向かって頭を使ってやらないといけない「学問」というよりも、もっとスポーツや音楽などの

 

「技術」に近い

 

のです。

 

机に向かって「勉強」するよりももっと、

 

「トレーニング」

 

しないといけないのです。本を読んでいて水泳ができるようになったりするでしょうか?

 

もちろん、上級者になるにはそういった「知識」も必要でしょうが、水に入ってするトレーニングなしに水泳が上達することはまずないでしょう。

 

それでは、英語にとっての

 

「トレーニング」

 

 とは、なんなのか?

 

 

 

それは

 

 「音読」

 

です。

 

その「音読」について、明日はもう少し詳しくお話しようと思います。

 

 

Leon

英語学習法その1 大量のInputと少量のOutput

こんにちは!

 

まず英語がしゃべれる、とは、

 

英語で海外の人とコミュニケーションがとれる

 

という状態を当教室では定義にしたいと思います。

 

いくらテストで点が良くても、Readingだけが出来ても、しゃべれなかったら意味がないですよね。

 

 

 

さて、英語でコミュニケーション。皆さんはどんなお悩みを抱えていますか?

 

非常によく耳にするのが、なんとなく分かるんだけど・・・

 

口から英語が出てこない!

 

という悩みです。

 

中々出てこないんだから、しゃべる練習そのものをしようと考えたり、スピーチの練習をしてみたり、とにかく口から英語を出す練習をする方もいらっしゃると思います。

 

でも、違うんです。

 

英語が口から出てくるようにしたかったら(Output)、もっと沢山英語を聞いたり読んだり(Input)しないといけないんです。

 

InputとはReadingやListeningのことです。

 

OutputとはWritingやSpeakingです。

 

中にはOutputは一切しないでいい!とまで言うSLA(第二言語習得論)の学者までいるくらいです。

 

 

 

 

とはいえ、それだとちょっと極端なので、ピッツバーグ大学のSLA学者・白井義弘博士の提唱する

 

大量のInputと少量のOutput

 

これをまずは学習の基本に置くといいと思います。

 

Leon

 

 

※ちなみに、音読を、口から出して読むのだからOutputだ、と勘違いされる方もいらっしゃるのですが、Outputとはそうではなくて、アドリブで何か頭に浮かんだことを外に表す(書いたり、しゃべったりして)ことです。音読はむしろInputです。

 

アドリブで何か言うために、アドリブでないものを沢山内にいれる(Input)の方が大切なんですね。そう思うと、ちょっと不思議な気もしますね!