英語は日本人にとってそもそも
難しい!
という話を何度か書いてきましたが、そもそも
コミュニケーションの文化が違う!
ということもその一つです。まずはそこを理解することも、「使える英会話」が出来るようになるための第一歩になります。
表題の「コンテクスト」とは、アメリカの文化人類学者Edward T Hallの提唱した概念で、人々が共通にもっている背景のことです。
これが高い社会が日本です。日本は比較的、似たような人々が住んでいるのです。これをハイコンテクスト社会(ハイコン社会)といいます。
それに対して、アメリカはNYなどその典型ですね。人種のるつぼで人種、宗教、貧富の差様々な人々がひしめきあう社会、いろいろな背景をもった人々が一緒に暮らしている社会、そういう社会をコンテクストの低い、ローコンテクスト社会(ローコン社会)と規定したのですが、アメリカはローコン社会の典型です。
日本とアメリカは、つまり
ハイコン社会、ローコン社会、という違いがあるわけです。
ローコン社会(いろんな人が住んでる社会)では、言葉で何かを伝えることがとても重要になります。言語依存度が高いのです。反面ハイコン社会(おんなじような人たちが住んでる社会)では、言葉によらないコミュニケーション、雰囲気であるとか、いわゆる
空気を読む!
が大切になるわけですね。ですので、あまりズケズケとものを言うのは気がひけますし、相手を気遣う、という、どちらかというと「聞く」ことに重点があたりがちです。
でも、それだとアメリカ人とのコミュニケーションではうまくいきません。
もっと
積極的に、直接的に意思表示し、分からない時は相手の話にわりこんででも聞いた方がうまくいきます。
また、逆にこちらの英語がわかりにくいときに素直に、え?何いってんの?意味わかんない?
とストレートにアメリカ人に言われますが、これも悪意があるわけではなく、本当にわからないから聞いている(だからへこまないでいい)のです。
つまり、英語はシンプルに簡潔に、わかりやすく、これがまずは基本ですね。
明日はこういった文化の違いに対するレクチャーを、ビジネス面における日本とアメリカ文化の違い、という題でLarry先生が行います。
16:00-17:30、場所はパン屋の英会話教室Leon
終わった後は、一緒にみんなで日本に来たばかりの今年のボージョレーを飲もう!という話になっています!
Leon