日別アーカイブ: 2021年3月26日

第4回Phrasal Verbs特集 Getその2


こんにちは!

暖かくなって、春めいてきましたね〜🌸

 

GetのPhrasal Verbs、第2回目です。

今回も使えるPhasal Verbsを続々紹介していきます!

 


【Get over】

まず一つ目は、“get over”です!

 

“get over”にもたくさんの意味がありますが、ここでは「乗り越える」と言う意味を紹介します。これが、とても日本語っぽく使えて便利なんです。

 

まずは「(物理的に)乗り越える」ときのget overです。
これはわかりやすいですね。

 

[例1 (物理的に)乗り越える]

Getting over the hedge, the man was coming closer to me.
生け垣を乗り越えて、男は私に近づいてきました。

 

面白いのが、日本語と一緒で、「(困難などを)乗り越える」という使い方ができることです。

 

[例2 (困難などを)乗り越える]

I believe we can get over the difficulties.
私たちは、きっと困難を乗り越えることができると信じています。

 

もちろん、「(過去を)乗り越える」という使い方もできます。

 

[例3 (過去を)乗り越える]

I could get over the past sad memories through going to counseling.
カウンセリングに行くことで、過去の悲しい思い出を乗り越えることができました。

 

さらに、「(病気を)乗り越える」で、つまり「回復する」の意味があります。

 

[例4 (病気を)乗り越える→回復する]

I hope you get over the cold soon.
早く風邪が治るといいですね。

 

“get over ~”は総じて日本語と同じような「乗り越える」のニュアンスがあるんですね。

上の4例は辞書には別々の意味で載っていたりしますが、日本語の「乗り越える」を考えると自然に使えて便利な表現です。

 


【Get by】

次はGet byです。
これ、あまり聞き慣れないかもしれないですが、結構便利な表現です。

 

意味は、「(大変だけど)どうにかやっている」とか「なんとかやっている」みたいな感じです。

 

たとえば、久しぶりに会った知人に“How are you doing?”と聞かれた時、反射的に“Good”とか返すことが多いと思いますが、そうそう毎日”Good”でもなかったりしませんか?(自分はローテンンションなので特にそうです)

 

そんな時、“I’m just getting by”「(大変だけど)まあなんとかやってるよ」と答えると、ちょっとこなれた感じですね。

 

“just”の代わりに”barely”「かろうじて」を使うともっとシブい感じです。

 

[例5 (かろうじて)なんとかやっている]

I’m barely getting by.
辛うじてなんとかやっているよ。

 

発展形で、「get by on〜」なら、「〜でなんとかうまくやる」という表現も可能です。

 

[例6 〜でなんとかうまくやる]

I’m getting by on a small salary.
やっすい給料だけどなんとかやってるよ。

 

@@@余談@@@

自分がこの”get by”と言う表現を初めて知ったのは、Beck“The Golden Age”という曲の歌詞です。

サビの歌詞とメロディーがとても枯れていて、たまらなく好きな曲です。下に動画貼っておくのでよかったら聞いてみてください。

 

These days I barely get by.
I don’t even try.

最近は、辛うじてなんとかやっている
挑戦することすらしないけど

 

 

いい曲や。。

 


それではまた来週!