【「シャドーイング用テキスト」として一番使っている本:『究極の英語学習法 はじめてのK/Hシステム』のススメ】


こんばんは、岩田です。

数ある英語教材の中で、「シャドーイング用テキスト」としてもっとも使っているのが、この『究極の英語学習法 はじめてのK/Hシステム』です。
https://www.amazon.co.jp/dp/4757436173/

「K/H」とは同時通訳者の著者・国井信一さんと橋本敬子さんの頭文字です。

「シャドーイング」とは、テキストを見ずに英文音声を、少し後から聞こえた通りに発声していくトレーニング法のことで、常に後ろにくっつく「影 shadow」のイメージからこの名が付いています。

本書は、下記のプレゼン内容をシャドーイングで繰り返し声に出すことによって、基礎文法から英語のリズムまでを体得するといった内容。


1. Thank you, John, for your kind introduction.
ジョンさん、ご親切なご紹介をありがとうございます。

2. Good morning, everyone.
みなさん、おはようございます。

3. First of all, thank you for taking time out of your busy schedule to come to this meeting.
まず、お忙しい中、この会議にご出席いただき、ありがとうございます。

4. I would also like to thank John and his staff for all the preparation for this event.
またジョンさんとスタッフのみなさんにも、今回のイベントのためのもろもろの準備にお礼を申し上げたいと思います。

5. I am very happy to have this opportunity to talk to you today.
本日は、みなさんにお話しする機会を得られて大変うれしく思っています。

6. In my presentation, I am going to give you an overview of the new ordering system which will be implemented next year.
私のプレゼンテーションでは、来年導入される新しい発注システムの概要をご説明したいと思います。

7. The purpose of my presentation is to show you the great benefits and the exciting new possibilities that we will have with this system.
このプレゼンテーションの目的は、みなさんに、このシステムで得られる大きな利点とワクワクするような新しい可能性をお見せすることです。

8. I will try to make my presentation short, so that we can have a lot of time left for the Q and A session.
質疑応答にできるだけ時間が取れるように、プレゼンは短くするようにしたいと思います。

9. Please also feel free to ask questions anytime during my presentation.
また、プレゼンの間も、いつでも遠慮なく質問をしていただければと思います。

たった9つの文、時間でいえば1分10秒。

とはいえ、「今回は英文の内容を意識して音読」、「次は英語の音の強弱に意識して音読」、「その次は感情を込めて音読」、とテーマを変え、100%理解できるまでやり続けることを目的としています。

そもそもシャドーイングは数回やってOK! というものではなく、そして、多読多聴とも異なり、「同じ内容」を何十回、何百回と繰り返すことが必要です。
そういった点において、たった9つの文とはいえ、完璧にマスターするには決して少ない量ではないです。

しかも、この9つの文の流れは実際にプレゼンテーションを行う場合にも参考になります。

1. 紹介してくれた司会者へのお礼
2. 挨拶
3. 聴衆へのお礼
4. スタッフへのお礼
5. 嬉しさの表明
6. コンテンツの概要
7. プレゼンで達成したい目的
8. プレゼンと質疑応答の時間配分
9. 質問についてのルール

と、プレゼンを行う上で必要な要素が詰まっています。心からオススメする一冊です。

本日は岩田がお送りしました。