こんにちは、M.Mです。
本日の
日本人の「恥かきビジネス英語」
第22弾では、
言い回しが英語的で、
日本人には
少々馴染みがない表現を
ご紹介致します。
1. 「もっといい考えがあります。」
△ I have a better idea.
〇 This might work better.
「I have a better idea.」は
“自分の考えのほうが更に良い。“
というニュアンスがあるため、
傲慢で、
相手の意見を軽視したように
聞こえてしまいます。
相手に対する批判と
受け取られる可能性もあります。
一方、
「This might work better.」なら、
自分の考えが
相手の考えより勝っているという
ニュアンスはなく、
様々な可能性を検討していて、
柔軟な態度があると
示せますので、
よりよい印象を
与える事ができます。
他には、
「I have an idea that might work better.」
も、とても良い表現です。
2. 「あなたはもっとうまく説明する必要があります。」
△ You need to explain it better.
〇 Help me see your position.
「You need to explain it better.」は、
相手が
意図をきちんと伝えてないことを
批判していますので、
あまり
適切な表現とは言えません。
一方で、
「Help me see your position.」
は、直訳しますと、
“あなたの立場を
理解する手助けをしてください。”
となりますので、
この表現には
相手を理解するために
自身も努力しようとする態度が
示されているため、
ビジネスシーンでは、
よりふさわしい表現だと
言えます。
また、
補足ですが、
ネイティブは、
頻度として、
使役動詞や知覚動詞を
使用する傾向があり、
日本人には
馴染みがなく
使用しづらいですが、
例に挙げられている2文のどちらかを
使用するなら、
ナチュラルさを出してくれる、
使役動詞 (Help + 動詞原型)
を使用することを
お薦め致します。
他にも、以下の表現も良いでしょう。
「Help me see where you’re coming from.」
= あなたの立場を理解させてください。
「Help me understand it from your position.」
= あなたの立場から状況を理解させてください。
3. 「あなたの考えは却下せざるを得ません。」
△ We have to turn your idea down.
〇 We’ve decided to go in another direction.
実は、これは決まり文句です。
しかし、
日本人はそれを知らないのか、
違った表現をしてしまい、
勿体ない事をしています。
単純に「覚えてください!!」
と、言いたいのですが、
ニュアンスの解説は
させてください。
日本人が言ってしまいがちな
「We have to turn your idea down.」
は、相手の考えが
あまり良くないから却下すると、
直接的に
否定しているニュアンスが
含まれます。
しかし、
“(another) direction” = (別の) 方向
を使用すれば、
決して、
相手を批判した
失礼なニュアンスは
含まれません。
単に、
“他の選択肢を選ぶだけなのだ“
という意味合いになります。
他にも
「We’re going in another direction.」
も良いでしょう。
いかがでしたでしょうか?
今回は、少々、
難しかったかもしれません。
日本語で考えて、
そのまま英語にすると
ビジネスでは、
思いがけず、
失礼に値する事がありますので、
英語学習者中級以上の方々は、
このような英語特有の表現を
身につけていくことにも
少しずつ
励んでいって下さい。
そうすることで、
ご自身の英語が、
ネイティブのように、
そして、
とてもナチュラルなものに
なると思います。
是非、
少し難しい表現ですが、
習得できるように
頑張ってください。
本日も
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
本日は、M.Mがお送り致しました。