日別アーカイブ: 2021年3月10日

英会話学習の本質

日本人はどうしても

「知らない」

ということが気になってしまう人種です。

なので、例えば英語を聞いてちんぷんかんぷんだと

「単語を知らないからだ」

という風に考えます。

言葉が出てこないことも

「単語を知らないから」

「英語を話す時間が足りないから」

「文法をもっと勉強しないと」

と、知らないかったことを増やす方向で考えてしまいます。

ところが、どうしてTOEIC高得点、学生時代英語が得意だったはずの人まで

「話す」

となると、まるっきりダメ、ということが起こるのか?というと

「スピード」

です。

スピードが足らなすぎるので、英会話が上手くできないのです。

スピードとは、パッと英語の語順で単語を並べる「速さ」

相手のしゃべってることを瞬時に理解できる「速さ」

つまり、英語の「瞬発力」のことです。

この瞬発力・スピードさえ付ければ

たとえ中学レベルの文法と単語力でも

英会話は全然できてしまいます。

逆に、このスピードがないために

相手の言っているスピードで理解できない

長文のメールになると時間ばっかりかかって仕事にならない

言いたいことが出てこなくて、いつも「う〜・・・、あ〜・・・・」

となってしまう。

ということになるのです。

スピードをつけるために良い練習方法は間違いなく

シャドーイングなどの「音読」です。

学習の方向性自体が間違っていると

いっくら努力しても伸びない、ということになってしまいます。

実際の会話能力は

「知識」×「スピード」

です。

掛け算ですから、一方がゼロでは、答えもゼロ。

是非、「スピード」の重要性を認識してみてください!

本日は、Leonがお送りいたしました!

恥かきビジネス英語 (22)

こんにちは、M.Mです。

 

本日の

日本人の恥かきビジネス英語

22弾では、

 

言い回しが英語的で、

日本人には

少々馴染みがない表現

ご紹介致します。

 

 

1 もっといい考えがあります。 

  I have a better idea.

 This might work better.

 

I have a better idea.」は

 自分考えのほうが更に良い

というニュアンスがあるため、

傲慢で、

相手の意見を軽視したように

聞こえてしまいます。

相手に対する批判

受け取られる可能性もあります。

 

一方、

This might work better.」なら、

自分の考えが

相手の考えより勝っているという

ニュアンスなく

様々な可能性検討していて、

柔軟態度があると

示せますので、

よりよい印象

与える事ができます。

 

他には、

I have an idea that might work better.

も、とても良い表現です。 

 

  

2 あなたはもっとうまく説明する必要があります。

  You need to explain it better.

     Help me see your position.

 

You need to explain it better.」は、

 相手が

意図をきちんと伝えてないことを

批判していますので、

あまり

適切表現とは言えません

 

一方で、

Help me see your position. 

は、直訳しますと、

あなたの立場を

理解する手助けをしてください。

となりますので、

 

この表現には

相手理解するために

自身努力しようとする態度

示されているため、

ビジネスシーンでは、

よりふさわしい表現だと

言えます。

 

 また、

補足ですが、

ネイティブは、

頻度として、

使役動詞や知覚動詞を

使用する傾向があり、

日本人には

馴染みなく

使用づらいですが、

例に挙げられている2文のどちらかを

使用するなら、

ナチュラルさを出してくれる、

使役動詞 (Help + 動詞原型)

を使用することを

お薦め致します。

 

他にも、以下の表現も良いでしょう。

 Help me see where you’re coming from.

= あなたの立場を理解させてください。

 Help me understand it from your position.

あなたの立場から状況を理解させてください。

 

 

3 あなたの考えは却下せざるを得ません。 

△     We have to turn your idea down.

 We’ve decided to go in another direction.

 

実は、これは決まり文句です。

 しかし、

日本人はそれを知らないのか、

違った表現をしてしまい、

勿体ない事をしています。

 

単純に「覚えてください!!

 と、言いたいのですが、

ニュアンスの解説は

させてください。

 

日本人が言ってしまいがちな

 We have to turn your idea down.

 は、相手考え

あまり良くないから却下すると、

直接的

否定しているニュアンス

含まれます。

 

しかし、

“(another) direction” = (別の) 方向

を使用すれば、

 決して、

相手批判した

失礼ニュアンス

含まれません

 

単に、

他の選択肢選ぶだけなのだ

という意味合いになります。

 

他にも

We’re going in another direction.

 も良いでしょう。

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

今回は、少々、

難しかったかもしれません。

 

日本語で考えて、

そのまま英語する

ビジネスでは、

思いがけず

失礼値する事がありますので、

英語学習者中級以上の方々は、

このような英語特有表現

身につけていくことにも

少しずつ

励んでいって下さい。

 

そうすることで、

ご自身の英語が、

ネイティブのように、

そして、

とてもナチュラルなものに

なると思います。

 

是非、

少し難しい表現ですが、

習得できるように

頑張ってください。

 

 

本日も

最後まで読んでいただき、

ありがとうございました。

 

本日は、M.Mがお送り致しました。