比較4 最上級を比較級や原級で表す



こんにちは!

 

今日は比較表現の書き換えについて説明します。

学生の頃、最上級の文を比較級や原級を使って表す問題が、よくテストで出たのを覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

 

当時を思い出しつつ、それではいきましょう!

 


【最上級を比較級や原級で表す】

 

まずは最上級の例文を見ていきましょう。

 

[例文1 最上級]
Russia is the largest country in the world.
ロシアは世界で1番大きな国です。

 

これを比較級で表す場合、「ロシアは他のどんな国より大きい」という形に変えます。意味は一緒ですね。

 

[例文1を比較級で]
Russia is larger than any other country in the world.
ロシアは他のどんな国より大きい。

 

同じ意味を原級で表す場合、主語を”No other country”にして「世界でロシアほど大きい国は他にない」とすればOKです。

 

[例文1を原級で]
No other country in the world is as large as Russia.
世界でロシアほど大きい国は他にありません。

 

もう一つ例をあげてみましょう。

 

[例文2 最上級]
Tetris is the most selling video game in the world.
テトリスは世界で最も売れているビデオゲームです。

 

[例文2を比較級で]
Tetris sells more than any other video game in the world.
テトリスは、世界の他のどのビデオゲームよりも多く売れています。

 

[例文2を原級で]
No other video game in the world sells as many as Tetris.
テトリスほど多く売れているビデオゲームは世界で他にありません。

 


【”any other”や”no other”の後ろは単数形?複数形?】

 

例文1を比較級で表した時、以下のような文になりました。

Russia is larger than any other country in the world.

 

「この”any other”の後ろは複数じゃないの?」と思う方もいるかもしれません。「ロシア以外の世界中の国と比較しているので、複数じゃないの?」と。

実は”any other”や”no other”の後ろが単数か複数かは、比較する対象によります。

 

例1の場合、比較対象は「ロシア」で、ロシアと別の国を一つ一つ比較するので単数です。

では、otherの後ろが複数になるのはどんな時かというと、以下のような場合です。

 

[例文3]
I think the Wright brothers are more famous than any other brothers in the world.
ライト兄弟は世界の他のどの兄弟よりも有名だと思います。

 

比較対象が複数になることはあまり多くありませんが、英語独特なものの見方として、覚えておくと便利です。

 


 

今日は最上級を比較級や原級で表す方法について説明しました。

 

ご自身で最上級の文章を作って、書き換えてみると理解が深まると思いますので、余裕のある方はトライしてみてください!

それではまた!