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こんにちは!
今日は比較級と最上級について説明します。
実用的な使い方や様々な表現は次回以降にしますので、今日は基本的な用法について説明します。
【比較級の基本】
比較級は、2つのものの間で程度を比べるときに使います。
たとえば田中さんと本田さんの背の高さを比べて、田中さんの方がより背が高いことを表現したいときは、以下のようになります。
[例1]
Mr.Tanaka is taller than Mr.Honda.
田中さんは本田さんより背が高い
比較を使わず、ただ田中さんが背が高いことを表現する場合は以下のようになります。
[例1′]
Mr.Tanaka is tall.
田中さんは背が高い
例1’の形容詞”tall”「背が高い」が、例1の比較の文になると”taller”になっています。
このように、比較する文になると、形容詞や副詞の形が変化します。
これを「比較級」と言い、「A 比較級+than B」で、「BよりAの方がより〜」という表現になります。
比較級に関しては、形容詞や副詞の前に”more”をつけるパターンもあります。
2音節以上の語や、-lyで終わる副詞はこの形になります。
[例2 2音節以上の語]
This car is more expensive than that one.
この車はあの車より高い
[例3 -lyで終わる副詞]
He walks more slowly than I.
彼は私よりゆっくり歩く。
さらに、不規則変化の比較級もあります。
これは最上級とあわせて、後で説明します。
【最上級の基本】
最上級は、「いくつかのものの中で1番〜」を表す表現です。
たとえば、富士山が日本で1番高い山であることを表す場合は以下のような文になります。
[例4]
Mt. Fuji is the highest mountain in Japan.
富士山は日本で最も高い山です。
形容詞”high”の後ろに”-est”がついて”highest”になっています。
このように、最上級の文でも形容詞や副詞が変化します。
基本形は「A (the)+最上級+in(of) B」で「AはBの中で1番〜」となります。
最上級は、形容詞や副詞の前に”most”をつけるパターンもあります。
比較級と同様、2音節以上の語や、-lyで終わる副詞はこの形になります。
[例5 2音節以上の語]
I think this is the most useful way of all the proposed plans.
これが提案されたすべての計画の中で最も有用な方法だと思います。
【比較級・最上級の変化まとめ】
ここまでの説明で、比較級・最上級の変化が似ていることが分かったと思います。
ここで、それぞれの変化についてまとめますね。
①規則変化[-er -estのタイプ]
1音節語はこのタイプ
[例]
big – bigger – biggest
weak – weaker – weakest
high – higher – highest
2音節語でもこの変化をするものがあります。
clever – cleverer – cleverest など
bright – brighter – brightest
②規則変化[more mostをつけるタイプ]
基本は2音節以上の語と、-lyのつく副詞です。
ただし2音節の語は①のパターンの場合があります。
[例]
popular – more popular – most popular
beautiful – more beautiful – most beautiful
diligently – more diligently – most diligently
③不規則変化
さて、最後に不規則変化の語についてまとめておきます。
数は多く無いので覚えてしまいましょう!
[例]
good / well – better – best
bad / ill / badly – worse – worst
many / much – more – most
little – less – least
本日は比較級・最上級の基本について解説しました。
次回以降、比較表現をゴリゴリ掘り下げていく予定です。
それではまた!