日別アーカイブ: 2020年10月28日

違う単語は意味が違う

言語の基本として

「違う単語は意味が違う」

というのがあります。

 

例えば、about と around.

 

約〜、とか、周りとか、大体〜とか

 

そのように両方とも日本語に訳されますよね?

なので、要は同じ単語だろう!と、私も思っていましたし、

 

また、ここが重要なのですが

「ネイティブに聞いても、両者の違いははっきり答えてくれない」

それくらい、ほとんど一緒とされている単語です。

 

ところが、彼らは大体同じと言いながら「直感的に」は区別しているのです。

しかし、我々学習者が直感的に理解することは不可能です。

 

ですから

「言葉のコアのイメージをつかむ」

これがとても大切になってきます。

 

じゃぁ、about, around はどう違うのか?

 

簡単にいえば

 

around = 周囲をぐるりと回る

about = 〜の周辺

 

大体1時くらい、という場合は

 

around 1 o’clock も about 1 o’clock も両方使えます。

 

ただ、

 

talk about A

こちらは、Aの周辺について話す → Aについて話す、という意味になりますが

 

talk around A

と言った場合は、Aの周りを回ってAには到達しないので

「Aについては、避けて話す」

と、全然違う意味になります。

 

また、「あなたは?」の意味で

How about you? What about you?

(あなたの周辺はどんな感じ?というイメージ)

 

これは言いますが、How around you? What around you?

これだと、あなたの周りをぐるっと回る感じ(?)を聞いているようで

意味を為しません。

 

I’ll go around といえば、回り道をしていくよ、となりますし

Go about your business といえば、自分の仕事(の周辺)をやってろよ(余計なこっちの世話やくな)

 

このような言い方ができます。

これらも「コアイメージ」を意識すれば、なんとなく感覚として理解できるのではないでしょうか?

 

是非このように、言葉のコアイメージを意識して

英語に取り組んでみてください!

 

本日はLeonがお送りしました。