英語と日本語の視点の違い


どうして英語が日本人にはムズイのか?日本語は基本的に自分が中心にいるのに対して、英語は神の視点というか、自分と相手を第三者的に表す言い方が結構ある。からじゃないですかね?

(日)[私が]お約束します → (英)You have my word.

日本人の感覚では、あなたは私の約束を得ました、という言い方は違和感ありますよね。でも、英語では、あなたは私の約束を得ました、と客観的に言うことで「ちゃんとお約束します」というニュアンスになる。

(日)そっち行くよ → (英)I’m coming.

私が来るよ、も、日本人的には違和感のある表現。私がそっち「行くよ」、という方が自然だけども、英語的には神の視点から私という人間がそっちに「来る」と表現するのは普通。

なので、日本人的には「私が〜」と言いたい場面を、I ~ではなく、第三者の視点から「事実」を表現するようにすると、ちょっと英語っぽい表現になる(直訳を抜けられる)。

例えば

ぼったくられた(私が) → I was ripped off それでもいいけど → 彼らが私をぼったくった、という事実で表現してみる They ripped me off!

ふられた(私が) → I was dumped もいいけど → 彼女が私を捨てた、という事実にしてみる → She dumped me.

急いでないよ(私が) → I’m not in a rushもいいけど → 急ぐことはどこにも無い、という事実にしてみる → There’s no rush.

鬼滅の刃ムッチャ感動したわ〜(私が) → I was~もいいけども → 鬼滅の刃は感動的だった、にしてみる → Demon Slayer was really touching.

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無生物主語をもっと使うと、英語らしくなるというけども、最近、日本人は基本的に「自分(もしくは相手)」が中心にいるのに対して、英語は神の視点から事実を表すからそうなるのではないか、と。違うかもしれないですけど。