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こんにちは!
すっきりしないお天気が続きますね。
秋晴れはいつになることやら。。
さて、前回と前々回で、分詞構文の基本について説明しました。
分詞構文その1 分詞構文の作り方
分詞構文その2 分詞構文の意味
今回はちょっと発展的な分詞構文について説明します。
【主節より過去のことを表したい場合:完了形の分詞構文】
分詞構文とは、以下のような文章でしたね。
(Sleeping during math class), he was warned (by the teacher).
・・・・・・・・・・・・(S) (V)
「数学の授業中に寝ていたので、彼は先生に注意された」
この文章の主節と、分詞構文の副詞節(Sleeping~)の時制は同じですね。
分詞構文の時制が主節の時制より過去の場合は、分詞構文の動詞を完了形(Having been)の形に変えます。
***例1:主節が現在で、分詞構文がそれより前(過去)の時制***
Having lost my wallet yesterday, I have no money for lunch.
「昨日財布を落としたので、ランチを食べるお金がない」
***例2:主節が過去で、分詞構文がそれより前(大過去)の時制***
Having lost my wallet last week, I couldn’t help but refuse the invitation for drinking.
「先週財布をなくしてしまったので、飲みの誘いを断らざるを得なかった。」
あくまで主節を基準として、それより前になるかどうかというのがポイントです。
【主語が異なる場合 独立分詞構文】
分詞構文と主節の主語が異なる場合を説明します。
She was reading a book, (having a cup of coffee).
(S) (V) (O)
「彼女はコーヒーを飲みながら本を読んでいた」
この文章は、分詞構文で省略されているところを接続詞+主語で補うと、下の文章になります。
She was reading a book, having a cup of coffee.
=She was reading a book (while she was) having a cup of coffee.
コーヒーを飲むのも、本を読むのも主語は「彼女」”She”ですね。
このように、分詞構文の主語は本文の主語と一致します。
分詞構文の主語が本文の主語と異なる場合、下の文のように、分詞構文の前にそのまま主語を置きます。
She was reading a book, her cat sleeping by her.
「彼女は本を読んでいて、猫は彼女のそばで寝ていた」
分詞構文で省略されているところを補うと、下の文章になります。
(=She was reading a book (and) her cat (was) sleeping by her.)
このような文章を「独立分詞構文」といいます。
分詞構文そのものがあまり口語的ではなく、書き言葉メインの表現ですが、この独立分詞構文はより文語的です。
慣用的な独立分詞構文表現として“weather permitting”というものがあります。
意味は「天候が許せば」で、文末に置かれることが多いです。
We will start construction work tomorrow, weather permitting.
「天候が許せば、明日から工事を開始します」
今日は分詞構文の発展的な使い方について説明しました。
それではまた!