発音が本当に治るなら、100万払っても高くない
英語学習法の著書もある有名な方が言っていました。
それくらい、発音に対する日本人の悩みはよく聞きます。
なんとなくですが、傾向的に、女性の方が発音は良いようです。
結論から言うと、どうやら発音は元々の能力によるところが大きいみたいです。
SLAにもそのような研究結果は多いですし
はっきりと「発音は治らない」と、結論づけているものまであります。
僕の感覚ですが、発音は確かに直すことが難しいです。
そして、大した英語をしゃべっていなくても、発音が良いだけで下駄を履かせられるのも事実。
英語教師と名乗りながら、要は発音がいいだけじゃないか、と言いたくなる人までいますが・・・
とは言え、全くじゃぁ、どうにもならないのか?
と言うと、決してそんなことはありません。
改善はするのです。
ポイントは二つあって
1つ目は「発音記号」にそって練習してみること。
日本人に苦手な発音(LとR、TH、SheとSeaの違いなど)もそうですが
意外な盲点が母音(a, e, i ,o, u)で、日本は母音が5つですが
英語は23個あると言う人までいます。
あとは文章として読んだときの、ネイティブ特有の法則(くっついたり、読んで無かったり)も大切です。
これらを勉強する、となるとすごく面倒臭いと思いますよね?
ところが、これは一回ざっと本でも読んでみて、知識として頭の片隅に入れ
あとは、単語が出てきて、これどう発音するんだろう?
と、ちょっと調べる、これを繰り返すのが一番です。
発音を改善させるポイント2つ目は
音源と一緒に「音読」
本当にこれです。
シャドーイングなどをしっかりと繰り返すことで、自然と発音は改善されていきます。
特に発音にフォーカスした音読練習をしたかったら、
音源をある部分再生する、
で、止めたら、今聴いた部分を口真似してみる。
(リプロダクション)
これは発音に注意を払ったリスニングもできますし、
実際に声に出して発音することもできるので、とても良い練習です。
このポイント2つを押さえれば、発音は絶対に改善します。
あえてもう一つ、みなさんが嫌がる裏技をあげるとしたら
「録音してみる」
ことです。
なかなか勇気のいることですが、
一人でやれば恥ずかしくないですし(ショックは受けるかもしれませんが・・・。僕もそうでした)
また、もっと勇気があれば、録音したものを専門家に聞かせてアドバイスを求めるのもありです。
ついでながら、発音指導は実はネイティブじゃない方が良いとも感じています。
発音はやはり良いに越したことはないですし、何よりリスニングが楽になります!
血道を上げるのではなく、気楽にやった方がやらないより良い、くらいの感覚で是非取り組んでみてください。
本日はLeonがお送りしました。