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こんにちは!
前回まで動名詞について説明しました。
動名詞は「動詞」をing形に変えて、名詞の役割をさせることができました。
今日説明する「分詞」は「動詞」の形をing形や過去分詞形に変えて、形容詞の役割をさせることができます。
今日はing形に変える方の「現在分詞」を説明します。
【現在分詞とは】
先ほど、「「分詞」は「動詞」の形を変えて、「形容詞」の役割をさせることができる」と説明しました。
形容詞は「名詞を修飾する」品詞でしたね。
たとえば“beautiful flower”だったら
名詞”flower”を形容詞”beautiful”が修飾して、「美しい花」という意味になります。
分詞は動詞の形を変えて、ここで言う”beautiful”の様な、名詞を修飾できる形(形容詞)にしようっていうわけです。
たとえば、「寝ている猫」ということを言いたいとき、
眠るという動詞”sleep”をing系に変えて”sleeping”にします。
これをcatにくっつけると”sleeping cat”「寝ている猫」となります。
これを使うと、以下の様な文が作れます。
There is a sleeping cat (over there).
・・(V) (S)
「あそこに寝ている猫がいるよ」
上の例を見てわかる様に、分詞は名詞〇〇にくっついて「〜している〇〇」と言う意味になります。
【分詞にはいろいろなおまけ情報をくっつけられる】
さて、分詞にはいろいろなおまけ情報をくっつけることができます。
たとえば、「あの席でピザを食べている人は私の友達だ」と言いたいとき。
分詞を抜いた、この文の骨組みは以下です。
The man is my friend
・//(S) (V) (C)
分詞を使って、上の文の主語”The man”「人」と言う名詞に、「あの席でピザを食べている」と言うたくさんのおまけ情報をくっつけましょう(つまり「修飾」する)
そうすると、以下の様になります。
“The man eating a pizza on that seat”
「あの席でピザを食べている人」
これを元の文に戻すだけです。
The man [eating a pizza (on that seat)] is my friend
……(S) (V) (C)
「あの席でピザを食べている人は私の友達だ」
分詞1語だけ名詞につけるときは名詞の前につけます(sleeping catの様に)が、2語以上になるときは名詞の後ろにつけます。
品詞分解で、形容詞句・形容詞節は[ ]でくくります。
[ ]部分が、名詞”man”を修飾しています。
***余談***
形容詞句は[ ]でくくると言いましたが、「句」ってなんだよと思われる方もいるかもしれませんので説明します。
2語以上で特定の品詞の役割を持つのが「句」です。
形容詞句は「2語以上で形容詞の役割を持つ」わけですね。
※「節」というものもあります。
節はSVを含んでいるかたまりです。
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【注意;不定詞の形容詞的用法とは意味が違います】
不定詞にも形容詞的用法があり、形容詞句を作ることができました。
下の例は、名詞”something”を修飾しています
Would you like something [to drink]?
・(助)(S) (V) (O)
「何かお飲み物はいかがですか?」
しかしここで”to drink”は「飲むための〜」という意味です。
to不定詞は名詞〇〇にくっついて「〜するための〇〇」という意味になります。
「〜している〇〇」という意味になる現在分詞とは意味がまったく違います。
同じ「形容詞句」という役割でもそれぞれ意味が変わるので、不定詞の名詞的用法と動名詞の様に入れ替えはできません。
注意してくださいね。
今日は「現在分詞」について説明しました。
次回は「過去分詞」について説明します。
それではまた!