こんにちは!
毎日蒸しますね。。
英語で湿度が高くて蒸し蒸している状態を”humid”という形容詞で表せます。
It’s hot and humid today…
「今日は暑くて蒸し蒸ししますね…」
良かったら使ってみてください!
さて、前回は後ろに動名詞・もしくは不定詞だけしか置けない動詞を紹介しましたが、今日は動名詞と不定詞で意味が変わってしまう動詞を紹介します。
【動名詞と不定詞で意味が異なる動詞】
“stop”という動詞は、みなさんご存知の通り「止まる」や「止める」という意味の動詞です。
では、”stop”を使って「私は煙草をやめた」を表現したい時は、不定詞か動名詞、どちらを使うべきでしょうか。
答えは動名詞です。
「私は煙草をやめた」
/I stopped smoking.
(S) (V) (O)
しかしstopの後ろに不定詞が置けない訳ではありません。
前回不定詞・動名詞どちらかしか置けない動詞について説明しましたが、stopはそういった動詞とは違って、後ろに不定詞も置けます。
でも不定詞を置くと文章の意味が変わってしまいます。
以下は不定詞を置いた例です。
「私は煙草を吸うために立ち止まった」
/I stopped (to smoke).
(S) (V)
上の例を見れば分かるとおり、”stop to do”は「〜するために立ち止まる」という意味になってしまいます。
ではなぜ意味が変わってしまうのでしょうか?
【なぜ意味が変わってしまうのか?】
先ほどの”stop”の例をもう一度並べてみます。
品詞分解に注目してみてください。
[動名詞]
「私は煙草をやめた」
/I stopped smoking.
(S) (V) (O)
[不定詞]
「私は煙草を吸うために立ち止まった」
/I stopped (to smoke).
(S) (V)
動名詞の方では、”smoking”が目的語(O)ですが、不定詞では”to smoke”がカッコに入っています。
カッコに入っているのは、そう「副詞」ですね。
「〜するために」は不定詞の副詞的用法の目的用法の意味です。
後ろに不定詞を置いた時、”stop”は自動詞「立ち止まる」の意味になります。
自動詞というのは目的語を置くことができない動詞のことです。
一方、後ろに動名詞を置いたときは他動詞「〜を止める」という意味になります。
他動詞というのは目的語を置くことができる動詞のことです。
要するに、stopの後ろに不定詞を置くと、不定詞は副詞的用法として働くので、”stop to do”は「〜するために立ち止まる」という意味になるのです。
他にも、後ろに不定詞と動名詞を置いたときに意味が変わる動詞があります。
【その他の動名詞と不定詞で意味が異なる動詞】
動名詞と不定詞で意味が異なる動詞はいくつかあるのですが、「忘れる」の”forget”と「思い出す」の”remember”を紹介します。
この二つの動詞は、後ろが不定詞でも動名詞でも、他動詞として働きます。
なので品詞分解は一緒です。
不定詞は名詞的用法になっています。
[動名詞]
「書類を提出したことを忘れた」
/I forgot submitting the document.
(S)(V) (O)
[不定詞]
「忘れてしまい書類を提出しなかった」
/I forgot to submit the document.
(S)(V) (O)
前回説明した通り、動名詞には過去っぽいニュアンスがあり、不定詞には未来っぽいニュアンスがあります。
そのニュアンスが影響し、動詞の意味が微妙に変わるのです。
動名詞”forget doing”は「(過去に)〜したことを忘れた」
不定詞”forget to do”は「忘れてしまい〜しない」となります。
“remember”でも同様のことが起こります。
動名詞”remember doing”は「(過去に)〜したことを覚えている」
不定詞”remember to do”は「忘れずに(これから)〜する」となります。
こちらも同様に動名詞は過去っぽく、不定詞は未来っぽい意味ですね。
[動名詞]
「メールを送ったことを覚えている」
/I remember sending an e-mail.
(S) (V) (O)
[不定詞]
「忘れずにメールを送ります」
//I’ll remember to send an e-mail.
(S,助) (V) (O)
これ以外にも後ろに置くのが不定詞か動名詞かで意味の変わる動詞はいくつかあるので、気になる人は調べてみてください!
今回は以上です。
早く暑い夏が終わるといいですね〜
それではまた!