日別アーカイブ: 2020年9月2日

英語を話す時に止まらない方法

英語はスピードが命!

でも、このスピード、早口で話せということじゃありません。

 

言語を話す時は、頭の中で複雑な動きがあるそうです。

 

何か漠然としたものが思い浮かぶ

それを一瞬のうちに言語にして

口から発声する。

 

または、相手の発声を聞く

それを言語として捉え

意味に変換する

理解する。

 

これら一連の動きは、母国語の場合はほとんど無意識でやっています。

僕が

「英語はスピードが命」

と常々いうのは、この頭の中の複雑な動きの「スピード」のことです。

 

外国語でもこのスピードがつけば、思ったことをスラスラといえますし

相手のいうことも、相手のスピードで理解ができるのです。

 

これがスムーズに行かないと

「え〜、あ〜、うーんと、あれなんだっけ?」

「え?なんて言ったの?速すぎて意味全くわからない・・・」

となってしまい、いくら点数が良くても

現場では全く英語でコミュニケーションが取れない!

 

となってしまいます。

 

ところで、こんなこと聞いたことありませんか?

または、自分も経験した、なんてことは?

 

「酔ってるとしゃべれる」

 

これ、実際に多少酔った方が言語力テストで高得点が取れた

なんて実験もあるんですよ(泥酔は一番ダメ)。

 

どうしてこんなことが起こるのか?

 

ここからはあくまで私の意見なのですが・・・

 

上にあげた、言語を話すときの脳内の複雑なプロセス

 

そこに、多くの方にとって

「日本語で考える」

という項目が、紛れ込んでしまってると思うのです。

 

これは頭のCPUを一気に使うので死ぬほど疲れます。

ずっと同時通訳をやっているようなものです。

 

えーっと、左遷ってなんていうんだ?

まった、ここは疑問詞だから、そのあとは疑問文・・・あ、待てよ?疑問詞主語か?

あ、やべ、過去形にしちゃった、あれ、もしや大過去?大過去って、なんだっけ

これはaだっけ、theだっけ?

さっきからYesしか言ってない気がする・・・OKもいってみるか

わからん、全くわからん、早くこの人帰ってくれないかな

可愛いな、彼氏いるんだろうか、どっちにせよ、俺には興味ないか、太ったしな、悪玉コレステロール値も上がっていた、肝臓も弱ってる

ラインやってるかな、ラインやってますかってなんていうんだ、いや、エルの発音できないかも、フェイスブック、うんこれだこれなら言える

 

などなど、頭の中に日本語が浮かんでいる人がとっても多いと思うのですが

酔って、テキトーになってくるとこんな面倒臭いことは考えず

ノリでYeah!! とかOK OK! とかなんとか、しゃべっています。

 

ポイントは

「日本語が頭の中にない」

ということです。

 

これが本当に大切なことなのです。

 

しばしば中上級者にも起こる、日本語が頭の中にあるからしゃべれない

 

英検1級とか、ちょっと難しい勉強をしていると

ついつい、会話中うろ覚えの難易度高い単語がフワッと浮かんできて

おお、あれ今朝やったな、なんだったっけ?うおーもうちょっとで思い出せるのに

と、日本語で考えてしまうのです。

 

そうすると、英語が止まってしまいます。

 

英会話の時に止まらないことは、本当に大事です。

発音悪くても、中学レベルの単語でも、

止まらないだけで、どれだけ英語が流暢に聞こえることか。

お互いのストレスも軽減されます。

 

そのためには是非覚えておいて欲しいのが

「頭の中から、日本語を追い出す」

 

もちろん、こんな声が聞こえてきそうです

「それができたら苦労しないよ!」

 

でも、日々の音読練習をしていれば、それができるように必ずなります。

ですから、日々の練習は続けるとして

 

英語を話す時は

「日本語を頭の中から追い出す!」

これに注意してみてください。

 

思ったより、自分しゃべれる!

ということに、気がつくと思います。

 

本日はLeonがお送りしました。