こんにちは、岩田です。
今日はTOEIC L&R対策の勉強本についての話を。
私が今やっているのが、『八島式 TOEIC L&R テストの英語が聞こえるようになる本(旺文社)』。
https://www.amazon.co.jp/dp/4010948930/
著者は八島晶さん。八島さんの本は、『TOEIC L&R TEST サラリーマン特急 新形式リーディング』&『TOEIC L&R TEST サラリーマン特急 新形式リスニング』をはじめ、とにかく解説が秀逸で、傾向と対策がきちんと練られています。
本書については、レオン先生と私がfacebook上で交替で投稿しているコラムでも紹介しましたが(「英語を楽しく学ぶコラム Day 183」)、リスニングのスコアアップを目指す人にぜひやってもらいたいので、こちらでも取り上げます。
本書は、「英語の正しい音を身につける」「英語を語順のまま理解する」力をトレーニングしていくことを目的としています。
「英語の正しい音を身につける」勉強は、TOEICのPart 1と2の問題を、「英語を語順のまま理解する」勉強はPart 3と4の問題を使って、練習を行っていきます。
そもそも、どうしてリスニングで聞き取れないかというと、「自分の頭の中にある音」と「英語の正しい音=ナレーターが発する音」との間にギャップがあるからと本書。
例えば「tool 道具」という単語は、自分の頭の中にある音は「ツール」ですが、ナレーターの音だと「トゥーゥ」となる。「an apron」、「アン エプロン」も実際は「アネイプロン」となるなど。
本書ではこういったギャップをディクテーション作業によって埋めていきます。
「英語の正しい音を身につける」ことによって、Part 1と2のような短文はかなり対応できるようになります。ただし、Part 3と4は語数も多くなるので、この能力だけだと限界があります。
そこで、次に練習するのが、「英語を語順のまま理解する」力です。
「英語を語順のまま理解する」手順とコツを教わりながら音読によってトレーニングしていきます。
「大事なことを最初にズバッと言い切り、その後で相手が必要とする情報をペタペタと貼り付けて追加する」のが英文の特徴で、下記の( )にあたる自分の中で問いかけしていく作業を問題を解きながら身につけていきます。
I’d like to reserve some tickets for the concert on June 19.
「I’d like to reserve 予約をしたい」→(何を予約するかと言うと)→「some tickets チケットを」→(何のチケットかと言うと)→「for the concert コンサートの」→(いつのコンサートかと言うと)→「on June 19 6月19日の」
これを仕上げて繰り返し復習すれば、必ずリスニングスコアをアップすることができます。
本当にオススメする一冊です。